2011年4月21日木曜日

脱原発の可否は国民投票で!

 福島原発の事故を受けて、ドイツでは全州が脱原発を早期に実現することを決意した(下にニュースをはり付けた)。イタリアの上院でも、原発凍結法案が可決された。日本のNHKが昨今行った調査では、原発を必要だと答えた国民が非常に多かったそうだが、その人たちは原子力発電をやめるとたちまち電力不足に陥ると刷り込まれ、思い違いをしているからではないのか。

私は今回の原発事故が起こるまで、エネルギー問題にさしたる関心を抱いたこともなかったし、原子力発電の是非についてこんなに様々な見解があるとは知らなかった。国民の一員として、国土の安全に大きく関わるこの重大事を全く見過ごしてきた自らを恥じたいし、子どもたちに対する責任は大きいと考える。

今回の事件で、小出裕章氏の存在を知った。氏の静岡で昨今行われた講演は薔薇っ子には、まさに「目からうろこ」であった。http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/04/16/shizuoka-apr16/

この講演会の最後に「原子力の代替エネルギーを提案するのは現実的か」という質問があった。
氏の回答をいかに引用する。

「日本の発電設備の能力と実績を考えると、そもそも代替エネルギーは考えなくていい。原発は一度動かし始めると止めるのが大変なため稼働率が高い。火力発電所は稼働率は低く、能力が余っている。原発がなくても賄える。それに対し、電力会社はそれはピーク電力を考慮していないと反論するが、最大需要電力量(真夏の昼の数時間)でさえも、水力と火力で基本的に足りる。原子力を止めようというと、代わりをどうするのかと脅されるが、代替の必要はない。火力を続けるとしたら有限な石油、石炭、天然ガスが途絶えたらどうするかとも言われるが、そもそもウランの量はもっと少ない。」

 火力発電は地球の温暖化を促進するといわれている。しかし、諸外国にとってみても、長期間、放射能物質の垂れ流しをされることから比べれば、二酸化炭素の放出のほうがはるかにましである。放射能汚染の影響はかならずあるけれども、二酸化炭素地球温暖化脅威説自体、単なる1つの仮説にしか過ぎないものであるし、二酸化炭素を大量に放出して憚らない国は、他にもたくさんあるのだからーー。

東京都内の真夏のほんの数日間の、午後のわずかな数時間の電力不足のために、日本中をサマー・タイムに変えるなどというおかしな議論が生まれている。あれは緯度の高い、午後4時になれば辺りが真っ暗になってしまうような国の人のためにあるものである。

そんなに心配ならば、真夏の暑い日は、政府のお歴々や東電や原子力関連企業の東京本社の冷房の利いたビルの中でオフィスワークをする社員たちは順番に1週間ほど休暇をとって、テント片手に「ただちに健康に影響のない」福島へ、贖罪の復興ボランティアにでもいけばいいではないか。
彼らは原子力を推進したいばかりに、地熱発電、風力発電、太陽光発電など地道な研究開発を減速させ、資源のない国の安全でクリーンなエネルギー開発の問題に真剣に取り組んでこなかったのだから。

いずれにしても、どんなふうにサンプリングしたかも疑わしいわずか1000人ばかりの人たちの意見をもとに、「これが国民の総意だから」と原発を推進すべきではないし、利権がらみの役人や政治家に、判断をゆだねるべきでもない。

イタリアではチェルノブイリの事故の後、国民投票で原発の凍結を決めたし、スイスでは重要な国事はすべてなんでも国民投票で決める。

我が国でも原発の是非に関しては、多様な立場からのしっかりした議論を国民が聞いて、国民の力で判定すべきであろう。なぜならば、原発の保持は、私たちそして、その次の世代の人たちの生命保持、生活環境の安全に関わる決めて重要な問題であり、われわれ日本国民は、他の先進諸国に比して、国民の教育レベルが総じて高い国民なのだから。

ドイツ全州・政府、脱原発の早期実現で一致

読売新聞 4月16日(土)19時18分配信
【ベルリン=三好範英】福島第一原発事故を受けて原発政策の見直しを進めるドイツのメルケル政権は、15日にドイツ全16州の代表と行った協議で、脱原発を出来るだけ早期に実現する方針で一致した。

具体的には、6月17日までに必要な法改正を行い、原発の稼働短縮期間を決定する。

メルケル政権は福島原発事故後すでに、稼働期間が長い原発7基を暫定的に稼働停止している。

政権は昨年、シュレーダー前政権が2002年に定めた脱原発方針を見直し、国内原発の稼働期間を平均12年間延長することを法制化していた。今後は、この稼働期間延長幅をどれだけ縮められるかが焦点となる。

協議後の記者会見でメルケル首相は、脱原発を可能にするため、再生可能エネルギーの開発、送電網整備、電気料金改正などを包括的に検討すると語った。
最終更新:4月16日(土)19時18分
読売新聞

東電の役員報酬、0でも多すぎるのでは?

