2012年2月23日木曜日

脱原発のドイツが原発国フランスに電力輸出:原発擁護論の謎

原発の安全神話が崩壊した去年の3月以降、原発推進の御用学者やそれにつながる大型メディアから、私たちはことあるごとに、原発は安定した電力供給が可能な唯一のもっとも安価なエネルギー源であり、原発という選択肢を選ばなければ、たちまち電力不足に陥り、日本の経済は空洞化すると吹き込まれてきた。

しかし本当にそうなのだろうか、あまりにも疑問点が多い。

まず、原発災害の直後にアメリカ政府が、原発に頼らなくても、日本のエネルギー供給には問題がないと発表したことについては、このブログにも関連記事を転載した。

これは、国家間の安全保障にも関わる重要な事項であり、米政府の関係機関が、日本の夏の猛暑や極寒の冬を想定もせずに、あてずっぽうにはじき出した試算ではないはずである。日本政府はこの報道について何も反応をせず、やっと今年になって枝野経産相が遅まきながら、今年の夏の電力は全原発が停止しても、問題はないと公式の場で認めた。そして、この発言についても、いまだ誤りであったとの撤回はなされていない。

この2つの情報だけをとってみても原発などなくても、(現存の火力、揚力、水力発電所、あるいは企業の自己発電だけで)、十分にやりくりができるということを示していると言えるのではないのか。

もちろん、九電の火力発電所のように発電所が事故など起こせば、たちまち電力不足をきたす。しかし、大きな火力発電所や水力発電所が大事故を起こしたところで、その収束の容易さは原発災害とは、時間的にも、経済的にも、まったく比較にならない、取るに足りないものであることを私たちはフクイチの原発災害で思い知った。

風力発電のプロペラの軸が折れようが、火力発電所が爆発しようが、発電所とその周辺何十キロにも及ぶ家や、森や、大地や、海や、水や、生物のすべてが汚染にまみれ、事故の収束に何十年もの歳月と、何十兆円という費用がかかったり、立地自治体、周辺住民の健康被害どころか、狭い国土に生きる大多数の国民が汚染の不安に駆られるようなことにはなりえないからである。

しかし彼らはいうだろう。「今ある発電所のどこかで、事故が起こればたちまち電力供給ができなくなるから、やっぱり既存の原発の再稼働は不可欠だ」と。

ところが、この種の説明も、もはやまったく説得性をもたない。2月に起きた九電の大分火力発電所の事故のときは、電力不足であるはずの関西電力や東電が、九電に電力供給をしたというではないか?
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201202/2012020300145

そのことについては、薔薇っこの過去のブログの中でもニュースを転載してきたし、以下に掲げる「Web論座」の竹内敬二氏記事(抜粋)の中でも論じられている。

確か、電力関連のお偉い専門家の概説によれば、西と東は電圧が違うので、電力の融通はできなかったはずなのでは?「できない、できない」といっておきながら、いざとなれば、ちゃんと、できているではないか?ここにも何か嘘があるようである。

もうひとつ、「原発の電力安定供給」 という点についても、大きな疑問がある。

電力の7割を原発が占めており、電力の安定供給ができるばかりか、他国に輸出までしている原発大国フランスが、フクイチを教訓に脱原発をめざしているドイツから、この冬電力供給を受けなければ、やりくりできない状況が現実のものとなっているのである。

冬のフランスは寒い、しかし、ドイツも負けず劣らず寒い。だから今年のフランスは例年になく寒いからなどという気象条件はまったく理由にはならない。

今は、その種の番組はすっかり姿を消したが、一時は、日本のエネルギー問題をめぐって、専門家が、お茶の間のテレビ番組に登場し、討論を繰り広げることが、昨年の春から夏にかけて何度かあった。

自然エネルギーの推進、あるいは脱原発の主張をする、どちらかといえばおっとりした能弁とは言い難い専門家に比べて、原発擁護派はしっかりした論客をそろえていることにも薔薇っこは大きな疑問を感じた。

しかしそれ以上に、前者がドイツを例にあげて日本でも脱原発は可能だと言うと、たちまちその議論を遮って、後者の御用学者の方々が、小馬鹿にしたような口調で、「ドイツは脱原発といってはいるが、フランスの原発で作った電力を輸入できるから、脱原発なんて言ってられるのです。日本は島国で、ドイツのように隣から融通してもらうなんてことできないんです」とばっさり斬り捨てておられたことが、今も記憶に(DVDにも)しっかり残っている。

しかし事実は全く異なるではないか。おまけに、原発推進派のサルコジは現在苦戦中で、対抗馬と目されているフランソワ・オランド大統領候補はフランスの原発依存のエネルギー政策に歯止めをかけようとさえしているのである。

原発推進派、擁護派の議論は様々な現実の中ですでに完全に破たんをきたしている。安全でもなく、安定供給ができるわけでもなく、安くもない原発を一体だれのために再稼働させる必要があるのか。

最近は何かといえば、立地過疎地の住民の声が焦点化され、原発をとめられると生活できなくなるからという報道が意図的に流されている感がある。

私たちは、全国の過疎地にある原発立地自治体やそこに居住する、わずかな住民の生活を守るためだけに、国民の健康や安全を犠牲にし、原発事故によって生じる膨大な負債のつけを延々と支払わなければならないとでもいうのだろうか。

オルタナティブがあるならば、そして今のように原発をめぐる目を覆いたくなるような事実が白日の下にさらされていれば、薔薇っこは断じて東電の汚い電気など、びた一文たりとも買わなかったであろうし、これからも断じて買いたくない。たとえ原発を利用しない主義の電力会社に、2倍、3倍の電気料金を支払わなければならないとしても。

