2012年1月30日月曜日

何でも外国製ですね、世界最高水準とかいう日本の原発技術?

「原発の安全性を確認した上で、原発を再稼働」ーーなぁんて、よくおっしゃいますよね。

原発災害発生まで、日本の原発技術は世界最高水準だとダマされていた方も多かったはず。
もちろん薔薇っ子もその一人でしたわ。

でも、それって全然大したことなかったということ、今や世界中の人が知っていますわよ。

IAEAだって、日本に任せといても頼りないからってフクシマ事務所を設置すると言ってるそうですし。。

フクイチで、原子炉を冷却しなきゃいけないけど、消防車のホースが足りなくてとなったときに、作業員の方を動員してバケツリレーをしていたという話も伺ってますし、それに、日本のロボットは使いものにならなかったことも。。今からロボット開発をするんですって、それって泥縄じゃありませんこと?

汚染水浄化装置も、「日本製でもやれる」なんて言っている人もいたけど、結局高いお金を払って、フランスとアメリカの企業に依存しなければならなかったみたいですし、それに、今度はスピード汚染の装置も、スウェーデン製なんですって?

東電から湯水のように助成金をもらって、原発関連の技術者や研究者の方々はそれを何に使ってたのかって、言われても反論の余地がないのではありませんこと?

生半可な借りものの知識や、技術力で、原子力甘く見すぎているんじゃありません?

「アメリカでは廃炉まで40年なんだから、日本もーー」、なんておっしゃってる方もあるみたいですけど、4年以内にマグニチュード7以上の地震が70%の確率で起こるような、どこかで放射能漏れがあれば、国全体が多大な影響を受けるような小さな国であるということが、わかっていらっしゃるのかしら?

http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220124047.html


放射性物質に汚染されたコンクリートの表面をスピード除染する新兵器がお披露目されました。

 汚染されたコンクリートの表面を一気に削り取る機械がスウェーデンからやって来ました。しかも、無人の遠隔操作です大手ゼネコン「大成建設」が導入しました。クレーンの先端のユニットに取りつけた特殊な爪を高速回転させて、汚染されたコンクリートを表面から8ミリずつ削り取っていきます。粉じんは直ちに吸い取って、フィルターを通してタンクに閉じ込めます。イギリスの原発施設で床や壁などを除染した実績があり、今後、福島第一原発の廃炉作業などに使えるよう改良を重ねるとしています。


更新2012年01月05日 18:50米国東部時間

知られざる注目企業のキュリオン~福島原発の汚染水処理で活躍

 クリーン・テクノロジー業界でもこれまであまり知られていない存在だったキュリオン(Kurion)は、2012年に成長する新興企業として注目される。

 ギガOMによると、設立4年で社員数15人、カリフォルニア州アーバイン本拠地のキュリオンは、原子力廃棄物の処理を専門としており、昨年、福島第一原発の汚染水処理業務を請け負ったことで、これまでで最大となる契約を獲得した。

 ジョン・レイモント最高経営責任者(CEO)は、同契約の詳細を非公表としながらも、全施設の後始末には多数の契約業者が介入して数十年の歳月と数百億ドルの費用がかかると説明している。

 キュリオンは、東日本大震災から8週間後の昨年夏、放射能汚染水の処理技術を東京電力に出荷開始した。東京電力が汚染水処理のために雇ったフランスのアレヴァ(Areva)や東芝、日立GEニュークリア・エネルギーと大手ばかりのなかで、キュリオンは唯一の弱小新興企業だ。

 これまでに約5000万ガロンの汚染水を処理してきた現体制は、油脂や瓦礫を取り除く東芝のシステム、セシウムを除去するキュリオンのシステム、キュリオンのシステムから出る廃棄物を浄化するアレヴァのシステム、そして脱塩処理して淡水化する日立のシステムで構成されている。

 キュリオンは、イオン特殊媒体と呼ばれる素材を用いた汚染水処理システムを開発している。イオン特殊媒体に核粒子を吸収させた後、固化してガラス基質に変える仕組みだ。原子力廃棄物の処理では一般的に用いられる手法だが、同社のシステムはモジュラー構成のため、事故現場にすばやく出荷できるという特長がある。