賠償費用を捻出するために、東電の社員の給料を2割カットするらしい。併せて役員報酬も削減との報道があったが、削減とは何なのか?

福島原発のためにどれだけ震災の救援作業が遅れ、多くの犠牲者が生みだされたのか、目に見えない放射能汚染の不安におびえながら、行方不明の家族の消息も未だ分からないまま住居を転々としなければならない人たちは、一体誰のせいで日々不安な気持ちに突き落とされ、苦しまなければならないはめになったのか。

まず原発の開発推進・経営・安全管理・事故の隠ぺいに関わり続けた役員たちは、これまで受け取った役員報酬や賞与を会社に償還し、現役の役員は、退職金はもちろんのこと、在職中は減給70%にして賞与も役員報酬も一切支給を受けないぐらいのことをしても余りある。

テキサスの原発建設に東電が128億円も出資することを去年合意していたが、東芝との提携を考えていたアメリカのNRGが、原発の増設計画を打ち切った。このテキサスの原発建設に東電が128億円も出資することを去年合意していたというが、東電も他に出資するような余分な資金があるのならば、なぜアメリカの設計者自身が何十年も前に「欠陥がある」とはっきり断言しているような原子炉をそのまま40年も使い、老朽化も甚だしい原子炉を廃炉にもせず、さらにこの先10年も稼働させられるような申請までしたのか。

官民一体のプラント輸出が困難になったのは、自業自得といわざるをえない。今度の原発事故は、人の命の重さなどは全く顧みず、目先の金勘定と自己保全にのみ執着する日本の大企業の経営陣と企業をひたすら擁護する役人と政治家の醜態を世界中の人たちの前で露呈する結果になった。もちろん、悪いのは私企業のみではない。だからといって、東電の原子力開発に携わった本店の役員の重責は逃れようもないものである。

電気代の値上げをする前に、責任ある人間が責任ある形で償いをする必要があるのではないか。国民の命の代償に暴利をむさぼり続けてきたのならば、これまでむさぼり続けた暴利を自主的に償還するのが道理では?

リストラや賃金カットも、会社の末端で汗水たらして重労働する作業員の人たちにばかり、しわ寄せがいくような賠償費用の捻出は断じてなされるべきではない。

2011年4月20日水曜日

首都機能移転は荒唐無稽?

首都機能移転への反対意見の中で、もっとも大きいものとして財源の問題が指摘される。しかしどうなのだろうか。

2,3週間前のBSフジの番組で、榊原英資氏が今回の震災はわずか5~6%程度のGDPの地域だから、日本経済全体に与える影響は大きくないといった発言をされていたのを見られた方も多いと思う。

それでも今回の多重災害の復旧・復興にかかる費用は16兆~25兆円にも登ると言われているのだ。どのように算出されたのか算出の根拠や詳細は不明だが、福島原発の後始末だけで10兆円はかかるそうだから、25兆円という算出は非常に甘いと言われなければならない。

同様の広域多重災害が人口密度の高い首都圏を中心にとした地域を襲い、津波で東海村の原発の冷却機能がマヒし、今のように手がつけられないような状況に陥ってしまった場合の被害総額はいかほどのものであり、瓦礫の撤去、仮設住宅の建設などの復旧にかかる費用・原発事故の後始末・その後の復興にかかる費用はいかほどのものになるだろうか。

ロンドンやパリのように地震・津波の危険性が極めて少ない国土ならば、一局集中のリスクは杞憂と一蹴できるかもしれない。しかし残念ながら、東京、神奈川、千葉、茨城を中心とする地域に大規模な地震が発生する確率、アウターライズ地震が発生する確率が高いことは指摘されている。

