2011年11月19日土曜日

冷温停止って何ですか?:コピペ

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/26972
2011年11月19日フライデー


初公開!福島第一「原子炉の底」衝撃の現状
2号機で「臨界騒動」が起きる一方、
メルトダウンの危機を抱えた4号機は
手つかずのまま





圧力容器を支える「ペデスタル」の内部写真。天井上部に見えるビンの蓋のようなものがスタブチューブフランジ。下に長く伸びる管がドレンパイプで、それぞれ制御棒を押し上げる役目、圧力容器内の水を抜く役目を担う





天井からぶら下がった無数のパイプ。物言わぬ鉄の管は、地下深い鍾乳洞を連想させる不気味さだ(上写真)。次ページの写真には、ちぎれたシートが散乱し、廃墟のような状態が写し出されている。これらの写真は、いずれも東京電力福島第一原子力発電所・4号機の内部で10月に撮影されたスクープ写真だ。
(右)ペデスタルの内部に入るための出入り口は高さ1m強、長さ1mほどのトンネルだ。身体を屈めて進む (左)格納容器の内部に入るための出入り口(パーソナルエアロック)。水素爆発時、4号機は定期点検中であり、二重扉が両方とも開いたままだった
 本誌(11月4日号)は10月、天井が吹き飛び、核燃料体が入った燃料プールなどが手つかずのまま放置された4号機の建屋内写真を掲載した。今回公開するのは、4号機の原子炉格納容器内で、「圧力容器」を支えているコンクリート製の構造物「ペデスタル」内の惨状だ(3ページの図参照)。撮影者が証言する。
「4号機内の瓦礫撤去が進み、ようやく10月になってペデスタルの中に入ることができました。ペデスタルの入り口は高さ1mほどで、屈まないと入れません。中は真っ暗で、ヘッドライトだけが頼りです。広さは直径7mほどの円形の空間で、シーンと静まり返った場所です」
 無数のパイプを撮影した場所は、原子炉圧力容器の真下、いわば〝原子炉の底〟にあたる。天井からぶら下がるパイプ類は何なのか。元東芝・原子炉格納容器設計者である後藤政志氏が説明する。
「写真の上部に見えるもの(ビール瓶の蓋のようなもの)はスタブチューブフランジで、圧力容器内の制御棒駆動機構につながっています。このスタブチューブフランジに、配管やホースをつないで水圧をかけると、上にある制御棒が上昇し、燃料体に挿入され、原子炉の出力を抑制する仕組みになっています。一方、(写真で)下に長く伸びているたくさんの管は、ドレンパイプと呼ばれ、圧力容器の中の水を抜くためのパイプです」
ペデスタル内の放射線量は、撮影当時は毎時1ミリシーベルトだったという。年間の被曝限度量を、1時間で超えるほどの高線量である。
 これらのパイプ群を含む原子炉圧力容器の下部は、1~3号機も4号機とほぼ同じ構造である。メルトダウンを起こした1~3号機とも、核燃料が圧力容器を溶かして、これらのパイプを伝って下へ滴り落ちたと考えられる。パイプの下には、作業用の薄い踏み板(サービスプラットフォーム)が張られているが、燃料はここも通過して、2mほど下のペデスタルの底へ到達したと推測される。

予期せぬ〝臨界騒動〟

 11月2日、東電は突如、そんな惨状が推測される1~3号機のうち2号機で、「再臨界」が起こっている可能性があると発表した。2号機内で放射性キセノンが検出されたのである。キセノンは半減期が短いため、ここ最近のうちに核分裂が起きて放出されたとしか考えられず、再臨界が起きた可能性があるとしたのだ。
 そもそも臨界とは何か。東京工業大学原子炉工学研究所・鈴木達也准教授はこう説明する。
「原子力発電は『臨界』を起こすことで発電をします。放射性物質であるウラン235に中性子をぶつけることで、ウランの核分裂を起こし、このとき発生する熱エネルギーを利用して発電するのです。核分裂を起こすと、キセノンやセシウム、ストロンチウムなどの核分裂生成物と中性子を放出します。この中性子がまたウランに衝突して核分裂を繰り返す。このように核分裂が連鎖的かつ持続的に起きることを臨界と言います。原発が通常運転している際には、制御棒や炉内の水の状態をコントロールすることで、バランスを保っているのです」



臨界をコントロールする制御棒の作動もできず、かつ、格納容器に穴が開いた状態と言われる2号機で、放射性物質を発生させる臨界が再び起きたとなれば大問題である。しかも、東電の武藤栄副社長は今年3月末に、「再臨界が起きる可能性はまったく考えていない」と断言さえしていたのだ。
 しかし、東電は翌3日、「臨界ではなく自発核分裂だった」と前言を翻した。検出されたキセノンは、原子核自体が自然に核分裂をする「自発核分裂」という現象で発生したもので、心配する必要はないと説明したのだ。
 東電はその根拠として、核分裂の連鎖を抑えるホウ酸水を注入しても、変わらない量のキセノンが検出されたことなどを挙げた。鈴木氏も東電の説明は妥当だとし、こう続ける。
「ホウ酸水のように中性子を吸収するものを入れると、中性子の量が変動するはずです。変動しないということは、連鎖反応を起こしていない、つまり臨界ではない可能性が高い。自発核分裂は、外部からの影響にかかわらず、一定量起こるものだからです」
 しかし、一連の東電の対応には呆れるばかりだ。前出・後藤氏が批判する。
「今回の再臨界の疑いが出たきっかけは、10月末に格納容器内の放射性物質を測定し除去するシステムが運転を開始して、キセノンが検出されたからです。そうであるなら、なぜ3月の時点で東電は臨界の可能性を全面否定できたのか。いい加減に答えていたとしか思えません」
 放置されたままの4号機の燃料プールには、いまだ1331体の燃料体が保管され、余震などによるメルトダウンの危機に晒されている。また、1~3号機の炉内には溶融した燃料体があり、今後、再臨界を起こす可能性がゼロとは言い切れない状態にある。
〝収束〟に向けて、まだまだ予断は許されないのだ。






