2011年9月4日日曜日

My parience carried me through this far.

 日本の主要メディアは、相変わらず政府に都合の悪い福島原発や東電の不始末に関するニュースは報じなかったり、申し訳のように取り上げることはあって、気づかないほど小さく取り上げ「不見、不聞、不言」 を徹底している。さすがに、インターネットは即時に世界中の人間に読まれる可能性があるため、そのときはネット上に出るが、フルテキストをコピーしておかないと、特にNHKや日経新聞はすぐに都合の悪いニュースは削除する。

以下のニュースも同様である。出張中忙しくてこんな報道があったとは知らず、後から聞いて検索してみたけれども、NHKニュースからはみごとに削除されており、他のニュースソースも、なぜかGoogleの検索の上位には出てこない。時事通信の記事をコピーしている人があり、やっと入手できた。


http://www.jiji.com/jc/zc?k=201108/2011082300740

電力使用実績で誤り=プログラムミス、低めに表示-東電

 東京電力は23日、ホームページなどで日々公表している電力の使用実績に誤りが発見されたと発表した。プログラムのミスにより、自社発電設備を持つ3社からの受電分が加算されていなかったため。7月1日から8月17日までの48日間、使用量が最大で62万キロワット低く表示されていた。供給力に誤りはなかった。
 3社については7月1日から受電を開始したが、使用実績を自動作成するプログラムには反映されていなかった。実績が不正確だったことにより、翌日や当日の需要と供給力の見通しを示す「でんき予報」も、需要が若干低く見積もられていたという。(2011/08/23-18:44)

 我々は東電のいい加減な試算に基づいて、この夏さんざん驚かされ、無理な節電を煽られてきたわけである。東電の隠蔽体質は今に始まったことではなく、他にもどんなミスや操作、隠蔽行為があったか、発表されていないだけで分かったものではない。

東電のでたらめな試算のおかげで真面目に無理な節電をして命を失った被害者がいるとすれば、単なる計算ミスなどという軽々しい言葉で済まされるべき事柄ではない。

東電さん、昨日のブログに書いた3月11日の緊急冷却系の3回にも及ぶ意図的な停止など、日本を誇る大企業にしては、あまりにも人為ミスが多すぎませんか。高所得の社員さんにできることはたかがその程度ですか。

悔しければ、せめて国民に迷惑をかけない仕事をして見せて下さい。本店から社員総出で福島へ出向き、さっさと地下ダムを作るなり、なんなりして放射能漏れ、できるだけ早く地下水や海に流さないような措置をしてください。原発に覆いなんかしたって、放射能物質撒き散らしの現実は、何も改善されないこと、もうド素人の私たちでさえ知ってしまっていますよ。



何も言わない日本のメディアに対して、海外のジャーナリストは、今こそ日本に「アラブの春」を引き起こすことが重要だというけれどもーー。





http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920021&sid=aTH5uqQEEY3o
【コラム】今こそ日本に「アラブの春」を巻き起こせ-W・ペセック

