2012年6月15日金曜日

懲りない東電、懲りない原発メーカー


日立の原子力事業売上高は20年度に2.3倍、従来計画を維持

2012年 06月 14日 14:59 JST

[東京 14日 ロイター] 日立製作所(6501.T: 株価, ニュース, レポート)は14日、原子力事業の2020年度の売上高を11年度に比べ約2.3倍の3600億円に増やす計画を発表した。東日本大震災以降、昨年6月に公表した従来計画を変更しない。

福島第一原子力発電所事故の影響で国内の原発新設は難しいが、需要拡大が見込める海外での推進を強化する。

日立は同日、事業説明会を開いた。11年度にほぼゼロだった原子力事業の海外売上高比率は20年度には50%を占める見通しで、原発事故の処理や安全性向上に向けたビジネスも想定しているという。

火力発電なども含めた電力システム事業全体の15年度の売上高目標は9500億円と従来の1兆1000億円から下方修正した。欧州での環境規制強化で火力発電事業が遅れることなどが響く。


原発政策、資源ない日本は電源選択肢多く持つべき=東電社長

2012年 09月 6日 19:11 JST

[東京 6日 ロイター] 東京電力(9501.T:株価, ニュース, レポート)の広瀬直己社長は6日、ロイターのインタビューで、政府が近く発表する中長期の新しいエネルギー政策で将来の「原子力発電ゼロ」が盛り込まれる見通しになっていることについて、「資源のほとんどない日本は、ある程度の選択肢を持つべき」と、電源多様化の観点から原発は維持すべきとの考えを示した。

一方で同社長は「原子力も政府の方針と二人三脚で開発を進めてきた。国の決める政策に基づいて当社としてどうするのか、あらためて考え直さないといけない」とも語り、新しいエネルギー政策を踏まえ原発に関する方針見直しに着手する可能性を示唆した。

広瀬社長は、柏崎刈羽原発の再稼働については、「ちょうど(政府や国会などの)事故調査報告書が出そろったので、それぞれの違いを検証し、再発防止のあらゆる方策を立てて、柏崎刈羽にインプリメント(履行)させる。(再発防止策を)理解いただけないと、再稼働はないと思っている」と強調した。同社長は事故検証と再発防止策の方法について「多くの社外の専門家に諮問する、外部組織設置の準備を進めている。できれば外国人も入れたい」などと説明した。近く発表する意向だ



「変われない日本」ではなく、「変わりたくない」だけでは?

 金子勝氏がツイッターに連続で、「変われない日本」というテーマでいくつか、つぶやきを発しておられる。

折しも、民主化されたはずのエジプトで、軍部によるクーデターがあったと海外メディアはしきりに報じている。

金子氏は「変われない」というが、日本もエジプトの独裁的な軍事政権同様、国を牛耳っている政財官の中枢に居座る権力者集団が「変わりたくないだけ」なのである。

昨今の自公にすり寄る民主党の姿はまさに、政治主導で、官僚にさんざん食い荒らされた国家を建て直すために「変える」と公約したこの政党が、完全にその存続の意味さえ失ったことをはっきりと露呈している。
 
 福井県知事は、恩着せがましく福井原発の再稼働に同意した。原発再稼働による県への多額の補助金や、北陸新幹線の利権が再稼働に絡んでいることは、以前ブログに記したとおりである。

 フクイチの2号機からは、今日の金子氏のツィッターでは、NHKニュースを引用し、高線量の放射性物質が今も放出されているにもかかわらず、東電は原子炉の中が今どんな状態であるのか、どこが壊れて、何が原因なのかすら解明される兆しもないという。

そんな状態で何が安全なのか、何が再稼働なのか、環境相も、総理も「金の亡者の屁理屈」で国民を煙に巻き、なりふり構わず政権の座にしがみつくだけではなく、国際世界にも通用するような、しっかりした政治哲学に基づく国のリーダーらしいまともな説明なり、議論をしてもらいたい。

そうでなければ、どれだけ国際機関や途上国に血税をばらまき、笑顔を振りまいてみたところで、国際社会の中で日本は嘲笑の的になるばかりである。

 福井原発の再稼働は、関西の人口密集地域で生計を営む多くの人々の生命権、生活権、財産権に深く関わる重大な問題である。

これまで原発の安全神話を垂れ流し、オール電化を推奨してきた電力会社の責任はどこにあるのか、関電にいたっては、公共事業であるにもかかわらず、原発の安全神話が完全に破壊された後も、安全な電力供給をするための努力ひとつしないどころか、独占企業であることを傘にきて、安全の保障すらない原発を再稼働させない限り電力不足に陥ると言い張る。政財官、メディアの権力者集団は、企業倫理にもとる横暴な電力会社を監督、批判するどころか、擁護することに懸命である。