西日本の岩盤の安定した地域を探し、大災害の復旧・復興にかかる費用を捻出する代わりに、首都機能移転のために投資し、そこに雇用を生み、リスクの低減を図ることが必要なのではないだろうか。

東京や首都圏での既得権益を死守し続けたいと考える人々が多いことはわかる。しかし日本列島の下で地殻変動が活発化してきたが、それを克服するのに現代の我々の有する科学技術の力はまだまだ無力であるという状況を無視して、東京の一極集中を維持し続けることは、危機管理意識の欠如といわなければならないのではないか。

2011年4月18日月曜日

放射線感受性(radiosensitivity):個体差を無視していませんか?

同じ部位に癌ができた患者さんが同じ線量の放射線治療を受けた場合、副作用もほとんどなく、照射の効果が出てみるみる元気になる人もあれば、急性障害、晩期障害などの副作用に苦しむ人もいる。

言うまでもなく、放射線に対する感受性は個人差がある。DNA修復酵素の活性に個人差があることからして当然である。

実際、広島・長崎の爆心地から1キロも離れていない屋外で被爆した若い人たちの中には、爆風で吹き飛ばされ、ガラスや瓦礫で顔や手足に軽傷は負ったけれども、60数年たっても、未だ癌など一度も発症していないという人も決して稀ではない。

同様に、わずかな線量で放射線の影響を強く受ける人もまた存在するということである。乳児は成人より、放射能物質の影響をうけやすいといわれているが、すべての成人が皆同じような影響を受けるわけではない。「低線量だから何シーベルトならば安全」なんてことが、一体どんな根拠を持って言えるのか?

大人の身体はみんな一緒ではない。スギ花粉に悩む人も入れば、スギ花粉の真下にいても全く平気な人もいる。数ヶ月にわたって鎮痛剤を服用しても全く平気な人もあれば、1錠でアナフラキシーショックに陥る人もいる。そんなことは誰でもわかることなのに、こと放射線の話になると、いきなり
大人の身体にはあたかも個体差などというものがないかのような言説が支配する。

2011年4月12日火曜日

いつまで頼るの東電に?:原発事故

国民の不安を煽らないためにという美名のもと、多くの人々の生命に関わるような重要な情報を隠蔽し続けた東電、保安院、原子力安全委員会。

そんな東電に未だに線量の計測も、原子炉の損傷の状況も、事故後の処理(汚水を海中に放出するなど)、今後の指針も何もかも任せっぱなしで、そこからのデータや報告を元に右往左往することに問題はないのか?

放射線物質が、ヨウ素とセシウムだけではないことは、高校で化学をかじった国民なら誰でも知っていることでは?これまでにも大量に流出したと思われる高濃度の汚染水に含まれるストロンチウムやトリチウム、ラジウム、プルトニウムなどの線量はなぜ公表されないのか?今日になって遠く離れた土壌のストロンチウム値が初めて出たけれども、海にたくさん流出したと思われる汚染水に含まれる放射性物質の線量がとても気になる。とりあえず包み隠さず、何もかも公表してもらいたい。

事故後1ヶ月の今になって、世界から正しい情報を公表せよと圧力をかけられている始末。 
これで「しっかりとした体勢で、着実に取り組んでいる」といえるのだろうか。

東電や原子力推進・擁護の保安院、原子力安全委員会のメンバーではなく、客観的な判断ができる原子力の専門家を早急に内外から招聘し、東電の対応やデータが妥当なものであるのかどうか管理・検証する必要があるのでは?

アメリカの原子力規制委員会の委員長は、福島原発の原子炉の状態は安定した状態であるとは言えず、今でも在米アメリカ人の退避は80キロ圏内であると言い切っている。そのような状況下で「20~30キロ圏内の住民は自主避難」などという判断のどこに正当性があるのか。地域住民の立場に立ち、弱者のための社会を真に目指すのならば、蛇の生殺しのような判断は下せないはずでは?以下はNew York Timesの3月半ばから4月10日までの、地域別の線量の変化を示したものである。問題は蓄積量である。いずれにせよ、こうしたデータがどうして日本の新メディアの電子版に逐一提示されないのかということである。


http://www.nytimes.com/packages/flash/newsgraphics/2011/0311-japan-earthquake-map/index.html?view=daiichi?hp