  8月31日(ブルームバーグ):日本にも「アラブの春」が必要だ。
  私が10年前に東京に赴任した時、今この時点で8人目の首相について書くことになるなどとは思いもよらなかった。しかし、野田佳彦新首相が果たして前任者5人よりその座に長くとどまれるのか、こうして分析したり考えたりする羽目になっている。
2001年4月に小泉純一郎氏が森喜朗氏の後任として首相に就任。小泉氏は5年という今では考えられないほど長期間、首相の座にとどまった。同氏の後は、記憶には薄いが安部晋三氏が就任、福田康夫氏と麻生太郎氏が後に続いた。
09年8月には政権交代が実現。有権者は約54年間の自民党一党支配と決別した。民主党は力量不足の鳩山由紀夫氏を首相に選ばなければまだましな状態でいたかもしれない。次に首相に就任した菅直人氏は先週辞任し、また新たに首相が誕生することになった。
世界経済が安定からは程遠いこの時期に、無難な選択として野田氏を選んだと、アナリストや批評家は政治家批判に忙しい。しかし、本当に非難されるべきは1億2700万人の日本国民だ。
国民は自分たちにふさわしい指導者を選ぶという古いことわざには一理ある。日本の場合、有権者は指導者に対しもっと要求し、変革を強く求める必要がある。それなのに、日本人はまるでまひしたかのように沈黙したままだ。
インドの反政府運動
私はインドに数日間滞在した際、政治腐敗に反対する74歳の活動家のもとに何万人もの有権者が集結するのを見た。アンナ・ハザレ氏は格別カリスマのある人物ではない。だが、チュニジアの青年の焼身自殺が同国の革命の発端になったように、ハザレ氏のハンガーストライキはまさに時宜を得た行動だった。
インドやマレーシアやタイなどで最近起きている反政府運動が日本で起きないのには、明確な理由が二つある。その一つは豊かさだ。いくら日本が景気後退やデフレや賃金の伸び停滞などの問題を抱えているとはいえ、家計の貯蓄は数兆ドルにも上る。日本の失業率も4.6%と、米国の9.1%よりも低い。もう一つの理由は文化的なものだ。礼儀やしきたりが過度に尊重される日本では、街頭で旗を振りかざし、声を上げることはあまり人の心に訴えない。
無気力な日本
弱気で無力な政治家のために日本が何もできないでいる間、世界はスピードアップしている。中国は日本を追い越して世界第2位の経済大国の座に就き、その9.5%という高い成長率は多くの先進国とは対照的だ。また、ソニーなど日本を代表する企業がデフレで苦しむ中、韓国のサムスン電子などの新興企業は好調だ。
東日本大震災と原発事故が起こる以前から、日本政府の足取りは重かった。世界最大の公的債務を削減し、ゼロ金利政策から脱却する方法を考えようとする意志はほとんど見られなかった。経済的競争力の向上や高齢化対策、出生率引き上げや移民関連の法律の緩和に関して真剣な議論が行われることはなかった。
震災直後は、日本はこのような無気力な自動操縦の状態から脱し、経済を別の方向に進めていかざるを得なくなるとみられていた。しかし、この5カ月余りで証明されたことといえば、日本の無気力の根強さだ。政治家は菅降ろしに夢中だった。その任務が果たされた今、一体どうするのか。
陳腐な政策
東北では今でも何万人もの被災者が避難所や仮設住宅で生活する。被災者は福島第一原子力発電所の放射能漏れの影響や長期的な雇用の見通しに不安を抱いている。それなのに政府の対応といえば、いつもと変わらない小競り合いや、陳腐としか言いようのない経済政策だ。官僚は相変わらず国民にはほとんど目を向けず、自分の狭い利権を守ろうとするだけだ。
野田氏が財務相として示した政策能力は一つだけだった。同氏の時間やエネルギーの大半は円高や輸出対策に占められた。円高なのは投資家がドルやユーロを避けているためだ同氏がすべきことは、技術革新や生産性の向上で円高に対抗するよう企業に促すことだ。
首相になっても野田氏は変わらず、復興増税について大いに語るだろう。増税で経済が打撃を受けることを考えれば、野田氏はまず無駄な公共投資を復興財源に振り向けるべきだ。だが、野田氏は新しい考え方とか大胆な発想で知られているわけではない。同氏が無難な選択だったということを忘れてはならない。
だが、もはや無難では済まされない状況になっており、日本人はいら立ち始めている。カイロやトリポリで普通の人々が立ち上がったように、東京や大阪の街頭で変革を求める時が来た。日本の革命が始まってしかるべき時だ。(ウィリアム・ペセック)
ペセック氏はブルームバーグ・ニュースのコラムニストです。このコラムの内容は同氏自身の見解です)
記事に関する記者への問い合わせ先:William Pesek in Tokyo atwpesek@bloomberg.net.
記事に関するエディターへの問い合わせ先:James Greiff atjgreiff@bloomberg.net.
更新日時: 2011/08/31 15:39 JST

2011年9月3日土曜日

外国の巨額賠償請求にどう対処するつもりですか?

愚かしいにも程がある。
日本政府は、今年の5月になるまで、安全神話の名のもと、国際的な原発賠償条約の加盟を勧められてきたにもかかわらず、前向きに考えることさえしてこなかったという。

8月になってあわてて、アメリカ主導の条約に加盟したが、条約に加盟したから大丈夫などと大きく構えていたら、大間違いである。条約は、加盟する前に起こった事象に対して、適用されるわけではないからである。そして誠に残念なことながら、すでに賠償に向けての準備を着々と始めた国が出てきているという。

東電をはじめ経団連や電事連、経産官僚、三井住友銀行や第一生命などのメインバンクや大株主のご機嫌とりばかりを続けて、いつまでも東電を守っていると、国を滅ぼすことにもなりかねない。それを慶応の岸博幸氏が指摘しているので、以下に転載する。

東電から献金をもらったり、助成金を受けたり、接待を受けたり、天下りのポストを用意してもらったり、娘や息子の就職の世話をしてもらったりなどなど、これまでにもらった蜜の甘さや誘惑があまりにも大きすぎて、諦めきれない権力者が少なくないことはよくわかる。

彼らは東電を死守することの引換に、日本の国が諸外国から巨額の賠償金を請求されることなど何とも思ってはいないに違いない。彼らの共通認識は、増税で、国民の貯蓄を全部吐き出させれば、何とかなるだろうという程度のものなのであろう。(増税をするならば、原発を推進してきた富裕者層や、震災復興に関わって、利益を上げている企業を対象に限定的にやっていただきたいものである。)