それは決して薔薇っこがリッチで、生活にゆとりがあるからではない。

夏の電力節約術については前にブログにもいろいろ書いたので、何度も繰り返さないが、それに加えて、ヘアドライアーや洗濯物の乾燥機を、自然乾燥に代えてでも、冬の寒さをガス暖房に変えてでも、そうしたいと思うし、そうしなければならないと思う。

もちろん電力会社が送電線の独占を放棄し、発送電分離が理想的な形で行われ、スマートグリッドなどの制度が速やかに導入され、原発以外のエネルギー利用の推進が国を挙げて積極的に進められさえすれば、オルタナティブの会社に2倍の電気料金を支払わなければならないような事態も生じないはずであるけれども。

以下関連記事を転載する。


http://mainichi.jp/select/world/news/20120220dde001030011000c.html

ドイツ:脱原発しても…電力輸出超過 再生エネ増、消費減で
【ブリュッセル斎藤義彦】東京電力福島第1原発事故後に「脱原発」を決め、国内17基の原発のうち約半数にあたる8基を停止したドイツが昨年、周辺諸国との間で、電力輸入量よりも輸出量が多い輸出超過になっていたことが分かった。脱原発後、いったんは輸入超過に陥ったが、昨年10月に“黒字”に転じた。太陽光や風力などの再生可能エネルギーの増加と、全体のエネルギー消費量を抑える「効率化」が回復の要因だという。厳冬の影響もあり、電力不足の原発大国フランスにも輸出している。

 ◇「原発大国」フランスへも

欧州連合(EU)加盟27カ国など欧州の34カ国の送電事業者で作る「欧州送電事業者ネットワーク」(ENTSO-E、本部ブリュッセル)の統計。冬はエネルギー消費量が最も多いことから、ドイツ政府は「(脱原発決定後の)最初の試練を乗り切った」(レトゲン環境相)としている。
ドイツは昨年3月の福島第1原発事故後、17基の原発のうち旧式の7基を暫定的に停止し、その後、1基を加えた8基を昨年8月に完全停止した。震災前は周辺国との電力収支が輸出超過だったが、昨年5月に輸入超過に転落した。フランスからの輸入が前年の3割増になるなど昨年9月まで輸入超過の状態が続いた。
しかし、昨年秋に入ってから好天が続き、太陽光や風力など再生可能エネルギーの発電に有利な条件が整った。また、ドイツ政府が住宅の断熱化などエネルギー効率化を推進したのに加え、原油価格の高騰も手伝って、エネルギー消費量が前年比約5%減になった。このため昨年10~12月の電力収支は輸出超過を回復。11年の通年で約4200ギガワット時の輸出超過になった。
今年2月に入り、欧州各地で氷点下10度を下回る厳冬になると、電気暖房が全体の3分の1を占めるとされるフランスで原発をフル稼働しても電力が足りなくなった。このため、2月の17日間のうち6日間は電力需要の多い午後7時ごろを中心にドイツからフランスへの輸出超過になり、電力の7割を原発に頼るフランスが脱原発のドイツに依存する事態になった。
昨年のドイツの発電量に占める原発の割合は約22%から18%弱程度に低下する一方、再生可能エネルギーは約20%に上昇した。さらに、褐炭、石炭、ガスなどが微増しており、原発の目減り分を補っている。
一方、日本では再生可能エネルギーによる発電量(10年度)は全体の約10%にとどまり、太陽光や風力など水力以外の新しいエネルギーは約1%に過ぎない。
毎日新聞 2012年2月20日 東京夕刊


原発稼働ゼロでも「夏乗り切れる可能性」=枝野経産相

2012年 01月 27日 11:46 JST




[東京 27日 ロイター] 枝野幸男経済産業相は27日の閣議後会見で、原子力発電所の稼働が全くない場合でも電力需要に対応できる可能性はあるとの認識を示した。同相は「電力使用制限令や日本の産業に大きな影響を与えることなく乗り切るための検討は進めている」と述べた。

現在全国の原発54基のうち稼動しているのは3基。4月末に北海道電力(9509.T: 株価,ニュースレポート)泊原発3号機が定期検査に入り、他の原発の再稼働がないと国内で稼働する原発はゼロとなる。枝野経産相は原発の再稼働について「原発がこの夏どのくらい利用されるのかされないのかは、安全・安心という(電力需給とは)全く別次元で結論が出るので、どうなるかわからない状況だ」と述べた。

政府の試算では、原発稼働ゼロで一昨年夏並みの猛暑となった場合、最大電力に対する供給力が全国で7%不足する。稼働ゼロで夏の需給を乗り切れるかどうかについて枝野経産相は、「もし全ての原発が利用できないと電力需給は相当厳しいと予想されている。節電のお願いはしなければいけないが、電力使用制限令によらずに乗り切れる可能性は十分にある」と述べた。根拠については「数字も含めて様々な検討を進めている」としたが、具体的には示さなかった。

東京電力(9501.T: 株価ニュースレポート)への公的資本注入に関して同相は、「全く決めていない」としながらも、「東電の話ではなく、一般論として税金を利用して、(対象企業に対する)権限や責任を負わないのは納税者に対して無責任だと思う」と述べ、東京電力に公的資金を注入するには、議決権の確保が必要との認識を示した。

(ロイターニュース、浜田健太郎)

節電と全国融通で「原発ゼロ」を乗り越える。送電容量は「埋蔵金」                  2012年2月20日        
                  朝日新聞論説委員 竹内敬二氏