レベル7、ついに 

 NHK BSニュースでは、これまで原発事故の国際原子力事象の深刻さを示す評価尺度のレベルを暫定5としてきたが、やっとチェルノブイリと同じレベル7に引き上げたことが報じられた。
その根拠がわからなかったので、他局ではどのように扱われているのか、いろんなチャンネルを換えてみたが、芸能だのスポーツだのといった内容ばかり。唯一朝ズバという番組で、原発事故の最初の数時間で実はテラベクレル単位の放射性物質が流出していたとの原子力安全委員会の発表を報じていた。
そのあといろんなチャンネルを回してみたが、興味深いことに、この大量の放射能漏れについて報じるものはどこにもなかった。この情報もまた闇に葬られることになるのだろうか。
隠そう、隠そうとするから、人々の不安や不信感がかき立てられる。今更何を公表したところで、東電と保安院の責任は免れないし、国民も驚かないということがどうしてわからないのだろう。
さらに驚いたことに、東電と保安院はこの期に及んでも、いまだ第一原発の復旧を考えているらしい。
                    ★
MSN 産経ニュース(2011.4.11 23:59)
発生から1カ月が経過した東京電力福島第1原子力発電所事故で同社と経済産業省原子力安全・保安院は、1~4号機の損害状況に応じた個別の復旧プランの策定に着手した
1号機
 1号機の炉心燃料棒について、東電は「全体の7割程度が損傷している可能性がある」と推計しており、溶融が最も激しいとみられる。燃料棒の熱も高く、原子炉の表面温度が設計想定の302度を上回る400度に一時上昇。現在も200度台で推移し、2、3号機よりも高い。
 復旧プランでは、原子炉の余熱でつくった蒸気を水に戻して、原子炉に注水する非常用冷却システムを活用。注水で発生した蒸気を水に戻し、原子炉に再注水する循環システムの構築を検討している。東電は「システム自体は壊れておらず、再稼働できる可能性がある」と期待する。
                   ★
 国民を不安のどん底に陥れ、地震・津波被害の復旧を大幅に阻害してしまったレベル7の深刻な福島原発事故、その活断層の真上に建っているダーティで危険極まりない原発の再稼働を、この期に及んでも、まだ本気で考えているような方々がいらっしゃるというのだからほとほと呆れてしまう。
仮に東電が再稼働プランを切りだしてきたところで、保安院は本来「君たちは何を考えているのか」と斬り捨てるべき立場なのではないのか。保安院とは、原発関連企業の保全と安定を守るための役所なのか?それならば保安院は電力会社から給料をもらうようにしてもらいたい。
東電の本店にいる上層部の方々や保安院の方々、まだ原発事故が何も解決していない状況下で、復旧プランの策定をするようなお暇があるのなら、直ちに健康被害がない31キロ圏内にでも越してきて、毎日地消地産の安全な農・水産物を食し、放射能の計測をするなり、事故現場での水まき、配線・配管の修理のひとつなりして、現場の第一線で苦闘している人達の支援をしてもらいたい。

2011年4月10日日曜日

大災害:止足の戒め

「知足不辱、知止不殆」(老子)
 足るを知れば辱(はずかし)められず、止(とど)まるを知ればあやうからず
今の日本のかじ取りをする人々にもっとも必要な言葉ではないかと思う。


泥縄であたふたと弥縫策を講じてお茶を濁し、責任所在のあいまいな答弁で自ら不安を煽るような風評を流しながら、周りから綻びや矛盾を突く意見が出てくると風評はいけない、チェーンメールは無視すべきと言論統制をやる。これが民主主義を標榜する国なのだろうか。政府批判がいけないというのであれば、過去の事は問わないから、今すぐにでも進むべき道を改めてもらいたいと切に願う。


風評の流れる余地がないようスピーディの情報など、正確な情報を詳細に提供し(情報の選択は国民に任せばよい、日本ほど識字率・中等教育への就学率の高い国も少ないのだから)、最悪の事態に備えた危機管理対策を迅速に実行してもらいたい。活断層の上に立っているような、あるいは津波がきたら発電機が止まってお手上げになるような原発は今すぐにでも廃止してもらいたい。


