2011年7月13日水曜日

たった2日の検査で運転再開ですか??:異例のなし崩し運転を続けていた関電と北電の原発

 最近の世の中、どうも理解の出来ないことが多すぎる。以下は今日の朝日テレビのWeb Pageに載っていた今日のニュースだが、全く理解に苦しむことばかりである。


①関電と北電の2原発は、本来ならば1ヶ月程度で最終検査を受けるべきところ、今まで検査の申請を行わず、異例の4ヶ月に及ぶなし崩し的な調整運転を続けていた。


原発事故が収束せず、地震で列島があちこち揺れているような時、こともあろうに、原発の稼働について、法令上問題になるようなことを平然とやってのけている、関電、北電に何の罰則も適用されないのだろうか。タクシー会社が百も承知で、車検切れのタクシーを市中走らせて涼しい顔をしているのと何も変わらないのでは?


②この長期の調整運転に「法令上問題があるのでは」との批判が上がったので、関電・北電は最終検査の申請をすることに踏み切ったが、その検査たるやわずか2日程度で修了するらしく、検査が終わると、2つの原発は早々に運転再稼働するというのである。異例の4ヶ月に及ぶなし崩し的な調整運転を続けてきた原発の検査が、これまでの原発の安全基準が甘すぎると各方面から指摘されているにもかかわらず、わずか2日程度で修了するという。車の場合、車検をして車のどこかに問題があれば完全に修理が完了し、運輸局の確認が終わるまでは、車を走らせることができない。ところが、原発に関しては、検査をする前から、2日後には即運転再稼働が決まっているかのごとくである。一部ダクトが壊れたり、安全弁が開かないだけでも、日本全国に深刻な被害をもたらしかねない原発がかくも、緩いいい加減な検査で、再稼働を許されてよいものなのだろうか




http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210713045.html




定期検査中に異例の4カ月に及ぶ調整運転を続けている2つの原発が、営業運転に入るための最終検査を近く申請する方針を固めました。

 関西電力の大飯原発1号機と北海道電力の泊原発3号機は、3月11日の震災直前に発電しながら原子炉の状態を確認する調整運転に入りました。通常、1カ月程度で国の最終検査を受けて営業運転に移りますが、いずれも地元自治体に配慮して検査を申請していません。しかし、4カ月という長期の調整運転に「なし崩し的な運転」「法令上問題がある」などの批判が上がっているほか、原子力安全・保安院から指導されたことから検査を申請する方針を固めました。検査は2日程度で終わる予定で、営業運転が認められると、震災後に再稼働する初めての原発となります。

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