どこまでも東電を死守するというならば、その引き換えに東電関係者及び東電からこれまでさんざん恩恵を受けてきた企業や個人に、海外からの巨額の賠償金を全額負担して頂いてても余りあると思うのは、薔薇っ子だけだろうか。

今でこそネットでいろいろな情報を入手できる時代になったけれども、我々大多数の国民は、施政者や官僚と結託したメディアによってこの数十年間欺かれ、都合の悪いことは何も聞かされず、原発の賛否について十分な判断ができるだけの情報から、全く疎外されてきたのだから。

http://www.asahi.com/politics/update/0528/TKY201105280573.html
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原発賠償条約、加盟を検討 海外から巨額請求の恐れ

2011年5月29日3時5分
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図:原発事故の賠償条約の仕組み拡大原発事故の賠償条約の仕組み
 東京電力福島第一原子力発電所の事故で、日本が海外から巨額の賠償を負わされる恐れがあることがわかった。国境を越えた被害の損害賠償訴訟を事故発生国で行うことを定めた国際条約に加盟しておらず、外国人から提訴されれば日本国内で裁判ができないためだ。菅政権は危機感を強め、条約加盟の本格検討に着手した。
 原発事故の損害賠償訴訟を発生国で行うことを定める条約は、国際原子力機関(IAEA)が採択した「原子力損害の補完的補償に関する条約」(CSC)など三つある。日本は米国からCSC加盟を要請されて検討してきたが、日本では事故が起きない「安全神話」を前提とする一方、近隣国の事故で日本に被害が及ぶ場合を想定し、国内の被害者が他国で裁判を行わなければならなくなる制約を恐れて加盟を見送ってきた。
 このため、福島第一原発の事故で海に流れた汚染水が他国の漁業に被害を与えたり、津波で流された大量のがれきに放射性物質が付着した状態で他国に流れついたりして被害者から提訴されれば、原告の国で裁判が行われる。賠償金の算定基準もその国の基準が採用され、賠償額が膨らむ可能性がある。
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2011-08/15/content_23215742.htm

日本、原発賠償条約加盟へ 海外からの巨額賠償防ぐ

タグ: 日本 原発 賠償 条約 加盟 海外 

発信時間: 2011-08-15 17:02:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
日本政府は15日、原子力損害の補完的補償に関する条約(CSC)加盟について米国と協議を始める。海外から条約以外の基準で福島第一原発事故の損害賠償を請求されないようにするねらいがある。英国放送協会(BBC)が伝えた。
同条約は原発事故による国際間の賠償請求について裁判基準を明確に定めているほか、加盟国の相互支援に関する条項も含まれている。
現在CSCに加盟している国は米国、モロッコ、ルーマニア、アルゼンチンの4カ国で、5カ国以上加盟していないため、規定により条約はまだ発効していない。
このほか欧州連合(EU)やロシアが主導する国際条約がある。
米国はかつてCSC加盟を勧めていたが、日本政府は3月の福島第一原発事故発生後、国内の損害賠償問題が浮上し、周辺国からも海洋汚染の被害状況に応じて巨額の賠償を負わされる恐れがあると考え、国際条約加盟の本格検討に着手したと朝日新聞が5月、伝えた。
日本経済新聞が15日伝えたところによると、政府は最終的に米国主導の同条約が最も有利だと判断、将来原子力発電の建設を計画しているアジアの国への原子力発電設備輸出につながるとみて、米国と協議しながら、国内法を整備する方向で調整を進めることを決定した
日本政府は外務省と経済産業省の担当官を米国に派遣、15日から米国側とCSC加盟について協議、国内法の整備と加盟に向けた準備については文部科学省と法務省が検討に加わる予定。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月15日
【第153回】 2011年9月2日
著者・コラム紹介バックナンバー
岸 博幸 [慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授]
野田政権は東電破綻処理を急げ――このままでは日本は中国やロシアからの巨額賠償請求の餌食になる


今日にも組閣が行われ、野田政権が発足します。迷走を続けた菅政権の後だけに、被災地の復旧・復興の加速、エネルギー政策の抜本的転換、デフレと円高の克服に向けた経済財政運営など、取り組むべき政策課題が山積であり、世の関心も増税など目立つ問題に行きがちですが、日本全体のリスクを低減する観点から早急に取り組むべき課題があることにも留意すべきです。それは東電の破綻処理です。