これまで原発が日本にとってこれほど危険なものであることを認識したことがなかったため、愚かにも原発問題に関心を抱いたことすらなかったが、現に大きな地震活動が一向収束せず、これがいつ収束するか誰一人としてまともな予測が立てられない状況であることがはっきり露呈してしまったのだから、いまさらアメリカやフランスと原発の数を競うのは愚かしい。


今こそ止まるべきであると思う。ドイツのような地震とは縁遠い国でさえ、このたびの日本の原発事故が大きな教訓となり、原発反対の政党が圧勝したではないか。


止まるを知ればあやうからず。


ちなみにドイツでは土日は閉店法で大方の店は閉まっているし、首都の夜は不夜城さながらの明るさで、一晩中ネオンがぎらぎらしているといった状況からは程遠い。日本も節電を行い、地熱発電、風力発電、太陽光発電などにエネルギーを求めていけば、そして首都機能の一部を、西日本の比較的岩盤のしっかりしたどこかに移転すれば、そこに新しい雇用も生まれるであろうし、東京近辺のエネルギー問題も解消される。


足るを知れば辱(はずかし)められず。


今は自粛が国の経済を停滞させるということがしきりに強調されているが、果たして多くの国民はただ単に自粛しているだけなのだろうか。テレビで無責任なことを放言していれば、多額のギャラが懐に入ってくるような人たちは、周りから不謹慎だと思われることを恐れて自粛を続けているのかもしれない。


しかし、一般市民の消費行動が鈍っているのは、これから食料の値段や燃費が跳ね上がり、増税が課せられ、社会保障や福祉がどんどん切られるかもしれないし、今度自分たちの住んでいる場所で同様の大型の災害が発生したときに、貯えがなければ手も足もでないといったことを考えた上でのごく自然な自衛行動だと思う。


事態が沈静化するまで決して増税はしないから、安心して被災地のために消費をしてもらいたいというような方針が出されれば、状況は変わるはずだ。


もうひとつは東北地方の復興について、もちろん地元に強い愛着を持つ人たちは1日も早く元のような生活に戻りたいと思っておられるだろう。原発問題と今現在続いているような地殻活動の活発な状況さえなければ、ライフラインの復旧とがれきの撤去、湾岸工事に並行して、高台を造成して仮設住宅を建て、さら地には役所や病院、工場、学校、市場などを元通りに建設すればそれですむかもしれない。しかしそれにしても、30数メートルの津波に持ちこたえられるような防波堤を三陸海岸500キロ以上にわたって建設するなど不可能に近いし、津波で被害を受けた農地の塩害の問題もある。


しかしそれ以上に今は原発の問題がある。


多くの人たちを動員して湾岸工事を行い、港を作り、工場を建てたところで建設業界は潤うかもしれないが、食物連鎖で魚が汚染され、水産業が立ち行かない状況になれば、そこにつぎ込んだ莫大な税金や危険を賭して現場で汗水流した人々の努力は水泡と化す。


小利を見れば、すなわち大事ならず。


被災地の人々そして日本国民の安全と人間らしい生活を守るためには、大きな英断が必要なこともある。避難区域の定め方も高濃度の放射能が流れたから避難させるというようなやり方はありうべき危機管理の在り方ではない。そんなに「安全」なのであれば、安全だと国民の前で豪語する人たちが皆自主的にその地に転居して、長期間にわたってふつうにそこの空気を吸い、水を飲み、現地の食材だけを食して生活してもらいたいものである。





2011年4月5日火曜日

東京の首都機能移転が必要では?

地震大国日本の戦後60余年に及ぶ東京一極集中主義の歪みが、震災・原発事故に伴って、ついにエネルギー・放射能汚染・食料問題という形をとって露呈した。

「いつ大地震があるかわからない」などと叫ばれているにもかかわらず、この期に及んでも、まだ地方を尻目にかけて、東京の一極集中を益々促進・是認し続けようとするつもりなのだろうか。あまりにも無策であり、危機管理意識が欠如しているといわざるをえない。

不思議なことに誰も声をあげないけれども、近い将来できるだけ安全な場所を探して、少なくとも政治、立法、司法の機関とそれに関連する機関を東京から移転させることこそが、求められているのではないだろうか。

首都機能移転に伴う新しい箱物の建設費用だが、議員数はいまの半分でも多すぎるし、いざというときに姿の見えない、現場の第一線で日夜陣頭指揮をとって国民を守るために粉骨砕身働くことできない人々に贅沢な箱物は不必要である。今ある議員会館を始めとする立派すぎる箱物は、すべて被災者の避難所として長期間、有効活用すればいいのでは?