福島原発事故から4カ月後の昨年7月13日、朝日新聞は「原発ゼロ社会への提言」という論説主幹論文を出し、その中で「20~30年で原発ゼロをめざそう」と主張した。筆者も論説のメンバーとして議論に参加した。「原発を厳しい目で見るが、存在を否定しない」というそれまでのポジションとは大きく異なるもので、かなりの議論を重ねて出した決断だった。
それから半年、「運転原発ほぼゼロ状態」がこんな形で来るとは思ってもみなかった。そのゼロへの道のりは、劇的なものではない。定検で原発が順番に止まっているうちにここにたどり着いたもので、政治や社会の「一大決定」があったわけではない。ただ、「できれば原発を減らしたい」「簡単には再稼働して欲しくない」という意識は背景にあるだろう。
いま、多くの人はあっけにとられているのではないか。気がつけば、54基の原発がほぼ止まり、それでも社会が平穏に動いている。そして、この夏についても、「強制的な節電令を出さなくても乗り切れる可能性が大きい」(枝野幸男経産相)という。どういうことなのか。あまり使われなかった火力発電所がいかに多かったかを示している。節電の貢献も大きいだろう。
ただ、今後も原発の大量停止が続くかどうか。社会の大議論を経ているわけではないので、ストレステストが「妥当」とされ、保安院の「安全のための30項目」について「ほぼクリアできている」とされ、さらには「中期的にはもっと安全にする予定」などとなれば、雪崩のように再稼働が続くかもしれない。どちらに進むかは、社会における今後の議論にかかっている。
再稼働の考え方としては、1)安全性と需要面からの原発再稼働の必要性は分けて考える。2)この夏の需要を厳しく考え、ぎりぎりで供給力がいくら足りないのかを割り出す。
この二つだろう。2)についていえば、カギは「節電」と「広域融通」である。この可能性を最大限探るべきだ。
関西電力は「この夏20%の供給力不足が考えられる」といっている。これは、とんでもない猛暑だった「一昨年の真夏のピーク需要」と、「原発の再稼働がなかった場合の供給力」を比べたときのものだ。
この想定によると、9電力のうち6社で供給力不足が起き、日本全体でも9%の不足と計算される。
しかし、東日本を中心に節電が行われた「昨年夏の需要ピーク」と「昨年夏の供給力」を比べると、供給力不足は4社に減り、日本全体では供給力に4%の余裕がでる。
さらに、「東3社」(北海道、東北、東京)、「中西部6社」の2グループで考えると、どちらも余裕が出ることになる。つまり、50ヘルツ帯で電気を融通し、60ヘルツ帯で電気を融通できるとすれば、停電は完全に回避されるということになる。
昨年は関電を含む中西部ではあまり節電は進まなかった。今年、「ピーク需要を削れば料金が安くなる」ような制度を整えれば、問題は起きないという計算になる。「節電」と「融通」はきわめて強力な停電回避策である。
日本の送電網は、電気を広域融通できない分断された送電網になっている。欧州では欧州全体で一つの送電網をつくろうとしているが、日本では各電力会社ごとに国土を分割して営業し、送電網も分割されている。各社の送電網をつなぐ連系線も細く、自由な融通ができなくなっている。
そういわれてきた。しかし、最近、あっと驚く事態が起きた。2月3日、九州電力の新大分発電所(LNG、230万キロワット)が急に止まり、九電は、急きょ、全国に助けを求め、東電を含む数社から計240万キロワットを確保し、結果的には210万キロワットが融通された。
これは驚くべきことだ。公表されている連系線の容量でいえば、九電に入る量は30万キロワットしかない。なのにいざとなると240万キロワットが入るのである。
電力業界の説明では、『運用容量』は30万キロワットだが、設計上の能力である『送電容量』は557万キロワットだという。だから無理をすれば、240万キロワット程度は使えるのだという。しかし、いつもは30万キロワットだけを示している。それにしてもあまりに数字が違い過ぎる。「できれば連系線を使いたくない」という電力業界の思いが、「あまり融通できない」というポーズにつながっているのだろう。

2012年2月19日日曜日

良心的なジャーナリズムへの圧力か:朝日ニュースターの消滅

国会は昼の時間帯に中継されるだけであり、たまにまともな番組が放映されると思えば、隠れるように深夜に放送される。

テレビの世界は、低俗なお笑いや内容のないバラエティー、一色に毒され、ニュース番組のほとんどは、政府寄りの報道をリピートするばかり、たまに骨のあるキャスターや、ゲストが問題提起につながるような発言をしたところで、議論は深まるどころか、すぐさまCMが入ったり、スポーツや芸能記事で、混ぜ返しが図られ、巧妙に誤魔化されて終わってしまう。

新聞も、広告やスポーツ、どうでもいいような記事にばかり多くの紙面が割かれ、購読するに耐えない末期症状を呈している。

その中で、朝日ニュースターは異色の存在だった。

他の大型テレビ放送局とは異なり、権力に迎合するわけではなく、タブーとされるものにも臆せず、堂々と立ち向かおうとする姿勢が見えた。健全な民主主義国家にふさわしいメディアの在り様が、この朝日ニュースターの存在によって、かろうじて保たれていたといっても過言ではない。

その朝日ニュースターが消える。圧力に屈したのであろうことは、容易に推察されることであるが、
ニュースターのような番組をしっかり支えなかった視聴者のメディア・リテラシーの低さも、これに相俟っている。朝日が、新たにどんな番組編成をするのか、視聴者のメディア・リテラシーを育むような番組編成にするのか、それとも愚民化政策に与するつもりなのか、しっかり見守る必要がある。