また、ばら撒きですか。。

APEC参加の土壇場までだんまりを決め込んで逃げていた野田氏であったが、11日の国会質疑において佐藤ゆかり氏のITP条項に関する質問に全く答えられないという失態を見せた。

条約は国内法の上位にあることを首相や経産相たるものが認識していなかったことが露呈した(経産相はいやしくも弁護士であるから、認識していなかったはずはなく、国民に対して都合の悪いことは詳らかにしなかったということだろうか)。

あわてて、ハワイに土産物持参でかけつけたが、ときすでに遅く条約の大枠の合意に至る会議にオブザーバーとして参加することさえ許されず終わりながら、「参加表明ができた」とへらへら笑いで集合写真のおさまる日本の総理、何たる醜態、何たる外交力のなさだろう。

野田氏はその後、ASEANプラス6の会議にでかけ、途上国に2兆円のインフラ整備を約束し、殿様気分でご満悦の様子であったが、結局日本は途上国にニコニコ顔で金をばらまくだけの気のよいカモでしかない。北朝鮮ではないけれども、外交手腕さえあれば、闇雲にあちこちに気前よく金なぞばらまかなくても、周辺国が一目置く存在になることはできるはずである。

金がない、増税だ、増税だと騒ぎ立てる一方で、3.11以降、原発災害を過少に見せかけることに汲々とし、被災者を故郷にとどまらせ、補償額を最小限に抑えておきながら、やれODAだのなんだのと途上国には大盤振る舞いを約束する。このインフラ整備もつまるところは、大手ゼネコンとそれに繋がる霞が関や政治家、途上国をほくそませるだけで、国民は、老いて衰えても容赦なく、死ぬまで働くことを余儀なくされ、税金という高い代償を支払わされるだけである。一体全体なんというひどい国になったのだろうか?

アメリカの超党派議員は日本とのTPP交渉判断を慎重にとオバマ政権に要請しているという。評論家の中では、TPPにいれてもらえなければ、日本の経済はお終いであるかのような論調の者もいるが、日本の経済が凋落の一途をたどっていることは、TPPに入ろうが、入るまいが関係ない紛れもない事実である。

そんな日本が今やらなければならないことは、是が非でもTPPに入れてもらって、世界に誇る日本の医療制度や食物の安全基準をアメリカン・スタンダードに押し曲げることなどではない。外圧などに依存せず、農家への戸別所得補償制度のような悪しき農業政策を自主的に撤廃し、ASIAN諸国やインド、ブラジルとしっかり手を組み貿易の自由化を促進する一方で、中国とアメリカを上手く相手取って、国益のために立ち振る舞うことである。

国家である以上、国家を代表するものが国益のために、国民のために立ち働くのは当然である。

税金のばら撒きとアメリカへの追従しかできないのであれば、霞が関官僚も政治家も(緊急事態に備えて待機が必要な者以外は)直ちに公務員・議員宿舎を返上し、とりわけ幹部は給料・手当・退職金の大幅な削減に甘んじて頂きたいものである。

むろん、国益を守るための必要最小限度の法律のルール(条約が国内法よりも上位にあること)すらご存じないような総理には、早々に外交交渉の場から、お引き取り願いたい。

以下、ロイターの記事及び佐藤ゆかり氏の国会質疑の一部を転載する。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-24069420111109

「日本とのTPP交渉判断慎重に」、米超党派議員がオバマ政権に要請

2011年 11月 9日 14:28 JST
 
 [ホノルル 8日 ロイター] 米下院歳入委員会と上院財政委員会の幹部を務める超党派議員4人は8日、オバマ政権に対し、日本が今週環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に参加する意向を表明した場合、議会との事前協議なく早急に決断することがないよう要請した。
 議員グループが米通商代表部(USTR)のロン・カーク代表に宛てて書簡を送った。
 それによると、議員らは「日本が交渉に参加すればTPP交渉に新たな次元と複雑性が加わることになる。このため(米政府に対し)いかなる決断も下す前に連邦議会その他の関係者に相談するよう強く求める」と要請した。
 その理由として、同書簡は「日本は長い間、国内市場を意味のある競争から保護してきた」と指摘し、米国は日本政府が本気で市場を開放し、米自由貿易協定(FTA)が求める高い水準を満たす用意があるのかを十分確認する必要があるとしている。
 ハワイ州ホノルルには、今週末に開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を控え、各国の高官が集結しつつある。12日には、このうちTPP交渉に参加する米国、オーストラリア、ニュージーランド、チリ、ペルー、シンガポール、マレーシア、ベトナム、ブルネイの9カ国の首脳による個別の会合も予定されている。

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65774846.html
http://youtu.be/XJtWmYBNKck