2011年3月16日水曜日

ヘリによる空からの物資の投下を速やかに!

NHKのテレビで、未だに被災地への空からの物資の投下が全くなされていない状況がわかった。

どうして?だれもその理由を説明しようとしないし、どうしてそれがなされてないのか、聞こうともしない。なぜ?なぜ?

災害発生から6日も経つのに、1つのおにぎりを4人で分けて食べたという被災地からのファックス、情けないこれが先進国なのか?

それでもまだファックスが送れるような状況にある避難所に逃れた人はましな方かもしれない。

周りから完全に孤立して、寒さと飢えに耐えながら、ひたすら救援を信じて待っている人達もまだ多数いるようだ。

少なくとも毛布や衣料、子供のおむつや、生理用品などは上から投下しても破損はないし、食料だってたとえ破損したとしても、何もない状態より、どれだけましか知れない。

水だって、医薬品だって、ホッカイロだって、今の日本の技術をもってすれば緩衝材や頑丈な容器を使って、ヘリ投下ができるはずだ。

雪が降るような寒い被災地、暖をとる絨毯も毛布も、水も食料も燃料も何もない状態で幾日も過ごす被災者の状況は本当に胸が痛む。

日本で対応しきれなければ、米軍の空母、ヘリによる応援を頼むなりして、何としても、確実に生きている人に一刻も早く、そしてもっともっと大量かつ速やかに支援物資を供給することが大切なのではないか?

物資を投入するために道路や港の修復をすることも大切だとは思う。しかし、そんな悠長な対応でいいのだろうか。優先順位が違うような気がしてならない。

どうして支援物資を手渡ししなければならないのか。

政府で物資が集められないのならば、物資が足りないのなら、どんどん国民からの提供を募ればいいではないか。各都道府県で物資の仕分けや運搬をするために国民のボランティアが必要だといえば、協力しない人はないと思う。

集められるだけのものを各都道府県単位でかき集めて、アクセスできる一番近い空港にジェット輸送し、そこからヘリでどんどん空から物資の投下をしてもらいたい。


たとえ物資が余剰になったとしても、何も届かない餓死寸前の人がいるという状況を放置するよりはどれだけましか、一刻も早く、早急に検討してもらいたい。

2011年3月14日月曜日

被災国日本への世界からの感動メッセージ

多分今被災地で自由に携帯にアクセス出来る方はほとんどいないと思う。けど、いつか見れるようになったときに、ぜひ見て欲しいメッセージを見つけた。

http://www.youtube.com/watch?v=IxUsgXCaVtc

これは、被災地の人たちだけではなく、日本に住むあらゆる人達への強いメッセージでもある。
心をあわせて、厳しい試練のもとにさらされている被災地の人たちのために祈り、今私達ができることはなにかを考えてそれぞれの持ち場で今出来る限りのことをしよう。そんな気持ちにさせられる心強い感動のメッセージである。

この動画を編集してくれた人、そしてメッセージを寄せてくれた多くの人に心から感謝したいと思う。

2011年3月13日日曜日

福島原発の避難者への対応って、あれでいいの?

避難所にバスで移送される人々や、除染所に運び込まれてくる人たちの報道を見て驚いた。

放射性物質の汚染を受けないための対応として、屋外に出る場合は、ぬれマスクをする、帽子をかぶり、手袋をして膚を晒さないという指導をすべきなのでは?


専門家の方々はしきりに、今回の被爆は被曝で、健康上大したことはないとおっしゃる。

しかしそれならば、どうしてスクリーニングをしている自衛隊員だけは仰々しく防毒マスクをかぶり、完全武装で対応しているの?医師だってマスクをかけて手袋をはめている。。

本当にそんな微量で健康上大したことがないんだったら、彼らも素手で、マスクなしで対応すればいいいのでは?

それに20キロ圏内にまだ留まっておられる方々が相当数いらっしゃるというのに、それを放置しておいて本当に大丈夫なの?








まだまだ避難出来ていない人が相当数いるのに、20キロ圏内に留まっている人がいるというけど。
本当にその人達を救出しなくてもいいのだろうか。

さらなる炉心溶融、それに対する対応は?