以下J-Castのウエブサイト、イキイキ箕面通信のブログの一部を転載する。

http://www.j-cast.com/2011/11/12112795.html?p=all


来年3月でスタッフ全員退職 「朝日ニュースター」事実上消滅

2011/11/12 10:00

CS放送の「朝日ニュースター」が2012年3月いっぱいでスタッフが全員退職し、事実上「消滅」する。
   「記者クラブ問題」などメディアへの自己批判や、最近では積極的な「反原発」報道を繰り返すなど、「異色」の報道専門チャンネルとして熱心なファンを抱えている。テレビ朝日に事業を譲渡する形になるが、スタッフが全員退職することもあり、特色が薄れるのではないかと残念がる向きも出ている。

「ありきたりなチャンネルになってしまうのかな…」

朝日ニュースター、「事実上消滅」に惜しむ声も(写真は、朝日ニュースターのホームページ)
朝日ニュースター、「事実上消滅」に惜しむ声も(写真は、朝日ニュースターのホームページ)
   「朝日ニュースター」を運営する「衛星チャンネル」は、2012年4月1日付でCS放送事業をテレビ朝日に譲渡することで、2011年7月29日に基本合意した。衛星チャンネルは解散。スタッフも全員退職する。
   衛星チャンネルは、「正社員については、割増退職金の支給などを盛り込んだ希望退職を募ったところ、ほとんどの社員から応募がありました。再就職先も、最大限の努力をしています」と明かし、解散に向けての作業は粛々と進んでいる。
   「朝日ニュースター」はこれまで、討論番組や時事解説などに多くの時間を割いたり、記者会見の生放送や、ビデオジャーナリストによる取材を取り入れたりするなど、報道スタジオからニュースを伝える従来型のニュース放送とは異なるスタイルをとってきた。
   マスコミの検証番組やメディアへの自己批判などを取り上げることも少なくなく、ネットなどでは、
「ノーカット、リアルタイムの東電や保安院の記者会見など、これまでのニュース番組にはないものがあった」
「制作スタッフがすべて入れ替わってしまうと、今までのような内容で今後も放送されるのか」
「ありきたりなチャンネルになってしまうのかな…」
といった、惜しむ声が綴られている。

テレ朝「番組編成は現在検討中で、まだお知らせできない」

   衛星チャンネルは1989年10月に放送を開始したCS放送事業者の老舗。視聴契約世帯数は約570万世帯にのぼる。現在は朝日新聞の子会社で、テレビ朝日からも出資を受けているものの、テレビ朝日グループには属していない。
   2012年4月からはテレビグループ入りし、CS放送事業は「テレ朝チャンネル」との2チャンネル体制になる。
   テレビ朝日は「デジタル5ビジョン」(経営計画2011~13)の柱として、地上波テレビ放送を中心にBS放送やCS放送などの放送メディアやその他のメディアと、相乗的かつ有機的に連携してコンテンツを展開していく考えで、「朝日ニュースター」の事業譲受はそれを具現化したもの、と説明する。「最適な選択肢であると判断している」という。
   とはいえ、CS放送の2チャンネル化となれば、よほどそれぞれの特色を打ち出さないと視聴者は獲得できない。「新生・朝日ニュースター」は、いったいどんな番組編成になるのだろう。また、現行の番組で放送が継続されるものはあるのだろうか――。テレビ朝日に聞いてみたが、「番組編成、番組の内容については現在検討中であり、まだお知らせできる段階ではありません」と、コメントするだけだった。
   (追記)当初、見出しで「全員解雇」とありましたが、衛星チャンネルの指摘で、「全員退職」に変更しました。



昨日発売の「週刊現代」(12月10日号)に、「朝日ニュースターが消滅」というニュースが掲載されました。「どうなるの? CS朝日ニュースタースタッフ『全員解雇』」という記事です。朝日ニュースターに問い合わせると、「来年4月にテレビ朝日へ事業が譲渡される」ことが確認できました。しかし、「何が原因なのか」や、今後、番組内容がどうなるかについては「わからない」の一点張りでした。
 週刊現代の記事によると、視聴率が低迷し、親会社「朝日新聞」からの補助がなければやっていけない経営状態だったようです。しかし、まともなジャーナリズムがわずかに生き延びている「証し」と評価していただけに、少なからずショックを受けました。

人気番組の「愛川欽也 パックインジャーナル」や「ニュースの深層」などで、上杉隆氏らが、「脱原発」や「反TPP」を強く打ち出していました。それだけに、「体制側からは狙われるだろうな。危ないな。生き延びさせるには、視聴率を上げるのが一番だろうけど、多くの人が視聴してくれるだろうか」と、危惧していたのです。

朝日ニュースターには、おそらくさまざまな圧力がかかったのだと推測します。たしかに経営状況も苦しかったとは思いますが、親会社は朝日新聞です。なんとか持ちこたえられないものだったのか。親会社がテレビ朝日に変われば、経営は好転するのか。何の変哲もないありきたり番組なら、スポンサーがつくのか。

メディアを育てるのは、私たちだとつくづく感じます。権力を持つものは、メディアを「宣伝の武器」として利用します。政治的プロパガンダの道具です。普段は、お笑い番組や芸能番組などで、大衆の「愚民化」を徹底します。これは統治の基本的な手口です。ローマ時代に、皇帝はローマ市民に芝居や競技を提供しました。それが、大劇場「コロッセオ」や、映画「ベン・ハー」で知られる大競技場「チルコ・マッシモ」などです。