外国からの損害賠償という巨大リスク

 これから長期にわたり原発事故の損害賠償など巨額の債務を抱える東電をどうするかについては、菅政権で既に決着しています。原子力損害賠償支援機構法が成立したことにより、
・原発事故の責任のある東電が損害賠償を行なう
・機構が東電に対して、賠償のための資金支援を行なう
・国にも原発事故の責任があるので、必要があれば機構に対していくらでも予算を投入する(=東電に対して予算支援を行う)
 というスキームとなりました。東電に責任を持って被災者への損害賠償を行わせるという名目の下で、東電を債務超過にしない(=破綻処理しない)という政官の強い意思により、事実上政府が東電を救済することになったのです。
 多くの識者の方が指摘しているように、このスキームには、東電のリストラが不十分、ステークホルダーである株主や債権者が責任を負っていないなど、市場のルールの観点から問題が多いのですが、それに加え、別の観点からも大きな問題を生じさせかねません。
 それは、外国からの損害賠償請求への対応です。
 原発事故以降、汚染水の放出などを通じて大量の放射能が海に流出していると考えられます。放射能が付着したがれきが他国に流れ着く可能性もあります。それらを通じて、他国の領海に放射能汚染が拡散したり、他国の漁業に被害を与えるなど、放射能汚染の被害は日本国内にとどまらず、外国にも及んでいるのです。
 そうした事実を考えると、原発事故の被害について、今後外国からも損害賠償請求を起こされる可能性が大きいと言わざるを得ません。特に日本の近隣には中国やロシアなど色々な意味で難しい国があることを考えると、東電が8月30日に発表した「原発事故に伴う損害賠償の算定基準」を遥かに超える規模の損害賠償が外国から請求される可能性があるのです。一部には、海洋汚染への損害賠償の請求が数百兆円にも上る可能性がある、という声もあります。
そして、残念ながらそうした外国からの損害賠償請求の可能性を裏付ける情報が入ってきてしまいました。ある国は、もう損害賠償の請求のための情報収集と準備を始めているのです。

いかに日本の国益を守るか

 そして、留意すべきは、損害賠償請求をしようと考えている外国にとって、機構法による東電救済スキームは“非常に美味しい”ということです。今のスキームの下では、損害賠償を請求する相手である東電は潰れないし、国も責任を認めている、かつ国が東電に無制限に予算を投入する仕組みになっているのですから、いくらでも損害賠償を請求できます。
 しかし、それで巷で言われるように数百兆もの損害賠償が外国から本当に請求されたら、東電は当然払い切れないので、ツケはすべて国に回ってきます。1000兆円近い日本政府の債務に数百兆円が上乗せされたらどうなるか。大変なことになるはずです。東電より先に国が破産してしまうのではないでしょうか。戦後賠償よりも重い負担を日本全体として背負わされかねないのです。
 それでは、外国からの損害賠償請求にはどのように対応すべきでしょうか。この点について、メディアでは、海外からの巨額の損害賠償に対応するため、これまで未加盟だった原発賠償条約への加盟を政府が検討していると報道されています。
 この条約は、原発事故の損害賠償訴訟を事故発生国で行うことを定めています。つまり、もしこの条約に加盟していれば、例えば中国人が損害賠償を請求する場合でも、日本の裁判所で訴訟を起こさなければなりません。その場合、外国で訴訟を起こすこと自体大変だし、裁判所も外国人より自国企業を守る方に重きを置くはずですので、損害賠償を起こされても、それがあまりに巨額になることは防げるはずです。
 しかし、仮にこれからこの条約に加盟したとしても、過去の事故にまで条約の効力が遡及するとは考えられません。従って、中国人が中国の裁判所に損害賠償の訴訟を起こすことができるのです。そうなったら、当然ながら、日本の企業である東電よりも自国民の利益が優先されるでしょう。
 従って、条約に加盟していない中で、海外からの巨額の損害賠償に国としてどう対処するかを真剣に考えなくてはなりません。その手は二つしかないように思えます。
 一つは、東電にも国にも原発事故の責任はないとすることです。そうすれば、外国が損害賠償を請求できる相手がなくなるからです。そのためには、今回の原発事故が原子力賠償法上の“天災地変”に該当するとしなければなりません。事故の責任は東電にあるので東電は賠償責任を負うという、事故が起きて以来の政府の見解を変えなければならないのです。かつ、東電の責任が前提の機構法も廃止しなければなりません。
 しかし、特に原発事故で深刻な被害を受けている福島県民の心情を慮れば、いくら国を守るためとは言え、東電に事故の責任なしと政府が判断を翻すのは現実には困難です。
 そう考えると、もう一つの方法が現実的です。それは、東電を無理に延命させず、事実上債務超過なのだから淡々と破綻処理を進めることです。賠償責任を負う東電がなくなり、機構法から国の責任を謳った部分を削除すれば、テクニカルには外国が損害賠償を請求する相手がいなくなります。
 この場合、東電を潰すと福島の被災者の賠償債権もカットされてしまうという反論が出ると思いますが、“事故の損害賠償”ではなく“被災者への支援”として政府が肩代わりして十分な金額を支払うことで対応できるはずです。国内の被災者相手に“損害賠償”という言葉を使い続けると、外国からの損害賠償にも応じざるを得なくなるので、被災者への給付の性質を変えるのです。