3号機も冷却機能を喪失し、炉心溶融が始まり、敷地内の放射線量が制限値を超えたという発表が9時頃あった。

昨晩の「被爆をした人の人数は3人」から、9人になり、「90人の人々が被爆のおそれ」から、「150人の人々が被爆のおそれ」という報道に変わっている。

昨晩の時点から数多くの人に被爆の可能性があるとわかっているのならば、どうしてすぐに、被爆の可能性のある全員のスクリーニングをして、除染をしなかったのだろうか。

被爆したかもしれない人々がそのまま放置され、1晩のうちに衣服や皮膚に飛散した放射性物質を吸込み、内部被曝をしてしまう可能性があることは素人でも容易に想像がつく。

被爆と行っても人体に影響がないそうだけど、それならどうして除染なんかするの?「CTスキャンから比べたら微々たるもの」という解説員の説明があったけど、CTスキャンをしたあと、除染なんかしないのでは?

大体原発の近くに住んでいる人々に対して、普段から、原発の冷却機能が喪失してメルトダウンを起こしたり、放射線量が制限値を超えたような場合は、できるだけ屋内にとどまり、換気扇やエアコンをとめ、外出するときはできるだけ膚を露出しないようにし、帽子を着用し、水でぬらしたガーゼをいれたマスクをしてもらいたいっていうような説明をしてこなかったんだろうか。


住民に余計な不安を与えることは避けなければならないというのはよくわかる。しかし、子どもでも予測がつくようなことさえ予測できないとすれば、東電、政府、保安院の対応は、あまりにもお粗末と言わざるを言わないのでは。

想定外、想定外、津波のせい、予期しないような地震のせいと言う言い訳がしきりになされているが、明らかに危機管理能力の欠如と言わざるを得ないのでは。

冷却に必要なタービンを回すための発電機のバッテリーがなくなり(地震があれば停電することぐらい東電の方ならわかっているはずでは??)、作動しなくなったとか、それに代わって給水できるポンプもないから、昨晩になって小松基地から運ばれたとか、あまりにもお粗末では?

それにアメリカからの冷却材の提供を断ったことに対して、あれから全く報道されなくなったけど、
それはなぜ?ほんとに海水や真水でよかったの?

給水ポンプなんて2つ、3つ予備を置いておくのが当然だし、停電でバッテリーがなくなり作動しないような発電機のせいで冷却機能を喪失するなんて、あまりにも不手際なのではないかしら?
これが世界的な高い水準を誇る日本の原発技術なのだろうか。

せめて、もっと正直に、素人が納得できるようなしっかりとした対応や情報開示がなされれば、素人がこんなブログを書く必要もないのに。。

2011年3月12日土曜日

痛ましい被災地状況と原発事故

今日は朝からニュースを入れっぱなしにしている。

周りは水没して周りから完全に取り残されている・・
病院の屋上で白衣を着て、SOSやHELP、食料の文字を書き、手を振ったり、傘や白い布を振って支援を求める人々。
そのニュースが最初に報道されて、4時間もたっているのに、まだ状況は何も変わらず同じ報道が中継でなされている。

ヘリコプターが真上に来ているけれども、食料を投げ入れるわけでも、救済のロープが投げかけられるわけでもない。病院って一番に救助の手を差し伸べない場所じゃないのかしら?

う~ん。歯がゆい。歯がゆすぎる。
素人だって朝の「8000人の自衛隊員導入」の発表を聞いたとき、「こんなに甚大な被害がでているのに、たった8000人、少なすぎる」って感じた。(後からあわてて「5万人」になったけれども、どう考えても判断が遅すぎる。)

あぁ、もうすぐ日が暮れるのに、マスコミのヘリばかりが同じところを飛んで、同じようなことばかりを叫んでいるだけーー。ヘリコプターの騒音が入院患者さんにどんなに迷惑かってことも考えてもらいたい。同じことを報道する時間があれば、災害救助センターにでも正しい情報を提供して、救助に少しでも役立つようなことをしてもらいたい。

国や県も、どうしてもっと早い時間から、もっとどんどんへりを要請して、空からの物資の投入や、救助隊の投入をしないんだろう。

それに原発。そもそもこんな地震国で、原発をいくつも作って稼働させることに大きな問題があるのにーーー。作るなら作るで震度9でも対応できるような、もっと万全なものを作らなきゃ。