 政治的な鋭い批判がそらされるように、いろいろ苦心します。そして、現代の日本は見事にそれが結実しています。まともなジャーナリズムは息絶え絶えです。今回、朝日ニュースターの息の根を止める”力”が働きました。具体的に、たとえば「電通」などと名指しはしないことにしましょう。しかし、「電通」などがスポンサーをストップすれば、メディアの経営がたちまち干上がるのも事実です。

私たちは、政治的なセンスを磨きたいものです。私たち自身の現在のレベルは、とてもとてもの段階です。「お上任せ」「お任せ民主主義」が濃厚です。選挙で投票率が5割を切るのはザラ。時には30%台というのすら珍しくない。大多数の有権者が関心を持たない。そうした国がおかしくなり、沈没するのは自業自得です。そんな国を、次代の人々に残そうとしています。

2012年2月18日土曜日

フクイチに直下型地震の危険性:低すぎる危機管理意識

東京にM7クラスの直下型地震が、4年以内に70%の確率で、発生するというニュースが流れたのは、つい先ごろのことだが、ここにきてまた新たに、フクイチにおける大型直下型地震の危険性を、指摘する専門家が現れた。不思議なことに、後者のニュースについて、メディア各社は、大々的に取り上げてはいない。

従来、大きな災厄の危険性を予測して人心をあおるのは、決まって占い師や、まゆつばものの宗教者や予言者の類と相場が決まっていたが、3.11以降は、地震学者が、迫りくる列島の危機についてさまざまな予測をするようになった。

どのような予測が出ても、ベストミックスなどという美名のもと、国は当面は原発再稼働を推進するという政策に変更を加える気はまったくないようだし、東京の首都機能移転について真剣に考えることもまったくないようである。

この危機管理意識の低さはいったい何なのか。「来たるべき将来のために設備投資を行い、危機に備える」などといった無駄は一切省き、できるだけ現状維持のまま、稼げるうちに稼げるだけ稼いでさっさと自分たちの懐に入れてしまえば、あとは野となれ山となれということなのだろうか。

何かというと、外国との比較で自らの方向性を定めるという自主性のない政策決定をしてきたのが日本という国である。アメリカやフランスが原発を何基持っているからとか、アジアの新興国が原発を増産させるからというような理由で、どうして日本がそれに盲従しなければならないのか。

国土の小さな地震大国という認識があまりに薄い。地震や津波などで、崩壊する前に処分場を決め、全原発の廃炉作業を1日でも早く進めることこそが、この国の危機管理上、今もっとも急がれなければならないことである。原発をグラウンドゼロにしないためにも。

できもしない原子力制御の研究などに無駄な税金を投入している余力があれば、1日でも早く全炉廃炉にし、エネルギー不足に耐えながら、専門家が一丸となって、この小国に一番見合った安全で新しいエネルギー供給の方途を真剣に模索することこそが、真のイノベーションにつながるのではないのか。



http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2012/02/15/could-fukushima-daiichi-be-ground-zero-for-the-next-big-one/



Could Fukushima Daiichi Be Ground Zero for the Next Big One?

The heft from last year’s powerful March 11 earthquake shocked a sleeping fault line close to the Fukushima Daiichi nuclear plant back to life, according to a new scientific study. And based on their findings, the scientists who conducted the study warn the battered nuclear power plant should brace itself for another big one.

Reuters
The Fukushima Daiichi nuclear power plant in November 2011.
The new study from the European Geosciences Union, published on Tuesday, cautions that the seismic risk at the Fukushima Daiichi nuclear plant has increased because the magnitude 9 earthquake jolted the plates underneath the area into a more precarious position. But that’s not all: The real problem may be the fluids forming as a result of the Pacific plate digging under the adjacent Okhotsk plate. Japan’s northern region lies directly above the Okhotsk plate.
According to the scientists, the fluids threaten to swim up toward fault zones, where they can soak into the brittle crust of the earth along the fault line, reducing friction, pulling the fault lines apart and triggering another large earthquake.
While the epicenter of the March 11 quake occurred about 100 miles away from the Fukushima Daiichi plant, the scientists say the next big earth-shaker could be centered much closer. The scientists concluded it would be wise to strengthen the plant’s infrastructure accordingly. The report did not predict when the earthquake will hit, except to say it would be in the “near future.”
The team of geophysicists behind the study – all based at Tohoku University in Sendai City in northeastern Japan — analyzed a sample of over 6,000 earthquakes that occurred from June 2002 to October 2011, in the northeast region. With this data, they used seismic tomography to create a detailed portrait of the area that mapped out subterranean activity. The technique is similar to the way a CT or CAT scan can uncover tumors inside humans, the scientists explain.
The team focused on the strongest aftershock following the March 11 earthquake that was centered inland. That magnitude 7 temblor hit exactly a month after the March 11 quake, underneath Iwaki, a city located just 25 miles from the troubled plant.
“There are a few active faults in the nuclear power plant area, and our results show the existence of similar structural anomalies under both the Iwaki and the Fukushima Daiichi areas. Given that a large earthquake occurred in Iwaki not long ago, we think it is possible for a similarly strong earthquake to happen in Fukushima,” said team-leader Dapeng Zhao, a geophysics professor at Tohoku University, in a statement released Tuesday.
The big aftershock in Iwaki was caused by fluids ascending from the Pacific plate to the crust, said the scientists. The fluids are a product of the Pacific plate’s shifting beneath Japan’s northeast region. The plate’s movement raises the temperature and pressure of minerals inside it, causing them to dehydrate. The fluids released are then able to move around the thick rocks toward the upper crust. Mr. Zhao and his team believe that if enough of these fluids accumulate, they could push fault zones apart, raising the risk for serious seismic activity. The rocks below where the 1995 Kobe earthquake occurred underwent a similar process, the report says.
Iwaki has such a fault zone, which had been largely dormant until stresses from the March 11 earthquake jerked it back to life, the report said. According to the report, Japan’s seismic network recorded over 24,000 tremors around Iwaki, in the seven and a half months following March 11. That number is far higher than the 1,300 quakes detected in the same area in the nine years before then.
What is more, the paper concludes, the Fukushima Daiichi plant sits on top of crust displaying the same traits as the crust under Iwaki. The paper notes that the seismicity near the plant is relatively low compared to that near Iwaki, but says the ascending fluids can still be a threat. A fault line that runs close to the plant could be weakened by these fluids.
The paper’s parting words: “Therefore, much attention should be paid to the FNPP (Fukushima nuclear power plant) seismic safety in the near future.”
Comments (5 of 5)
    • one thing is clear now: you can not build/use nuclear plants and that kind of stuff on planet earth because planet earth is a geologically active planet
    • @Cleo. Amount of radiation in Tokyo is lower than New York. It is half of London. This is fact. Seattle had a big earthquake and tsunami 300 years ago.
    • They KNOW this and they still push for foreign tourists? How is THAT “honourable”? Gad, the BIGGEST A-bomb ever built BY Japanese FOR Japanese.
    • Japan needs to shut down their remaining nuclear plants down as soon as possible and buy gas from the U.S.
    • There is a largely unrecognized threat that can affect all nuclear plants. See 400 Chernobyls? on the Aesop Institute website to understand why and how.