東電より国を守るべき

 私自身、東電と国の双方に原発事故の責任があるという考えにはいささかも変化はありません。それにも拘らず、上述のように自らの考えを曲げた主張をしているのは、日本を海外からの損害賠償請求から守るためです。
 現在の東電救済スキームの下で本当に外国が数百兆円もの損害賠償を請求してきたら、日本はおしまいです。戦後賠償以上に後世に負担を残すことになります。また、もし私が中国やロシアの政府の当事者なら、領土交渉や漁業権の交渉などにこの損害賠償を絡めます。損害賠償は勘弁してやるから、代償として尖閣諸島や北方領土への領有権の主張は放棄しろと言うでしょう。
 このように、外国からの損害賠償問題は、東電という一企業を超えて日本の国益に大きく関わるのです。野田政権は、菅政権が国内のことだけを考えて作った東電救済スキームを早急に修正し、日本の国益が確実に守られるようにすべきです。そうしないと、本当に“東電栄えて国滅びる”となりかねません。

2011年9月2日金曜日

隠蔽とパージですか、怖い国ですね?

 8月の最後の週、海外出張していた間に、このようなニュースがあったとはつゆ知らず、驚いてしまった。もちろん、主要メディアは全くこの問題について口をつぐんでいる。

3.11に福島原発で、地震直後に意図的に最後の砦ともいうべき緊急冷却システムを事もあろうに3回も意図的に止めたこと、その理由が闇に葬られ、追及の手も及んでいないばかりか、明らかにさえされな買った事実を、民主党の原口一博氏が報告している。

国費を使って、どじょうだの金魚だのと戯れている間にも、東電のなすがまま放射能は広がり続け、手付かずの汚染は、日本国内、国外に広がり、問題は益々深刻化するばかりである。

以下の動画は、8・23の「ニュースの深層」における原口氏のインタビューである。「民主党代表選の行方と今後の民主党政治」と題されているが、上記の事実に加えて、原発問題について異議を申し立てた者はパージの対象になるという、法治国家にあってはならない日本における恐ろしい現実が明らかにされている。


一時は炎の勢いであった週刊誌の原発報道すら、震災6ヶ月にもなれば、だんだん影を潜めるようになった。多分電力会社から手が回ったのだろう。


心が折れるなんて、甘っちょろいことを言っているような状況ではない。国が放射能まみれの瓦礫の焼却を認めれば、汚染はまた繰り返され、新たなホット・スポットを作り出し、日本中を汚染の渦に巻き込むことになる。放射性物質は焼いてなくなるものではないのだからーー。内部被曝の量は、常に足し算で考えなければならないことが、いつも政府筋の発表から抜き取られているのも問題である。

http://www.youtube.com/watch?v=-tprK50kcTU

http://www.youtube.com/watch?v=7VngrzGROiI&NR=1

http://www.youtube.com/watch?v=_unro_hwqwY&NR=1

2011年9月1日木曜日

電力会社は預言者か?

 3.11以来、地震学の常識、津波の常識は完全に覆されたと地震学の権威たちはいう。もっといえばスマトラ沖地震で、これまで起こりえないと思っていたような場所で大地震が発生し、これまでの地震学が根底から揺さぶられたという。

確かに、東京地震や東海地震については長年あれこれ指摘されてきたが、神戸に地震が起こるなどということも専門家は誰も予知できなかった。東北の太平洋沿岸に大きな地震が来るという人はあってもせいぜいマグニチュード6か7程度のことで、未曽有の大地震が来ることを言い当てたのは、預言者だけであったという。

東大の物理学者は、そもそも今の科学の力で地震の予知など行うことは無理であると言い切っている。

にもかかわらず、2日前、原発関連の機講と電力会社は、以下のような非常に興味深い見解を公表している。

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201108300364.html

活断層を再評価「原子力施設の安全性、影響なし」

関連トピックス

 東京電力など電力会社8社と日本原子力発電、日本原子力研究開発機構、日本原燃は30日、東日本大震災を踏まえて活断層を評価しなおしても、原子力施設の耐震安全性に影響はないとの見解を公表した。今回の震災で東電が活断層ではないとしてきた断層が動いたため、経済産業省原子力安全・保安院が検討を求めていた。
 震災の影響で、東北地方を中心に地下にかかる力が変わり、従来とは逆の東西に引っ張る力が働くようになった。4月11日にはこの影響とみられるマグニチュード(M)7の地震が福島県で起きている。
 このため、東電は福島第一、第二原発周辺の五つの断層が動く可能性を否定できないとして新たに評価。動いたとしても想定を超える地震の揺れは起きないと結論づけた。原発の西数キロを通る双葉断層南部については従来同様、地震を起こさないとした。
 日本原電も東海第二原発(茨城県)について同様の評価を公表。東北電力も東通原発(青森県)や女川原発(宮城県)について、地殻変動はあるものの過去の調査から断層の活動は否定できるとした。
 北海道電力や関西電力などの遠くの原発は、東日本大震災による影響は小さいとしている。九州電力は同様の結果をすでに報告済み。(佐々木英輔)