2011年11月11日国会 佐藤ゆかり議員TPP質疑


議長「佐藤さん」
佐藤「まあこのISD条項とかですね、このTPPの条約というのはやはり悩ましいのはですね。先ほど小宮山厚労大臣からは、この患者さんの外科手術の特許についてお答えいただきました。今国内法でそういう特許は許されていないと。そしてまた鹿野農水大臣からはですね。まあ今こういう国内で外国企業を差別化するような法律はないと、いう事を伺ったわけでありまして。
仮に今後ですね、日本が国内法において、『これは水の安全保障に関わる事案であるから、国内法を設置して外国企業と国内企業によって水資源の近隣の土地の買収は何らかの差別化をするんだ』と、そういう事案を設けたとしてもですね。これは条約ですから、国内法が曲げられるんですよ。そのことをですね、野田総理いかがお考えですか? 総理、お伺いします」
議長「野田内閣総理大臣」
野田「あのーまさにこれ通商の交渉だけではなくて、あの社会的な影響が色々出る分野があるということをよく理解をしながら、踏まえながら対応していきたいと思います」
議長「佐藤さん」
佐藤「国内法が条約によって曲げられるという認識について、TPPの絡みでどう思いますか?」
議長「野田内閣総理大臣」
野田「基本的には我が国の守ってきたその法律で、対応できるように交渉をしていきたいというふうに思います」
議長「速記をとめる、速記をとめる」
※速記止まる。
字幕「ただいま速記を中止しておりますので音声は放送しておりません」
※音声復活(16:59)
議長「はい、それじゃあ答えてくれますか?」
※喧騒
議長「はい。野田内閣総理大臣」
野田「国内法よりも条約のほうが上位にあって、それに対応しなければいけないという、その現実の中でどう対応するかということを考えるということでございます」
※「何をいってるんだー!」「おいおいおいおい」
議長「佐藤ゆかりさん」
※「どうやって対応できるんだよー!」「何いってるんだよ本当に」「とんでもないことをいったよ今」※個人的に出川哲朗さんの声に似ていてちょっと吹いた。
※なんか話し合い
議長「はい、それじゃあ。速記は止まってるんですよ」
※速記止まる。
字幕「ただいま速記を中止しておりますので音声は放送しておりません」
議長「内閣総理大臣野田佳彦くん」
野田「これですね。投資協定、えー、裁判管轄の問題を国際仲裁に判断に委ねる、そういうような場合ですね。うん。仲裁人が入ってきて、仲裁人によって決めていくということなんで。というプロセスがあるということで、よん、えー……」
※「これほんとに、委員長申し訳ないですけど、」「おい総理ーなにをしてんだよー」
※速記止まる。
字幕「ただいま速記を中止しておりますので音声は放送しておりません」
議長「それでは内閣総理大臣野田佳彦くんに答弁を求めます」
野田「あの、ISDSの話で、あの、話だったもの、もんですから、ちょっと私あまり寡聞にしてそこ詳しく知らなかったんで、充分な答えじゃなかったんですが。あのその中で、あの、まさに条約と国内法との上下関係だったらそりゃ条約です。だから、だからこそ、この我が国が守ってきたもので、いいものだというものを条約を結ぶために、それを殺してく、壊してく事はしないというのが基本的な考え方でございます」
議長「佐藤ゆかりさん」
佐藤「あのーすでにですねー日本は仮に総理がAPECで参加表明をしてもですね、米国で先ほど言いましたように90日議会で承認手続き掛かるんですよ。要するにTPPの中身の、条約の中身の交渉は、我が国日本としては手遅れなんですね。もう、決まった段階で二者択一で、日本政府これを丸のみするんですかしないんですか、どっちにしてください、どちらかにしてくださいよと、それを半年後以降に言われるしかないんですよ。
ですから、日本の国内法というのは条約が上位にあるわけですから。TPPで決められたものを丸呑みすれば、国内法は曲げなければいけない、変えなければいけない。TPPを選ばなければ国内法はそのまま我が国が管理をすると。そういうシナリオになるんですね。その条約のことをお答えいただかなかった。総理、これあの、ごく当たり前の質問でしてね、憲法に書かれてることですから、私はお伺いしたまでで、ちょっとすぐにお答えいただかなかったのは非常に、これは、ある意味驚愕して、まあここで決めるってことはですね、こういうことも分からないで、お決めになるということはあまりに国民軽視ではないだろうかな、非常に大きな問題を感じたわけであります。」
※「断念しろよ!」「ハッキリ言えよ!」
佐藤「さてあの、それでですね、この水ビジネスの件は今、我が国日本でも関わってますから、少し掘り下げてお伺いしたいと思いますが。え、この、いわゆるISD条項の賠償リスクについてですね。ISDというのはInvestor-State Dispute(=投資家対国家間の紛争)。えーステイト、国に対する訴訟なんですね。まあというふうに理解をされてるわけでありますが。ステイトの定義についてもう1度確認をしたいと思います。あの連邦政府、アメリカやカナダによってはですね。連邦政府があって、ブリティッシュコロンビアのように州政府がある、訳でありますから。ステイトに日本の地方自治体が入らない、当然入らないとは思いますが、確認をさせてください」
議長「はい、それは、あ、山口外務副大臣」
山口「ステイトは締約『国』を指すと解釈してます」
議長「佐藤さん」
佐藤「えーその確認ができましたので。それでですね、そうすると、この水ビジネスの例にもありますように。これからですね。地方自治体が我が国日本では、まあ復興予算もつけます、企業立地もこれからやってかなければいけない。円高で空洞化対策もやってかなければいけない。いろいろ地方自治体が受けた予算や税制を駆使してですね。企業誘致をしていかなければいけないんですね。