原発の故障は今度の地震が初めてじゃないはずだ。今度また、こんな事態になって、朝のニュースで1度だけ報道されたけど、朝の時点では「アメリカが冷却材を送る」って提供しているのに、「必要ない」と断ったとの報道があった。どうして断ったんだろう?自分たちだけで、ちゃんとしっかり対応できるんだったら、もちろん断ってもいいけど。。

それに、朝は「原発の半径3キロ以内の住人だけが避難すればいい。3キロ~10キロの人は自宅で待機していれば」なんて言っていたけど、「本当にそんなので大丈夫なの?」って、素人でも疑問に思うよね。

その後、冷却がうまくいかなくて、避難指示を10キロ圏内にまで範囲を広げたものの、冷却に失敗して炉心がメルトダウンし、挙句の果てに爆発まで起こして、社員が4人も怪我をして病院に搬送されると、またあわてて、ろくな説明もなく20キロ圏内の住民に避難指示を与えてるなんて、対応があまりにもどんくさい。大地震が来れば停電するのにきまってるし、停電すれば発電機が動かないし、発電機が動かなければ装置は作動しないなんて、小学生にでもわかるんじゃない。

この国の危機管理って一体どうなってるんだろう。
危機管理って最悪のことを考えて備えることじゃないの。

被災地の方はどんなに歯がゆく、不安な気持ちでおられることだろうか、本当にお気の毒としかいいようがない。「落ち着いて対応して下さい」なんてしきりに言っているけど、自分が当事者だったら、落ち着いていられるだろうか。

2011年3月6日日曜日

我苦し、いと苦し、故もなくたゞ苦し

夜半の寝覚めも、平安の世の王朝物語である限り、水茎の跡も麗しくさらさらと流れるように描き出されたのであろう。

しかし、平成の世の物語は、毛筆に代わってPCを道具として使いこなせばならぬ苦悩がある。

先程のブログもタイトルを打ち出したところ、「春はあけぼの」が、「Zはあけぼの」に文字化けをしていた^^;直しても、直してもZになる;;

しかたなく「春」を「はる」として、アップしたところ、今度は清少納言さまの清らかという字がXに化けておった^^;;また何度も直したが、清はXのまま;;

これはもののけのいたずらなのであろうか?
方違(かたたがえ)でもすれば、Xは元に戻るのであろうか。。。

デジタルには疎い薔薇っ子にとって、PCは常に奇怪な化物であり、ブログは至難の業である^^
かの石川啄木は 「我悲し、いと悲し、故もなくただ悲しーー」と宣うたが、

薔薇っ子は言う、「我苦し、いと苦し、故もなくただ苦し」と。。

はるはあけぼの

春はあけぼの と昔の人は言う。

かの清少納言さまは、血圧の高い寝覚めのよい方だったにちがいない^^

早寝早起きとは無縁の薔薇っ子、薔薇姫、Dame Rose、またの名をSleeping Beauty はあえて言う

春は春眠

夏はシエスタ

秋は短眠

冬は冬眠

「春眠暁を覚えず」とは、よく言ったもの。。

三文の損をしたところで、春は限りなく眠り続けたいと願う薔薇っ子なのである^^

2011年3月5日土曜日

よわのねざめ: 眠れぬ夜のために 

薔薇っ子は眠ることが趣味である^^

しかし、いたずらに長時間惰眠を貪るタイプではない^^

否、眠ることが好きではあるが、安らかな眠りにつくまでには相当時間がかかるほうだ^^

よのひとは眠れぬ夜をどのように過ごすのか?

このご時世、眠剤のお世話になっている人も多いと聞く。。

それ以外にもっとも手っ取り早いのは、よわのねざけ^^

最近まで薔薇っ子のちょっとしたマイブームになっていたのは、ホットラム・ミルク^^
体がほんのり暖まる^^

しかし眠剤も、酒も何かに依存しているようで、自立心に富む薔薇っ子にはどうもぴったしこない。
薔薇っ子は一見、貴族のようにも映るかもしれないが、れっきとした職業人である^^

酒にも眠剤にも頼らぬ薔薇っ子が思いついたのは、つれづれなるままに夜半の寝覚めを綴ること^^

そは豪華絢爛たる王朝絵巻のごとき物語にあらず、平成のしがない問わず語りなり^^^^