一体何の根拠があって、彼らはこんな断定ができるのだろうか。彼らは強力な予知能力を持った預言者でも抱えているのだろうか。

想定が崩れたときは、国民がどうなろうと、3人前に並んで「申し訳ございませんでした」と2,3度テレビカメラの前で頭を下げておきさえすれば、それで済まされるのだから、自分たちにとって都合のいいことばかりをでまかせに言っていればいいと思っているのかもしれないが、こうした発表を黙認して、後で泣きを見るのは決まって国民であることを我々は忘れてはなるまい。



今日は9月1日、関東大震災があった日だということで、この日になると毎年、地震と防災訓練がセットで論じられる。今日もその例外ではなかった。NHKの時論公論でも、何を言うのかと思ったら、これまでの地震・津波の常識が3.11以降全く覆されたので、それに対する抜本的な見直しが必要だといっただけであった。

大地震・大津波によって引き起こされる危険性が大きい最も広範囲かつ、経済的なダメージが大きく、長期にわたって国内はもとより国外にまで深刻な影響を与える事象は、何かといえば、6ヶ月たっても、収束するどころか逆に死亡者や高線度の被爆者を出し続けている他でもない原発の崩壊である。

にもかかわらず、原発と地震・津波の安全基準の問題があたかも別次元の問題のようにしか取り扱われず、大方のメディアもその尻馬に乗っていることは実に興味深い。

たとえば、原発に対して実施されることになったストレステストも、本来、地球環境学の専門家らによる安全基準の抜本的な見直しを行い、新らたな基準を設け、テスト項目を根本的に1から作成し直した上で、初めて実施されてこそ、一定の意味を持つものであるが、保安院さんのストレステストはそんな抜本的な見直しもせず、従来の安全基準がそのまま使われるそうである。

今日のモーニングバードで玉川徹氏のそもそも総研を録画しておいたのを見たが、この番組だけは別で、名古屋大学の地球環境学教授古本氏にインタビューを行い地震学の観点から、日本で原発を設置することがいかに荒唐無稽なことであるか、新しい地震学の常識に基づいて語らせている。

産業技術総合研究所の吾妻氏もまた、通常動きにくい活断層が動くことによって、断層の常識も変わったという。たとえば、福井の敦賀原発の真下には、いくつもの活断層があり、近くで大きな地震があれば、これが誘発されかねない危険性を孕んでいることを指摘していた。




放射性物質はどうしていつもセシウムだけなのでしょう?

 後手後手の放射能汚染の調査結果報告、しかもいつも出てくるのはセシウムの数量ばかり、どうしてというと、ヨウ素より半減期が長いから、セシウムの線量は重要だという答えしか返って来ない。まるで放射性物質はヨウ素とセシウムしかないかのように。

前からこのブログで繰り返し指摘しているストロンチウムはなぜに公表されないのか。

7月から8月にかけて行われた広域モニタリングの結果にも、納得の行かない点がいくつもある。
どうして、広域モニタリングの範囲が、警戒区域と計画的避難区域の人の集まる場所に限られたのか、警戒区域や計画的避難地域の中にはホットスポットではない場所も多く、指定区域を外れた地域でも高線量のホットスポットがあるのであれば、警戒区域と計画的避難区域に限ったモニタリングはナンセンスである。

しかも専門家の言うように、人がたくさん集まるような場所より、草や木が生い茂ったような場所に放射性物質が溜まっている可能性が高いし、スピーディの風向きの方向に飛散したのであれば、
警戒区域、計画的避難区域外の様々な地点に対する詳細な調査を行い、その結果を即時公表すべきなのではないか。

一旦250ミリシーベルトに引き上げた作業員の放射線量を100ミリシーベルトに引き下げることを検討しはじめるというのもおかしな話である。関係がないとはいわれるものの、8月16日に作業員が突然の急性白血病と全く因果関係がないと言われれば、逆に、何かあるのではないかと考えてしまうのは、単なる下衆の勘ぐりだろうか。