で、その時に様々な安全性の角度から規制強化をするような自治体もあればですね。あるいはこの企業誘致で様々な行政で、この企業、外国企業も引っ張ってくる事例というのも出てくる訳でありますが。その中で特に空洞化対策で言えばですね、やはりこの、政府発注、公共事業の発注などにおいてもですね。地元の業者を優先的に発注するような事例っていうのはどうしても出てくると思うんですね。
で、そうした中でこのISD条項というのが関わってきますと。当然ながら外国企業はですね、この地元優先の事業、政府調達、不公平じゃないか、我々の利益が損なわれたといって、まず、これは日本の国が訴えられますよ。そして、こういうですね、様々な地方自治体のやる、様々な地方行政措置についてですね、国が1つ1つそれをモニターしてリスク管理することはできないんです。でも実行するのは地方自治体ですよ。でも、訴訟を受けるリスク、管理をするのは国なんです。これをどうマネージをしていくとお考えですか? 総務大臣お答えいただきたいと思います」
議長「総務大臣川端達夫君」
川端「えー、現在も先生よくご案内だと思いますけども。えー、アメリカは入っております、え、FT、え、アメリカとはやっておりませんが、諸外国と15の投資協定9つのEPAを締結しております。この中で、の、ものに関してはISDSの手続きを組み込むということで協定を結んでおります。そういう意味におきまして、えー……総務省の立場だけで申し上げますと、そういう事で、えー要するに、外国との差別をしてはいけないということが全部含まれておりますので、そのルールに基づいた部分で、えー……、シッカリとそれが……、遵守されるということを関係省庁と連携をしながら、徹底をしているところであります。その延長線上にあるということであります」
議長「佐藤ゆかりさん」
佐藤「まあ特にですね。この、国内政策において、先程からですね、社会保険の分野でもそうですし、水ビジネスの分野でもそうです。そして、政府調達の分野でもそうですが。
やはりこの地方自治体の努力とですね、国の訴訟リスク、これをどう管理していくか、これは到底できない話でありましてね。そういう中でISD条項のほうが日本の国内法より優越してくるわけでありますから。非常にこれはある意味危険な時期尚早な判断というのは、野田総理、ぜひ避けていただかなければいけないなあ、というふうに思うわけであります。
先ほど衆議院の予算委員会のご答弁でですね。枝野経産大臣もおっしゃっておられましたが。まあ国内法でですね。こういったものをしっかりと守るんだから、例えば先程のご答弁では、遺伝子組み換え食品についてですね、あるいはBSEの食肉の問題について、輸入を強要されればですね、国内安全基準できっちりと守るから大丈夫なんだと、そういう枝野大臣ご答弁されておられましたね(笑)。先程午前中。無理なんですよ、国内法がこのISD条項にえー、の劣位にあるわけですね。ですからそんなことは、とっても無理なことであって。ご答弁、午前中のご答弁は余りに無理であると。えー問題であるということを申し上げておきたいと思います。
まあ要するにこのISD条項というのは、治外法権で」
議長「いやあ、しかしねぇ。あの…」
※「発言中に手を上げるのはけしからんよ」
議長「いや、いやいや。名前を言ってるから手を上げてるんで。そういう答弁……」
※速記止まる。
字幕「ただいま速記を中止しておりますので音声は放送しておりません」
佐藤「まあ要するにですね、国内法は曲げられる、治外法権を含むですねISD条項を含む、TPP条約、TPP協定だということを、あの、明言をしておきたいと思います。
さて時間もないので次に移りたいと思いますが。えーこうしたですね、デメリット……社会保障の問題、あるいは、農業の問題、いろいろ上がりました。水ビジネスの問題ありました。で、そのデメリットに対してメリットをできるだけ大きくして、そしてトータルで日本経済として前に進んでいくにはどうしたらいいかと。そういう議論が大事なわけであります。
そこで先ほど冒頭の話に戻りますが。総理にお答えいただきましたし。また衆議院の予算委員会で総理は繰り返しおっしゃっておられました、このTPPがFTAAPに向けてのベストのシナリオなんだと。そしてこれで約10年間で2.7兆円実質GDPを押し上げると。まあ0.54%実質GDPを押し上げるという数値が内閣府のGTAPモデル(ジータップモデル)の試算結果で出ているわけでありまして。これが総理のまあ考えの拠り所になっていると、いうふうに、認識をしてるわけであります。
そこでですね。このパネルをご覧頂きたいと思いますが……。
まあこの同じ内閣府のですね、GTAPモデルなんですが。残念なことに内閣府の中で独自にこのGTAPモデルを回せる人がいないと、いうことで外部のですね。川崎研一さんという方が唯一、政府の委託でやっていると。まあそういう政府の委託で外部の人が試算したものに則って、総理がこれから数時間後にTPP参加表明をするかどうかと。いうことをやるというそういう次元の話を私たちはしているわけでございます。
まああの、いろいろですね。このパネルをご覧頂きますと。いろいろな包括的自由貿易協定ってのは種類があります。FTAAPに向けてですね、TPPが右のコラム、赤ですね。そして日中韓のもありますし。ASEAN3、ASEAN+6。
まあ要するに結論から言いますとね。このASEAN+6の青の、青の部分とTPPの赤。下のグラフで御覧ください。えー日本、シンガポール、オーストラリア、米国、全て経済押し上げ効果が高いのは青いほう、ASEAN+6であって、TPPじゃないんですよ。」
※会場「おおーーーー」
佐藤「それで、一番右の米国だけ、アジアに入ってないわけですから、どうしてもTPPが欲しいわけですね。ですから、アジアはもうすでに、日本もですね、全てEPAを組んでいますから、そのベースでどんどんASEAN+6に向けて広げていけば、TPP以上の経済効果が得られるんですよ。これが内閣府の使っているGTAPモデルの結果でもあるんです」
※「誰のための条約なんだいったい!」

