そんな古賀氏が経産省からの辞職を余儀なくされてから、一体どんな人生を歩むのか、陰ながら応援し続けたいと思っていたが、昨年12月、地方では飽き足らず、国政に触手を伸ばそうとしている橋下大阪市長の下、大阪府市統合本部の顧問に就任した。その時点で、「へぇ~~」といういささか期待はずれの印象を持ったが、東京都知事との結び付きを強め、選挙公約の目玉にしていた脱原発はどこへやら、原発再稼働に拍車をかけるような橋下市長の豹変ぶりを擁護している姿を見て、実際かなりがっかりさせられた。
その大阪は、震災がれきの海面埋め立てをしようとしている。
この市長が、近い将来政権をとるために、東京都知事に接近・迎合をしはじめ、市民の健康、安全をないがしろにしているかがはっきりわかる。
以下ではその大阪の震災がれきの受け入れについて、京都大学の小出裕章氏が専門的な見地から異議を唱えている。もともと安全上の理由から、普通のごみや産業廃棄物とは別に管理しなければならない規則になっていたはずの放射性物質を、全国各地に拡散させることには、問題があるというのである。
古賀さん、いつまでこんなところの顧問をやり続けるつもりなのでしょうか。それとも、貴方もまた、信念などなんのその「毒食わば皿まで」の財界にただおとなしく迎合するだけの人だったのでしょうか。
2012年6月6日 VOICE 特命調査班マルチョウ「震災がれき第4弾 検証 海面埋め立て」で、小出裕章氏のコメントが取り上げられました。
http://www.dailymotion.com/embed/video/xrcnxx_20120606-yyyyyyyy4y-yyyyyy_news
20120606 震災がれき検証第4弾 海面埋め立て 投稿者 PMG5
小出裕章「放射能を帯びたゴミというものは、一般の廃棄物とは別に、管理をすることになっていましたし。産業廃棄物と混ぜてもいけないという、そういうことでこれまでやってきたのです。もともと原則に反することをやろうとしている、いるわけで。私は反対です。」
▼[2012/06/06]特命調査班 ~マル調~「震災がれき問題・大阪湾の実態」 ※番組内容全文が読めます
http://www.mbs.jp/voice/special/201206/06_post-37.shtml