 キュリオンは今年、社員数を最低でも2倍に増やす計画だ。これまでの出資者はラックス・キャピタル(Lux Capital)とファイヤーレイク・キャピタル(Firelake Capital)で、資金調達額はまだ小さいものの、今後さらなる資金調達を成功させる可能性がある。




http://news.livedoor.com/article/detail/5434284/

ロボット工学で最先端の日本、なぜ原発事故にロボットを使わないのか

東京電力の福島第1原子力発電所での放射線漏えい事故において、被ばくをかえりみず作業員たちが決死の作業を行っている。ロボット工学で最先端を走る日本では、バイオリンを弾くロボットやマラソンができるロボット、結婚式の司会ができるロボットなど、さまざまな用途のロボットが存在することについて、中国新聞社は22日付で、「福島原発での作業にロボットが使用されないのはなぜだろう」と論じる記事を掲載した。
日本ではロボットによるオートメーションが一般化され、震災時にがれきの中から被災者を探し出すロボットも存在するが、福島原発の修復作業にロボットは導入されていない。冷却炉や使用済み核燃料にかかわる命がけの作業はみな人力で行われ、被ばく線量が限界を達するまで作業が続けられている。
スリーマイル島とチェルノブイリの原発事故以来、原子力産業へのロボット導入が徐々に増えてきている。福島原発でも放射能レベルの高い場所ではロボットによる作業が採用されているが、記事は、「日本にはトップレベルのロボット技術があるが、1970年代に建設された福島原発ではまだ複雑な作業には導入されていないようだ」と報じた。
文科省が福島原発に投入したロボット未だ役立たず
2011年5月09日
あるAnonymous Coward 曰く、
文科省や原子力安全技術センターが開発した原発事故対策作業ロボット「防災モニタリングロボット」が福島原発に派遣されたものの、敷地内に散乱したがれきのため活動できない状況になっているそうだ(西日本新聞)。
このロボットはキャタピラ的なもので走行するが、平地や階段でのテストしかしておらず、障害物が多い環境は想定していなかったとのこと。そのため、現在東電は米国メーカー製のロボットを利用しているという。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/4638

現代ビジネス

肝心なときに役に立たなかった日本製「原発用ロボット」

週刊現代 2011年5月15日


 福島第一原発事故を受けて、脚光を浴びているのがロボット産業。米アイロボット社の『パックボット』が原発建屋内部の写真撮影や放射線濃度の測定に成功するや、政府内で新たなロボット投入が検討され始めている。ただそんな外国製の活躍の陰に隠れて、忘れられた「日本製」がいたことはあまり知られていない。
 そのロボットとは、財団法人原子力安全技術センターが開発した「防災モニタリングロボット(通称モニロボ)」。同センターのHPによれば、原子力施設等で災害が発生した際に遠隔操作で迅速に情報収集を行う目的で作られ、カメラ・放射線測定機を搭載、軽作業までこなす優れ物だという。
事故から1週間も経たないうちに福島へ派遣された時は「危険地域の測定に期待」とメディアの注目を集めたが、その後の消息が報じられていないのだ。一体、どこで何をしているのか。
「いまは福島のJヴィレッジで待機中です」と言うのは同センターの運営企画室担当者。ではいつ動き出すのかと聞けば、「東電さんに確認したところ、建屋の周囲にがれきが散乱している状況で、なかなか近づけないようです」と言う。
 キャタピラ搭載で悪路難所を走行できるのが売りだったが、想定外のがれきの山だったということか。念のために東電にも確認してみると、しかし、別の答えが返ってきた。
「モニロボはかなり重量があるので、原発から引いたケーブルを切断してしまう恐れがあり、走行させられません」(広報担当者)
 要は役に立たない代物ということ。開発に注がれた約1億円の血税はドブへ消えたというわけだ。
 ちなみに文科省は過去に原発事故用情報収集ロボ「RaBOT」「RESQ」なるものも開発している。いまどうしているのか聞くと、「RaBOTは開発から10年以上経過し、耐用年数を過ぎたため廃棄した」(文科省原子力課)という始末。
 3種あるRESQのうち使えそうなのは一種だけ。メンテナンスを終えて福島に送るべく「待機中」だというが、モニロボの前例があるだけに期待はできないもちろん開発には、われらが血税が使われている。