2011年11月16日水曜日

メディアはなぜそんなに隠そうとするのですか?

福島の脱原発1万人集会で、1万5000人が集まり、九電本社までデモ行進をしたことを、金子勝氏のツィッターで初めて知った。ニューヨークのデモに対する強制退去で混乱が続くことばかりが大きく報じられ、TPPで農業関係者が座り込みをしていたこと(これは国会答弁の中で反対派がその事実について言及していた)も、テレビは何も全国放送で伝えない。

どうやら日本のメディアは、国民があちこちで怒りの声を上げていることをひた隠しにしたいらしい。

セシウム汚染が北海道はあろか、中国、四国地方にまで広がっていることが、原発災害から8ヶ月もして専門家によって発表された。このニュースは一応報道されはした。世界一を誇る電算機開発のために多額の税金を投入しながら、国民の命と安全を守るための情報をタイムリーに提供するためのシミュレーションもまともにできないのか。

これら北海道をはじめとする地域は自治体が野山を分けいって、しっかり計測したりといったことをしていないから、わからないだけで、まともに計測したら、とんだところにマイクロスポットがというような可能性も否定できないのではないか。

山の中だから関係ないなどと安心してはいられない。人の住まない野山に飛散しているうちはいいが、木々の上に雪がつもり、やがて雪解け水に混じったセシウムが人里に向かって流れてくることは必至である。

玄海や島根では、原発の安全対策に大わらわだが、例えば高台にガスの発電機を作って津波の際の電源確保ができたからといって、そんなことで安全対策ができたなどと公言できるのだろうか。

ガスの配管や原子炉内の冷却装置に関連する配管が地震で壊れてしまえばおしまいであるし、それに先日のような人為ミスの可能性は決して0になることはないのである。原発の場合、大きな失敗から何かを学ぶなどと悠長なことは言っていられない。そのことは福島のセシウム汚染の広がりひとつをみても明らかである。

フクシマはまだ太平洋側であるために、土壌のひどい汚染はまだまぬがれたが(その代わりに海が汚染してしまった)、日本海側の玄海や島根や福井で事故が起こり、偏西風が吹けばどうなるか、考えるのもおぞましい。

以下金子氏のツィッターとセシウム拡散状況に関する記事を転載する。


金子勝慶大教授のツィッターより


福岡で脱原発1万人集会で、玄海原発再稼働反対などを掲げて1万5千人が集まり、九電本社までデモ行進しました。この壊れかけた国で、だんだん、みんな声を上げ始めています。力強いですね。
22時間前 webから



「3.8マイクロ/時の校庭での活動は1時間以内」とした4月通達はこれ。 この東京地裁判決、文科省が8月に校庭で年1ミリ、1マイクロ/時に戻した事も無視。こういう非常識判決の時こそ検察審査会じゃない?

22時間前 webから



15日の米国科学アカデミー紀要電子版に発表される日米欧研究チームのシミュレーションによれば、放射性セシウムは西日本や北海道にも拡散。文部科学省のそれよりずっと広く飛散してます。しかも、東電は除染費用を一切負わないつもり…。すごい国です。 

11月14日 webから


http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111114-OYT1T01175.htm

中国・四国でもセシウム沈着…名古屋大推計

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 東京電力福島第一原子力発電所事故で放出されたとみられる放射性セシウムは、北海道や中国、四国地方などにも広がっている可能性が高いことが、名古屋大などの推計でわかった。
 米科学アカデミー紀要電子版に近く発表する。
 安成哲三教授らは、3月20日~4月19日の都道府県各1か所のセシウム実測値をもとに、日本全域の土壌に1か月間で沈着した量をコンピューターで推計。深さ5センチの土壌での濃度に換算して地図を作った。
 推計では、北海道の東部や中国、四国地方の山間部などで、放射性セシウム137が1キロ・グラム当たり500ベクレル以下の低濃度で沈着したとみられる地域があった。
 これらの地域の濃度は、米の作付け制限(同5000ベクレル超)を下回ることなどから、研究チームは、直ちに除染が必要なレベルではないとしている。
(2011年11月15日07時42分  読売新聞)

2011年11月15日火曜日

「あくまで国益の視点に立って」ってどこの国益?

TPPは9カ国とは名ばかりで、主導権はアメリカにあることは自明である。アメリカ国内の不況を少しでも打開するために、強引な外交手腕を駆使してでも、アメリカに有利な条件でTPPを是が非でもまとめ上げたいという姿勢を見せ、国民に強くアピールし、再選に持ち込みたいオバマの姿勢が見え見えであった。国益のためならば、強引であろうが何であろうが、譲ってはならない一線は守りぬくそんな決意のほどがみなぎっている。

それに対して我がドジョウ氏はどうだろうか、相変わらず国先三寸で、「あくまで国益の視点に立ってーーー」と繰り返し仰っているが、一体それはどこの国の国益を守るつもりなのか。飛んで火にいる夏の虫といったが、実際は、交渉の大枠を決める協議の蚊帳の外におかれながら、日本は参加表明の決意をしたんだなと強引に念押しされる始末である。

そのドジョウ氏は、また海外で消費税増税の来年度通常国会での成立についての表明をしたという。どうしてこの人はいつも海外にでなければ、自分の意見表明ができないのだろうか。

歳費節減、国会議員の定員削減の議論はTPP問題で完全に吹っ飛び、サッカーがどうだの、読売のお家騒動がどうなのと、この国のメディアは自分たちの生活のことよりも、スポーツが重要らしい。報酬に見合った仕事もせずに高給をとっている大型メディアやスポンサーの大企業の社員にとっては、税金が上がろうが、国民年金がどうなろうが、大した問題ではなく、スポーツのほうがはるかに重要なのかもしれないがーー。

会計検査院が首相に2010年の決算検査報告書を提出し、総額4283億円余の税金の無駄遣いなど不適切な会計処理があったと指摘している。しかし、こんなものは氷山の一角であろう。

いやしくも、民主党議員であるならば、増税表明をする前に、特別会計、独立法人の余剰金の切り崩し、公務員の宿舎の廃止、国会議員の定員大幅削減に徹底的に着手すると宣言すべきなのではないのか。

以下、西日本新聞のウエブサイトを転載する。大型メディアにもこうしたニュースをもっとしっかり取り上げ、追究すべきではないのか。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/273230

消費増税、来年通常国会で成立を 法案で首相表明

2011年11月14日 14:21 カテゴリー:政治
 【ホノルル共同】野田佳彦首相は13日夜(日本時間14日午後)、米ハワイのホノルルで内外記者会見を行い、来年の通常国会に提出する消費税増税の関連法案について「提出する以上は成立に全力を尽くす」と述べ、同国会での成立を期す考えを表明した。
 首相は「(社会保障の財源手当は)どの内閣でも避けて通れない課題だ」と述べ、与野党に法案成立への協力を求めた。
 環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に関し「十分な国民的議論を経て、あくまで国益に沿って結論を得る」と強調。「アジア太平洋の活力をわが国の再生に取り込んでいく経済再生外交を推進する」と明言した。