この国はいつの間に、まじめな人間が生きにくい、理不尽で品位のない国に堕してしまったのだろうか。官僚、政治家、メディア、そして金儲けのためには何をしても良いという企業倫理のない財界人の責任は重い。

最後に川内博史氏のブログも併せて転載する。民主党の中にもほんのわずかの良心はある。「(変わりたいが)変われない」のはそんな一握りの心ある人たちと、それが民主党のすべてだと信じて騙された国民たちである。


金子勝氏のツイッターより


西川福井県知事が運転再開に同意。16日に野田首相に伝え

る。将来原発事故が起きても、首相も知事も責任取らない。福

島原発事故のように、しわ寄せは全て弱い立場の人間に押し付

けられる。「決められない」ことではなく「変われない」こと

が問題なのです。
2012年6月14日 - 23:56 webから

【変われない日本5】福島第1原発2号機で、ロボットを使っ

た建屋内部調査の結果、原子炉真上付近で880mSv/hの高放

射線量を測定。映像分析でも大きな損傷などは見つからず、

射性物質が漏れている箇所も未確認。こんな状態で大飯原発再

2012年6月14日 - 23:48 webから

2号機原子炉真上で高放射線量測定
6月15日 5時15分

2号機原子炉真上で高放射線量測定

東京電力福島第一原子力発電所で最も多くの放射性物質が放出したとみられる2号機で、ロボットを使って原子炉建屋内部を調べた結果、原子炉の真上付近で1時間当たり880ミリシーベルトという高い放射線量が測定されました。映像を分析した結果、大きな損傷などは見つからず、放射性物質がどこから漏れたのかは確認できなかったということです。

2号機では、福島第一原発で最も多くの放射性物質が「最後のとりで」とされる格納容器から外に放出したとみられていますが、放出の原因や経路は明らかにされていません。
このため東京電力は、13日、2号機の原子炉建屋の中にロボットを入れて内部の状況をカメラ6台で撮影したうえで放射線量を測定しました。
その結果、原子炉の真上付近に当たる建屋の5階で、1時間当たり880ミリシーベルトという高い放射線量が測定されました。
この場所は、格納容器から直線距離で4.5メートル離れたところで、東京電力は事故でメルトダウンが起きて放射性物質が格納容器から出る際の通り道になったとみています。
東京電力によりますと、映像を分析した結果、大きな損傷などは見つからず、放射性物質がどこから漏れたのかは確認できなかったということです。
東京電力は「内部は放射線量が高く頻繁に入れる場所ではない。損傷した場所を特定するにはかなりの時間がかかる」と話しています。



【変われない日本1】「決められない日本」を口にする者は、

自民党に歩み寄れ、そして全てを元に戻せという主張です

良債権処理、イラク戦争、小泉改革そして福島原発事故が起き

ても、誰も責任をとらず、変わるのを拒否する政官財界。リス

クから目をそらすため、ひたすら安全神話を垂れ流す
2012年6月14日 - 22:51

世界金融危機の第2ラウンドに突入するかもしれないタイミン

グで、増税の景気弾力条項は重要な意味を持ってきています。

もし最悪のタイミングで増税だと悪循環に…。財務省や自民党

=野田め政権のこのリスク感覚の麻痺は、原発の逆戻り政策と

表裏一体です
2012年6月14日

【変われない日本2】有識者会合で決めるという社会保障改革

は先送りです。結局、厚労省御用達を集めてやるわけだから、

原子力ムラの委員会に任せるのと同じ。社会保障制度を壊して

きた自公両党の無責任ぶりは目に余る。後戻りする日本に未来

はありません。
2012年6月14日 - 23:05 webから

阿部知子議員の質問に、細野環境相は、原子力委員会の秘密会

合について内閣府内部で検証作業を進めていることに「最終的

に外部に評価してもらうなどのやり方を至急検討したい」と答

弁。だが新大綱策定会議が電力会社など利害関係者が多数い

のを知らない。
2012年6月14日 - 7:41 webから ·


川内博史氏のツイッターより

ニュースでは、政府が大飯原発再稼動を福井県知事の同意を得

て、決定すると言っている。「安全」ではないものも、総理が

「安全」と言えば、「安全」になるのか。総理の仕事は、国民

の安全を守ることではないのか。「責任」を取れない人が、

「責任を持って」などと言うことを無責任と言う。
2012年6月14日 - 14:55 Twitter for Androidから