http://jp.wsj.com/Japan/node_298103?mod=MostPopularBlock

福島原発周辺の広い地域に放射性セシウム汚染-初の包括調査

福島第1原子力発電所の事故に伴う周辺地域の土壌の放射能汚染に関する初めての包括的調査結果によると、調査した2200地点のうち旧ソ連が移住の基準とした量を超える放射性セシウムに汚染された地点が33カ所に上っていることが明らかになった。
Reuters
土壌サンプルを採取する福島県職員(今年5月、福島県相馬市)
 調査対象となったのは、福島第1原発から半径100キロ圏内。1986年のチェルノブイリ原発事故の際にソ連当局が強制移住させた際の基準だった汚染量(セシウム137で1平方メートル当たり148万ベクレル)を超えた地点が33カ所あった。また、ソ連当局が自主的な避難を呼び掛け、農業を禁止した際の基準(セシウム134と137の合計で55万5000ベクレル)を超えた汚染地域は132地点あった。 
 当局によると、最も汚染がひどい地点はすべて、原発の半径20キロの現行警戒区域内と、既に高度の汚染がみつかっている原発の北西方向の一部地域だった。
 当局は先週、原発周辺地域の放射能水準は、自然減と除染作業を通じて2年以内に半分に減少すると予想していると述べていた。
 しかし、今回の調査では、セシウムが水に押し流されて他の地域に広がり、河川、低地、海洋を汚染している可能性を示している。
 例えば群馬県は29日、県内の川で捕った魚から、法律で許容されている量を上回る放射性セシウムが見つかったと発表した。原発のある福島県以外で基準値を超えるセシウムが発見されたのは初めて。 
TEPCO/Agence France-Presse/Getty Images
原子炉格納容器に入る作業員(29日、福島第1原子力発電所)
 セシウム137の半減期は30年。これは、放射能が30年後でも半分しか減らず、数世代にわたって環境に影響することを意味する。セシウム134の半減期は2年のため、長期的な問題はそれほど大きくないとみられている。 
 今回の土壌汚染調査は原発から半径100キロ以内の土地について、2平方キロごとに土壌サンプルを採取した。調査は6月から7月の間に実施され、全国から400人以上の研究者が参加した。これまでは、航空機を使用したり地上での放射能測定を通じて土壌汚染を推定していただけだった。
  調査結果を発表した文部科学省の幹部はブリーフィングで、「土壌分析結果は、汚染に関するわれわれの推測を確認した」と語った。
 一方、東京電力は30日、原発で今月7日間働いていた40歳の作業員が急性白血病で死亡したと発表した。この作業員の累積放射線被ばく量は0.5ミリシーベルトで、許容量をはるかに下回っていた。東電は、死亡は原発での作業と関係ないとみられると述べている。
 これとは別に厚生労働省は30日、福島第1原発の作業員について年間250ミリシーベルトに引き上げていた被ばく限度を100ミリシーベルトに戻すことを検討していると述べた。250ミリシーベルトという水準は、同原発の作業員だけを対象に緊急時の被ばく限度として3月に設定されていた。

立ち入り制限区域、最高線量は避難基準の36倍

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 政府の原子力被災者生活支援チームは1日、東京電力福島第一原子力発電所事故によって立ち入りが制限されている警戒区域、計画的避難区域の約2700地点で、空間の放射線量を計測した「広域モニタリング」の結果を初めて公表した。
 地面から高さ1メートルの空間で最も線量が高かったのは、第一原発から南西に約1・5キロ離れた福島県大熊町夫沢で、毎時139マイクロ・シーベルト(年間推定被曝ひばく線量約730ミリ・シーベルト)。住民避難の目安となっている毎時3・8マイクロ・シーベルトの約36倍に相当する値だった。
 調査は、7月4日から8月20日にかけて、警戒区域の同県双葉町、大熊町、富岡町など9市町村の1572地点と、計画的避難区域の飯舘村、南相馬市の一部など5市町村の1124地点で、公民館や病院など人が集まりやすい場所を中心に、高さ1メートルと1センチの放射線量を測った。高さ1センチで最も高かったのは、双葉町松ざくの毎時368マイクロ・シーベルトだった。
 空間線量が特に高い地域は、原発の北西方向に約32キロにわたって延びていた。文部科学省が8月30日に公表した放射性セシウムの土壌汚染の分布図と、おおむね一致している。同じ警戒区域でも、原発北側に2、3キロ離れた海岸沿いでは、毎時1マイクロ・シーベルト以下になるなど、区域内で線量の分布にばらつきが出た。
 政府は、結果を除染対策の検討などに役立てる。地図や各地点の計測データは、http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/20110901.htmlで公表している。
(2011年9月1日22時41分  読売新聞)

2011年8月31日水曜日

不思議な死ですね、作業員さん?

 8月の始めから1週間、フクシマ原発で放射能管理の業務に携わっていた作業員さんが、仕事を辞めたあと、すぐに急性白血病を発病し、10日もたたない16日に亡くなったという。

あまりにも早い死。

原発に入る前の身体検査では、全く白血球の異常などが認められなかったというから、原発の放射能被曝とは因果関係がないなどと断定されても、全くもって解せない。

16日に亡くなった事実が、31日になってやっと発表されたことも不可解である。名前は公開しないにもかかわらず、家族に配慮して、発表を2週間遅らせたというが、TEPCOの発表は、いつに変わらず、1から10まで腑に落ちないことが多すぎる。


http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2011/08/31/fukushima-daiichi-death-not-related-to-plant-work-tepco/

 Fukushima Daiichi Death Not Related to Plant Work - Tepco



When Tokyo Electric Power Co. said Tuesday that a male employee in his 40s died of acute leukemia after working at the Fukushima Daiichi nuclear power plant, the news was as chilling as it was tragic, heightening concerns about the safety of plant workers.