会計検査院報告 増税の前に無駄の一掃を

2011年11月11日 11:19 カテゴリー:コラム > 社説
 やっぱり増税の前にやるべきことがある。納税者の大多数があらためて、そう確信したのではないか。
 税金の使途に目を光らせる会計検査院が、2010年度の決算検査報告を野田佳彦首相に提出した。総額で4283億円余が税金の無駄遣いなど不適切な会計処理だと指摘された。前年度に次いで過去2番目に多い金額だという。
 まず確認しておきたいのは、これが政権交代後の民主党政権下で起きていたことである。「税金の無駄遣いを徹底的になくし、国民生活の立て直しに使う」と政権公約(マニフェスト)で約束したはずなのに、現実はそうならなかった。
 行政の無駄を省けばマニフェストの財源は捻出できる-。そんな政権交代前のもくろみは事実上、破綻した。自民党長期政権の弊害だという言い逃れも、もはや通用しないと心得るべきだ。
 しかも野田政権は、東日本大震災の復興を賄う主要な財源として所得税などの臨時増税を選択した。社会保障と税の一体改革で段階的に消費税率を上げる増税も政治日程に乗せようとしている。
 政府が率先して身を削るのは当然である。そもそも増税しようとしまいと、税金の無駄遣いはあってはならない。
 ましてや増税路線を敷くのであれば、無駄の根絶と歳出削減の努力は政権の命運を懸けるつもりで取り組むべきだ。そうでなければ、納税者の理解と協力を取り付けるのは難しいと指摘したい。
 積み立てても活用されない資金、不透明な契約に基づく不明朗な支出、世間の常識とは懸け離れたどんぶり勘定など、不適切な会計処理は相も変わらず枚挙にいとまがない。
 とりわけ看過できないのは、無駄遣いの温床として「第二の財布」とも呼ばれる特別会計や独立行政法人に巨額の「余剰金」が眠っていることだ。
 例えば、原子力発電所の新規立地に備えて地方自治体へ支払う交付金を積み立てた経済産業省の周辺地域整備基金は、約657億円が不要と指摘された。
 老朽化した公務員宿舎や庁舎を処分して新たに施設を整備する財務省の特定国有財産整備勘定は、借入金を返済しても約618億円もの余分な不動産を抱え込んでいる実態が分かった。
 一般会計は借金の国債発行に依存してやりくりしているのに、別の会計には余分なお金や資産があるとは、どう考えても納得できない。
 同様の不適切な会計処理は、毎年のように指摘されながら、なぜ繰り返されるのか。会計検査院のメスが入ったのは「氷山の一角」ではないのか。そんな疑念や不信は募るばかりだ。
 野田首相は、今国会の所信表明演説で「まず何よりも政府全体の歳出削減と税外収入の確保に断固たる決意で臨む」と国民に誓った。
 有言実行あるのみである。増税の前に行政の大掃除を徹底してもらいたい。

=2011/11/11付 西日本新聞朝刊=


2011年11月14日月曜日

TPPの思惑外れ。。

ハワイに行ってTPP参加国の交渉のテーブルに乗らなければ、乗り遅れる。

たしかそんな理由で、前日まで大騒ぎをして政治ショーとも言うべき、協議を続けてきたのではなかったのか。

それならば、参加国の交渉にオブザーバーとしての出席さえできないと言われた時点で、「それはアンフェアーである。日本はそんな参加を表明した国をルール決めの会議からしめ出してしまうようなアンフェアーで、自国の不利益になりかねない交渉には入れない」と席を蹴っ立てて、国に帰ってくることこそ、政府代表がとるべき行動だったのではないのか。

それどころか、ご機嫌とりのために、オバマの好きなクッキーをおみやげに持って馳せ参じ、「交渉のテーブルに乗せてもらえないのは当然」などと妙に納得してしまい、へらへら相手に調子を合わせ、思う壺にハマっている野田氏とその裏にいる交渉力のかけらもない官僚の姿は、あまりにも不甲斐なく、情けなすぎる。

わけもないのにヘラヘラ笑いをして、低姿勢で相手の顔色を伺う国のリーダーの態度は、経団連や日本のメディアには好まれるのかもしれないが、外交の場では信頼されず、馬鹿にされるだけである。

アメリカは日本がコメ、牛肉、保険、車の自由化にゴーサインを出したと発表、日本政府は慌てて、そういうことは事実にないという発表をしたという。

レポーターが中継で示した日本側の発表って日本語で書かれていたけれども、本当にアメリカ側にそれをちゃんと提出したのだろうか。国民を納得させるだけのものではないのか。

野田氏の二枚舌を見ていると、それさえも疑わしい。

牛肉輸入規制緩和を了承って、野田氏から国民に対して、牛肉の規制緩和をしますからというような話をしたことが一度たりともあるだろうか。

コメ、牛肉はもちろんのこと、TPPでアメリカの市場が、簡保、郵貯に狙いを定めていることは自明であり、今回の会議で、参加国9カ国は大枠合意をし、オバマは来年中に最終合意に持っていきたいと強きの態度を示している。オバマはアメリカの国益のために、アメリカの輸出増大のために動かなければ先はないという状況に立たされているのだから、当然である。

ぬらりくらりのドジョウなどにいつまでも国の舵取りを任せていたら、日本は瞬く間に大国の餌食になるだけではと、思うのは薔薇っ子だけだろうか。

コメの自由化をした後日本の農業はどうなるだろうか。美味しくて安くて安心な輸入米に対して、日本の農家は到底太刀打ちできまい。福島原発の大人災がなければ、そうはならなかったかもしれないが、大変残念なことである。