      ボロボロ福島原発に直下型地震の危険―間近の断層に不気味な水溜まり

      2012/2/16 11:54

      福島第1原発に直下型地震の懸念があると、東北大大学院の趙大鵬教授(地震学)らが発表した。原発近くを走る双葉断層の地下の様子が、昨年4月(2012年)に震度6弱の余震を起こしたいわき市の井戸沢断層に似ているのだという。「似ている」とはどういうことか。

      3・11直後の震度6「井戸沢余震」に酷似

         双葉断層は第1原発の西を南北40キロにわたって走っていて、北端は宮城県にかかる。原発までの距離は数キロ。趙教授は地下の構造に異常があって、地震を引き起こす可能性があると欧州の専門紙「Solid Earth」 に発表した。
      心配ですよ
         いわき市にある井戸沢断層は東日本大震災の1か月後に発生した震度6弱の余震の震源になった。趙教授らの研究では、2つに共通しているのが地下にある水の存在。この水によって、4月の井戸沢地震が起った。同じことは双葉でもありうるというのだ。
         井戸沢地震は地表にはっきりと断層が顔を出したことで知られる。田中良幸リポーターがきのう15日(2012年2月)、この断層をたどった。道路脇の側溝はいまもコンクリートが浮き上がり、鉄製のフタなどがねじれている。中学校の体育館の床はまだ傾いたままだ。山林に入ってバックリと割れた断層を追うと、川もないのに小さな池ができていた。地下から吹き出した水に違いない。地元の人たちは、「突き上げるような衝撃」と「バリバリという音」で断層の崩壊を感じたという。
         趙教授は「地震の時期、規模は言えません。ただ構造の異常がよく似ているということだ けです」という。しかし、もし起きたら福島原発はどうなるか。専門家は循環冷却系が破損する可能性をいう。当然、放射性物質が放出されるだろう。


      東電「大丈夫」と対策とらず

         しかし東電は、「万一起きても、建物の健全性は確保される。冷却系も回復が可能」という。いつもの答えだ。地震が起るなんて考えてもいない。

         司会の小倉智昭「いわきの地震は単なる余震として片付けていたので、こんなに被害が出ていたとわからなかった」
         田中「いわきの人たちは東日本大震災も経験しているが、それ以上だった、この世の終わりだと思ったとまでいってました」
         真鍋かをり(タレント)「原発ができた時はこんなこと知らなかったわけでしょう。心配ですよ」
         小倉「耐震補強だってできない状況でしょう」

         地震に耐えるかどうかだが、田中は耐震強度を加速度(Gal)を示した。福島原発の6つの原子炉が想定している加速度は412から487Galで、3.11のときは一部で550Galに達したが、概ね許容範囲内だったとして、補強を行わなくても安全としている。しかし、4月11日に起った井戸沢の地震(M7.0、 震度6弱) の最大加速度は2071.1Galだった。原発5号機の設計者の上原春男氏は「2000Gal以上の地震が直下で起きたら、正直怖いですね」と話す。
         小倉「いま危機感をあおっても仕方ないが、こういうことがわかったら注意が必要だろうね」
         といって、補強すらできない。東電はどうして平然としていられるのか、それも不思議。


      福島原発で直下型地震の恐れ=「耐震強化必要」―東北大教授ら

      時事通信 2月15日(水)20時0分配信
       東京電力福島第1原発から数キロ西にある双葉断層で、直下型地震が起こる可能性が高いことが、東北大学の趙大鵬教授(地震学)らの研究で分かった。地下から上昇してくる水が断層に入り込み、滑りやすくなって地震が起こるといい、趙教授は「原発の耐震強化が必要」と話す。
      研究成果は欧州の専門誌「Solid Earth」に14日、掲載された。
      趙教授らは、福島県いわき市で2011年4月11日に起きた地震(震度6弱)を引き起こした井戸沢断層と福島第1原発のすぐ近くにある双葉断層の構造を調べ、「両者の地下構造がよく似ている」(趙教授)ことを突き止めた。
      二つの断層の地表から地下150キロを比較したところ、それぞれの断層の下で水が見つかった。太平洋プレートに含まれていた水が、地下の圧力で上昇したと考えられるという。井戸沢断層ではこの水が断層に入り込み、滑ったことで地震が起きたとみられ、趙教授は「双葉断層付近の水がさらに上昇して断層に入ることがないか監視すべきだ」と指摘する。 

2012年2月17日金曜日

Does anyone care ?

