2012年11月26日月曜日

電力会社の社員議員の給料は議員報酬+電気代から?:冗談じゃないぜ、電気料金の値上げ


 不必要な原発を電力不足だの計画停電だのと「脅し」の手法で強引に再稼働した関電が、
東電以上の家庭用電気代値上げを申請した。

冗談じゃないぜ、関電さんよ。

関電をはじめとする電力会社には、現役社員のまま地方議員になっている社員議員が99人も
いて、彼等は議員報酬をもらうだけではまだ足りず、我々の電気料金の中から支払われる給与を受けているというのである。

しかも関電などの52名の議員は議員活動で会社を休んでも有給になる特例を受けているという。

市民がどんなに頑張って反原発を唱えても、議会で却下されるのは、労組のバックアップで選出されたこれら社員議員が暗躍しているからである。我々は高い電気料金でこれら、原発推進議員を
生かしてやっていることになるのである。

何が電気料金の値上げか、総括分離方式を即時廃止し、発送電分離を行い、代替エネルギーの確保に全力投入する政治政党が今の日本には不可欠である。

電力会社の援助をあてにしている自民党や、労組のバックアップがなければ得票が得られない民主党が牛耳っている限り、日本のエネルギー政策に未来はない。


http://www.asahi.com/special/energy/OSK201211240192.html


原発9社に社員兼議員99人 91人は電気料金から給与

図:社員議員を支える金の流れ拡大社員議員を支える金の流れ
 【大谷聡、白木琢歩、大高敦】原発を持つ全国の電力会社9社に、現役社員のまま地方議員になっている「社員議員」が99人いることが朝日新聞の取材でわかったうち91人は議員報酬とは別に会社から給与を受け、さらに関西電力や東北電力など6社の52人は議会活動で会社を休んでも有給となる「特例」を受けていた。議員への給与は電気料金に含まれており、市民が活動を支える構図になっている。
 電力会社の社員議員の多くは、地元議会で「脱原発」の意見書に反対したり、地域で原子力の勉強会を開いたりするなど、原発を推進する会社の方針に沿った活動をしている。労働組合に推されて立候補するケースがほとんどで、議員は労組側からも政治献金を受けている。
 朝日新聞が原発を持たない沖縄電力をのぞく電力10社と各労組に取材した。議員99人にも取材を申し入れ、93人から回答を得た。

http://www.asahi.com/special/energy/intro/OSK201211240133.html


原発ムラ守るため 電力議員きょうも行く〈乱流総選挙〉

図:電力会社の社員議員の人数拡大電力会社の社員議員の人数
 【大谷聡、白木琢歩、大高敦】原発の再稼働に総力をあげる電力業界。総選挙を前に、電力会社の社員やOBである電力議員たちが動き始めた。
 「会社は苦しい状況。みなさんは地域で頑張ってください」
 解散3日後の19日、関西電力の八木誠社長が大阪市の本店に集まった社員たちに声をかけた。その胸には議員バッジが光る。各地の支店や営業所に籍を置きながら地方議員を兼ねる「社員議員」たちだ。参加者によると、八木社長のあいさつの後、ノンアルコールビールで乾杯。約1時間にわたって歓談した。
http://www.asahi.com/business/update2/1126/OSK201211260065.html

関電、来春の値上げ申請 家庭向け平均11.88%


【津阪直樹】関西電力は26日、家庭や商店などの電気料金について、2013年4月から平均11.88%値上げする計画を経済産業省資源エネルギー庁に申請した。同時に、国の認可が不要な企業向けの料金も平均で19.23%値上げする方針を発表する。家庭向けの値上げ幅は、国の審査次第で圧縮される可能性がある。…