Tokyo Electric Power Co./European Pressphoto Agency
A worker sits in front of the rest area at the service building of Unit 5 and Unit 6 reactors at the Fukushima Daiichi nuclear power plant on May 19.
But the troubled operator of the even more troubled nuclear plant said that the cause of the death of the former laborer was unrelated to his brief stint at the facility early this month.
The unidentified worker was assigned to Fukushima Daiichi for about a week in early August by a subcontracting company. “It was concluded it is medically impossible for symptoms of acute leukemia to manifest from occupational radiation exposure from a few weeks ago,” said Tepco spokesman Hiroki Kawamata on Tuesday, referring to a doctor’s analysis submitted to the utility by the subcontracting firm. Tepco didn’t disclose further details on the exact cause of the worker’s death.
The man became sick after leaving the plant and underwent medical checkups before his death. The contracting firm notified Tepco of the death on Aug. 16. Mr. Kawamata said the company did not immediately release information of the death out of respect for the family. A medical examination conducted prior to the job and submitted by the subcontracting firm didn’t indicate any health concerns, said Mr. Kawamata.
The man was exposed to about 0.5 millisievert of external radiation and showed no internal exposure to radiation. The exposure is far lower than the high radiation doses – about 800 to 16,000 millisieverts – detected in the approximately 134 rescue workers responding to the 1986 Chernobyl nuclear power plant accident who suffered from acute radiation sickness, according to the U.S. Nuclear Regulatory Commission. Some 28 of those workers died within the first three months from their radiation injuries.
The man’s job at the battered nuclear plant was to manage workers’ exposure to radiation by opening and closing the door to an onsite rest area to prevent external radiation from entering the building. Mr. Kawamata said the worker wore the required full-body protective suit and mask, but said he did not know whether the man stood inside or outside of the building during his shifts.
About 2,553 workers were exposed to a combined internal and external radiation dose measuring between zero to 10 millisieverts in May, the most recent statistic available, according to Tepco. The average exposure amount for the month was 3.1 millisieverts. Japan’s health ministry set the radiation exposure limit for workers at the plan at 250 millisieverts in March. At least six plant workers have exceeded the allowable amount so far.

http://www.clarku.edu/mtafund/prodlib/jsi/Leukemia_and_Exposure_to_Ionizing_Radiation.pdf

Center for Environmental Health Studies 

  Is Leukemia Radiation-Sensitive?
- Yes. The National Research Council’s BEIR V committee performed a detailed analysis of 
the risks of leukemia from radiation exposures.  Among their conclusions are that radiation 
causes acute leukemia and chronic myeloid leukemia.
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The National Research Council advises the U.S. government on scientific matters.  Their 
Committee on Biological Effects of Exposure to Ionizing Radiations (BEIR) V reviewed
sensitivity of parts of the body to radiation.  Their findings are based mostly on studies of cancer 
among atomic bomb survivors, as well as on some of the available information on the biology of 
the body, animal studies, and other evidence.  The greatest risk is at high exposure levels.
Is Leukemia a “Specified” Cancer Under the Energy Employees Occupational 
Illness Compensation Program Act (EEOICPA)?
- Yes.  Leukemia is a “specified” cancer under the EEOIC Act consideration of Special 
Exposure Cohorts, except for CLL.
Policy makers have identified certain types of cancer among energy employees at nuclear 
facilities, including those employed at Los Alamos National Laboratory, as being potentially 
related to occupational exposures under the EEOICPA. 






急性白血病で福島原発作業員死亡 東電「因果関係なし」

東京電力は30日、福島第一原子力発電所で復旧作業にあたっていた協力企業の40代男性が8月上旬に急性白血病で死亡したと発表した。東電は「男性の作業と白血病による死亡に因果関係はない」としている。
 東電によると、男性は8月上旬に福島第一原発で7日間、休憩場を出入りする作業員の放射線の被曝(ひばく)管理をしていた。その後、体調の不良を訴え、数日後に死亡したという。
 男性はほかの原発も含めて原発内の作業にあたった経験はなく、今回が初めてだったという。被曝線量は外部被曝が0.5ミリシーベルト、内部被曝はなかった。東電が、協力企業を通じて診断医師に確認したところ、「急性白血病は(臨床症状が出るまでの)潜伏期間が数年あり、死亡直前に短期間被曝して発症することはない」との説明を受けたという。
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