ウォール・ストリート・ジャーナルの電子版が、フクイチの2号機の温度計の問題についての記事を掲載している。東電や政府は、温度計の故障と片付けて、冷温停止状態に安定していることを強調しているが、燃料取出しまでの10年間、いつ壊れるともしれない、すでに壊れてしまっているかもしれない計測器が示す危うい数値にすべてを依存しなければならない状況にあることは、まぎれもない事実である。

このような事実が明らかになる中で、朝日新聞は、関西電力が原発再稼働に前のめりになっているという報道をしているが、日本中いつどこでどのような大きな地震があってもおかしくないといわれているようなこの時代に、利権のために正常な判断力を持てなくなってしまったごくごく少数の立地自治体の意見や、総理や原発担当相など、少し前に言ったことの責任すらとらない無責任な政治家の判断で、再稼働が決定されるなどというようなことは断じてあってはならないことである。

Does anyone care ? この期に及んでも、原子力村に取り込まれた政府関係者がcareするのは、自分たちの利権であって、人の命や安全、放射能による環境汚染の甚大さではない。週刊朝日によれば、フクイチの安全宣言は、原発作業員の危険手当を支払わなくてもよくするために、行われた措置ではないかとさえいう。

以下WSJの記事と京大小出助教のラジオ対談の一部を転載する。

http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2012/02/15/thermometers-a-hot-topic-at-fukushima-daiichi/

FEBRUARY 15, 2012, 10:59 AM JST

Thermometers a Hot Topic at Fukushima Daiichi


Fukushima Daiichi operator Tokyo Electric Power Co. on Tuesday said that one of the thermometers attached to its No. 2 reactor was almost certainly on the blink.

European Pressphoto Agency
Tepco workers set up temporary pressure gauges in the No. 2 reactor building at the Fukushima Daiichi nuclear power plant in June.
The news prompted a collective sigh of relief that the steadily rising temperatures the thermometer had been logging weren’t a sign that the damaged reactor was once more spinning out of control.
But the malfunctioning thermometer is also the latest troubling reminder of how fragile Tepco’s grip on the stricken nuclear plant is.
The antics of that thermometer -– one of six key gauges that tell the outside world how hot the fuel in the crippled No. 2 unit likely is — have transfixed Fukushima Daiichi watchers this month. The No. 2 reactor is one of those whose fuel rods are thought to have melted during the March accident at the nuclear plant.
In December, Tepco said that all the reactors had cooled to well below 100 degrees centigrade, meaning they were no longer releasing radiation or in danger of restarting a nuclear reaction. But in early February, Tepco said one of No. 2’s thermometers was registering steadily rising temperatures — from around 50 degrees C on Feb. 1 to around 70 C five days later.
By Sunday, Feb. 12, Tepco said the temperature was heading up toward 90 C, despite weeks of cooling counter-measures like an increase in the amount of water pumped into the reactor, and the injection of boric acid -– a chemical that helps prevent a nuclear reaction from occurring.
By Tuesday, the thermometer reading was hovering around 250 C – even as the two others in closest proximity were logging a steady 30 C. Tepco said that discrepancy, as well as the lack of other signs of a nuclear reaction such as an increase in steam or radiation levels, probably meant a broken wire somewhere.
Still, a faulty thermometer at No. 2 raises troubling questions. With all the punishment Fukushima Daiichi’s equipment has gone through –- nuclear meltdowns and explosions, not to mention the magnitude 9 earthquake and tsunami that started everything off – it’s no wonder things are breaking down.
But radiation levels are still so high around many of the reactors that the equipment can barely be checked, let alone replaced. That’s the case with the thermometer in question, which is inside the highly radioactive containment vessel of No. 2.
Tepco says it usually checks up on, and adjusts, such gauges every 13 months at routine inspections. But those won’t be possible at Fukushima Daiichi, where experts expect it’ll take six years just to plug leaks in the reactor buildings and 10 years before people can start the process of removing melted fuel.
So what happens in the mean time if more of the thermometers at No. 2 -– and other damaged reactors –- break down? And what about other gear Tepco is relying on to judge the safety and stability of the plant?
Tepco says it should be able to figure out No. 2’s temperature by estimations from readings at all the thermometers there – including 30 others in more peripheral positions. And it’s hard at work thinking up alternate ways of figuring out just what’s going on inside the reactors.
Comments (4 of 4)
    • Was it too difficult to replace the faulty thermometer and confirm the exact temperature in the plant? Why does Tepco want to create confusion ever since it started dealing with the disaster?
      The Japanese people are not happy.
      Many realize a significant portion of Japanese soil is not suitable for habitation. Just last October a leaked Tepco documented indicated the total amount of plutonium and neptunium emitted from the plant. This stuff sticks around for millions of years…
      If you haven’t seen the dispersion maps for plutonium they are published here:
    • To A Green Road: right questions, yet these days, nobody seems to even be able to formulate such an obvious question as yours: WHERE IS THE CORIUM ?
      But, hey ! Don’t forget Japan is the “social harmony” country. No asked question, so no answer needed, as simple as that. And as they said in the Middle Age: Dear folks, sleep well, the night is bright and the streets are quiet.
      In fact, the most urgent thing to discuss about is to know if Hamamatsu is now the biggest chinese raviolis (gyoza) eater in Japan, or still Utsunomiya. Please, call a doctor !
    • Where are the melted through 65 ton blobs of corium that left multiple reactors and containment vessels? How can they call this cold shutdown when they do not even know where this corium is?
      Also, how much radiation is being released daily from broken reactors, vent pipes, spent fuel pools, leaked radioactive water, spilled water, and basement water, as well as water sprayed on forests and amount stored on site in tubs and storage tanks?
      How much total radiation was released into ocean, groundwater, air, etc., TOTAL, from all isotopes, not just one or two?
      Does anyone care? Or is this coverup almost complete?
    • TEPCO’s raw data from unit 2 showed the presence of Xenon 133 and 135 yesterday and today, both of which have very short half lives and are products of fission, especially one that is not properly contained. Yet in the press handouts at today’s press conference, both were listed as not detected. And despite the claim that there is no fission taking place, TEPCO continues to inject tons of boric acid, which is used to suppress fission criticality. The lack of continuity by TEPCO makes their claims a bit hard to accept at face value.