自由化で国内産のコメが売れなくなれば、政府は農業従事者への所得保障という名のばら撒きを際限なくやるに決まっている。結局、「働く人間の意欲をどんどん奪い、働かない人間に手厚い」不健全な社会の仕組みが強化されるばかりなのである。

メディアはしきりと、巨人軍のお家騒動に大騒ぎをしているが、原発のこと、貿易のこと、エネルギーのこと、増税のことなど、もっともっと追求しなければならない重大な課題は山積しているのではないのか。

金子勝氏のツィッターより
電力会社の地域独占と総括原価主義を守り、発送電改革を無視し、原発事故の被害をほおかむりして住民の健康と農業を破壊しておきながら、しれっとTPPを契機に農業改革を「主張」する経済界も、壊れています。「失われた20年」を総括せず、誰も責任を取らない異常を問題にしない大手メディアも。

19時間前 webから

 TPP(=環太平洋経済連携協定)の首脳会議が、交渉に参加している9か国の首脳が出席してアメリカ・ハワイで開かれ、日本時間13日朝に終了した。しかし、出席を希望していた日本の野田首相が呼ばれることはなかった。
 会議には交渉に参加している9か国の首脳が出席し、これまでの交渉の成果を「大枠合意」として一旦取りまとめた。原則関税や貿易障壁を取り除く方針が盛り込まれているものの、実際には完全にまとまっている分野はなく、今後の検討課題としている。

 挨拶に立ったアメリカ・オバマ大統領は、「会議は素晴らしい内容で、9か国が大枠合意に達することができて喜ばしい。まだやるべき点はたくさんあるが、我々はやり遂げられると信じている」と述べ、その成果を強調した。一方で、「交渉参加に向けて協議に入る」とした日本については一切言及しなかった。

 TPP参加の首脳は12月初旬に再び集まる方針で、オバマ大統領は「来年中に最終合意をしたい」と述べた。

 野田首相が会議に出席できなかったことについて、枝野経産相は記者団に対し、「交渉当事国ではないから、当然ではないか」と述べた。しかし、同行筋は「参加できるという事前情報もあったので予想外だった」と認めており、今後、どういう形で日本が関わっていけるのかは不透明。(11/13 08:20)

2011年11月13日日曜日

福島原発の初公開

 福島原発が昨日事故後8ヶ月にして初めて初公開されたという。

これだけの大事件を起こしながら、8ヶ月もの長い間、ここを東電が全面的に管理し、原子力ムラの面々以外、警察もメディアも誰も現場に立ち入れなかった事自体が異常であり、その異常性について、誰も言及しないことはもっと異常である。

東電が自社の力で、発電所の安全操業を行い、国民の生活になんら支障を与えていないならばいざしらず、国民の生活を不安に陥れ、国の力に頼らなければ、アメリカやフランスの技術を借りてこなければ、手も足も出ないような、完全に当事者能力を失っている状況にありながら、何が立ち入り禁止なのか、なにが公開なのか。政府はいつまで、このような杜撰な私企業にそのような権限を付託するつもりなのだろうか。

 驚くのは、発電所の責任者である吉田所長と作業員を称えるメディア報道である。
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とりわけ、吉田氏は福島原発の人災事故を起こした最高責任者である。死ぬかと思ったことが何度かあるとか個人的なことをぺらぺら話している様子が大変場違いに映った。

吉田氏は、メディアを入れたのならば、まず国民に対して、今回の発電所の大事件について、真剣にお詫びするのが第一なのではないのか。欠陥のある老朽化した福島原発を、それと知りながら、今年3月、さらに10年間の運転延長の申請をした責任者は他ならないこの吉田氏である。
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そして線量の高い原子炉近くで作業をさせられ、過酷な労働状況の中で亡くなっていった、何人かの名もない作業員の方々の死を悼み、責任者としてどう考えるのかについて語ってもらいたかった。吉田氏が2010年7月に出来上がったばかりの立派な免震重要棟の中で、どれだけ累積内部被曝をしたかなどということなど、些末なことである。

メディア各社は、福島原発のあまりに悲惨な状況に唖然としたと報じた。福島のこんな状況を目にしてまだ原発再稼働を促すつもりなのか、こんな状況でまた大きな大地震が起きた場合の危機管理体制はどうなっているのか、何も十分に論じられていない。

ドイツは福島原発を教訓に原発廃止に向かって着々と歩を進めている。緑の党も躍進しているという。一方当事者である日本は、何ひとつ教訓にせず、一部の人間の既得権益を死守することだけに暴走し続けている。大変嘆かわしいことである。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111112-OYT1T00760.htm

福島第一原発、事故後初公開…レベル7の爪痕


激しく崩れ落ちた原子炉建屋、大津波で大破した設備、見えない高線量放射線の恐怖――。
12日、東京電力福島第一原子力発電所の事故後初めて報道陣に公開された原発敷地内は、8か月が経過した今も生々しい爪痕をさらけだしていた。全面マスクと防護服の完全防備で、変貌した姿の原発に近づくと緊張感が体を覆った。
原発へは、南に約20キロ・メートル離れた事故復旧拠点「Jヴィレッジ」からバスで向かった。着用していたゴムと綿の2重手袋、つなぎの防護服の中で、汗が噴き出す。手前3キロ・メートルのところで全面マスクの装着を求められた。内部被曝ひばくを防ぐためだが、息を吸うたびにマスクが顔を圧迫し、息が詰まる。これで作業するのは大変と痛感する。
正門では完全防護姿の職員数人が出入りの車両のチェックに目を光らせる。バスに同乗する放射線管理要員が「現在、毎時20マイクロ・シーベルト」と刻々と放射線量をアナウンス。緊張が高まっていく。
事故のすごさを目の当たりにしたのは、撮影のため設定された海抜34メートルの高台。手前に高さ45メートルの4号機が鉄骨の骨組みをわずかに残し、大きく崩落した姿を現した。見えるはずのない、圧力容器から燃料を取り出す緑色の大型クレーンがはっきり見えた。その奥の3号機はさらにひどく、ひしゃげた鉄骨がむきだしになっていた。
3月14日に水素爆発した3号機から流れ出た水素で4号機も爆発したとされる。放射性物質の漏れを防ぐ「最後の砦とりで」の原子炉建屋は、厚さ約1メートルのコンクリート壁。それを吹き飛ばす爆発の破壊力に圧倒されるとともに、作業員がよく巻き込まれなかったと感じる。
「(毎時)40マイクロ・シーベルト」の声が飛んだ。原子炉建屋とほぼ同じ高さの海抜10メートルの海岸線エリアにバスが到着。タービン建屋がある海側は、津波で全面が水没。爆発時のがれきの処理は、陸側に比べて進んでいない。
その時、線量計が急に跳ね上がった。4号機タービン建屋前「800マイクロ・シーベルト」、3号機建屋前「1ミリ・シーベルト(1000マイクロ・シーベルト)!」。
東電職員は「水素爆発で飛び散った放射能を帯びたがれきが散らばり、破れた建屋から放射線が出ているため」と解説する。報道陣の被曝量を抑えるため、バスは人が走るくらいのスピードに上げた。
タービン建屋脇には、車輪が12個も付いた大型トレーラーが数台、前部が地面に突き刺さっていた。食堂などが入る「厚生棟」は、1階部分が根こそぎなくなっていた。
対照的に、タービン建屋の低層階の壁は傷がなかった。津波の威力に耐える強固な建造物だったが、すき間からの海水の侵入は防げなかった。非常用電源が地下に設置されていなければ、水没を免れ、未曽有の事故には発展しなかったとの思いがわく。
福島第一原発の吉田昌郎所長らが陣頭指揮をとる免震重要棟。2階には復旧班など約100人の職員が詰める「緊急時対策本部室」が設置され、敷地内で作業する約3000人に指示を出していた。
同行した細野原発相は免震重要棟に集まった職員に「ここまでこられたのは、作業員のがんばりだ。世界が見ている。年内に何としてもステップ2を達成しよう」と激励した。
原発施設内の移動はすべてバスで、滞在したのは約3時間。携帯した線量計の積算値は75マイクロ・シーベルトを表示。胸のレントゲン撮影の1・25倍を被曝した。Jヴィレッジに戻った時は、暑さと疲れから気分が悪くなった。(科学部 安田幸一)
(2011年11月13日01時05分  読売新聞)

http://www.youtube.com/watch?v=e7Lhz0MEDAQ



金子勝氏 ツィッターより

作業員も政治家(大臣まで)も出入りしている場所にも入らず、大臣の後にバスでぞろぞろ付いていき、また原発所長や東電「社員」は英雄的に頑張っている、工程表通り進んでいるとの報道を始めた。東電経営陣の責任も救済スキームも、原発再稼働テストのいい加減さも、原子力ムラの除染も追及せず…。
昨日、福島第一原発の様子が初めて報道陣に「公開」。細野大臣についての同行取材ということらしいが、米艦に同乗してイラク戦争を「政府広報」していた米メディアを思わず思い出してしまいました。東電、原発、原子力ムラに無批判な報道もうなづけます。 


http://www.jiji.com/jc/rt?k=2011110800410r

ドイツ緑の党、「選ばれない党」から「避けられない党」に

 【ベルリン7日ロイター時事】ドイツの「緑の党」運動は、ドイツの一般国民の環境意識を高め、最近も一段と発展しようとしている。これは既に世界で最も成功した環境保護運動だ。同党(正式には「90年連合・緑の党」)は2013年の総選挙でキングメーカーになる可能性もある。
緑の党は連邦レベルでは30年ほど前に発足した。1968年の学生運動、「原水爆禁止」活動、既存の環境保護活動、それに男女同権主義運動などの出身者によって組織された。その後、98年から2005年の間、当時のシュレーダー首相率いる社民党(SPD)と連立を組み、初めて中央政権を担った。
しかし、同党は過去1年間、独自の力を見せるようになっている。地方選挙で力強い支持を集め、初めて16州全てで議席を獲得したほか、保守的なバーデン・ビュルテンベルク州で、ウィンフリート・クレッチュマン氏がメルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)を破り、同党初の州首相になった。
 ドイツ政界では「グリーン化」が進行中だ。今年3月の福島第1原子力発電所の事故後、メルケル首相までもが脱原発にシフトし、原発の閉鎖を急いでいる。これを受け、緑の党は幅広い支持を集めて主流派に成長した。
緑の党のクラウディア・ロート共同代表はロイター通信とのインタビューで、「経済成長と環境保護が互いに矛盾しないということをわれわれは示した。これは大躍進だ」と語った。同氏は「昔は『景気の良いときは緑の党を支持する余裕があるが、経済成長のための仕事となると、必要なのは緑の党でない』と言われてきた」と述べた。
世論調査の同党の支持率は、09年の総選挙時には10.7%だったが、ここ1年で15?20%と記録的な水準にまで上がった。現在、中央でCDUと連立を組む自由民主党(FDP)を超え、CDU(32%前後)、SPD(最大で30%)に次ぎ、3番目に高い。英アストン大学のサイモン・グリーン教授(政治学)は、「次回の総選挙で再び政権党になる可能性は十分にある」と述べた。
大半のアナリストは、緑の党にとって選択肢はSPDとの提携の公算が最も大きいことで一致している。ロート代表も、SPDが同党にとって最初の選択であることは「疑いない」と述べた。ただし、同党が場合によってはSPDではなくCDUと手を結ぶ可能性もないわけではないとの姿勢を示している。[時事通信社](2011/11/08-12:40)