      http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/02/14/tanemaki-2012feb13/

      2月13日 2号機300℃超 圧力容器底の温度計「「そうであればどこかで壊れた。(他の温度計もアテにしては)もちろんいけない」」小出裕章(MBS)


      水野「言ったらその、計測器が全くアテにならないってことでしょ」
      小出「そうです。そういうことです」
      水野「っていうことは、他の温度計もアテにしてもいいんですか?
      小出「えー、もちろんいけないのです」
      水野「他の計測器…」
      小出「いけないのです。」
      水野「ほおー」
      小出「え……もともとー、今回の事故が起きてからみなさんも気がついていただいたと思いますけれども」
      水野「ええ」
      小出「現場に行くことすらができないのですね。」
      水野「はい」
      小出「見ることもできない、触ることも、できない、どんなふうに壊れているかということは自分で確かめることができない
      水野「できない」
      小出「んで……もともとあった計測器の情報を頼りにするしかない、わけですけれども。」
      水野「ええ」
      小出「こんな事故が起きるなんてことは、誰も思っていませんでしたので。計測器自身がろくに配置もされていなかった
      水野「ああー」
      小出「そんなかで次々と計測器が…死んでいってしまうという
      水野「ええ」
      小出「そういう状況が今、進行していると、いうことだと思います
      水野「今日、野田総理はですね」
      小出「はい」
      水野「え…国会で、冷温停止状態にかわりはないと」
      小出「(苦笑)」
      水野「おっしゃられたんですね」
      小出「はい(苦笑)」
      水野「あの……ま、確かに冷温停止という…本来の冷温停止は元々ありえないんだと」
      小出「はい」
      水野「小出さんおっしゃって…」
      小出「そうです」
      水野「来ました。だけど、まあ、あの、冷温停止状態、というね」
      小出「はい」
      水野「いわゆる、う…100度、以下に抑えられて安定してるってことですか?」
      小出「いや…はい…ようするに、そういう言葉を勝手に彼らは作ったわけですけれども。はい」
      水野「まあ、百歩譲ったとしても」
      小出「はい」
      水野「冷温停止状態にかわりはないと」
      小出「はい」
      水野「それを裏付ける、ことは、出来るんですか?」
      小出「できません」
      水野「っていうことなんですね」
      小出「はいあの、原子炉圧力容器の中に、もうすでに炉心がないと、私はいっているし」
      水野「はい」
      小出「東京電力も政府も言っているわけですから。圧力容器の温度が100度以下になるかどうかなんてことは、もともと大したこととは違うのです」
      水野「意味が、ないんですね、今や」
      小出「はい、そうです」
      水野「ああ……」
      平野「先生あのー、まあ、一連のこの…温度の一喜一憂っていう状態なんですけど」
      水野「ええ」
      平野「そもそもですね、こうっやって壊れたその、計測器をそのまま東電が、こう、あの、その都度発表して。なにか僕らに、なんかこう一方的な情報を与えてるんですけど。これは事故処理を客観的にするチームをですね、つくって。評価を伴って、僕らに示してくれるような体制を取る必要があるんじゃないですか」
      小出「はい」
      平野「もうずうっと、もう東電のいいぱなしですよね」
      水野「そうですねえ」
      小出「はい。まあ私はそう思いますけれども。これまで原子力…というのは、東京電力、あるいは電力会社の、あん…安全保安院も含めた、そういう組織でずうっとやって来た、わけですね。で、それが事故を起こしたちょ…あとも、そのままの体制が続いてしまっている、のです。それを何とかしなければ私はいけないと思いますけれども。え…… 何も変わらないまま、従来のまま、進行してしまっているということに、私は大変な違和感を覚えています」
      平野「そうですねえ。保安院も報告受けるだけで」
      小出「はい」
      平野「なんにも、自分たちで現場でしようとしてませんものねえ」
      小出「あはあ、もちろんです。え……現場は何よりもその東京電力の現場の人達が一番よく知ってるわけで。多分保安院にいる、官僚の人たちは、まずは力にならないというそういう状態、だと今は思います」
      水野「うーん。現場の作業員の方の声でですね
      小出「はい」
      水野「え……その、温度よりも、え……いれている水、冷却するための水がどんどん増えていることのほうが問題じゃないかという情報もあるんだそうです。」
      小出「はい。」
      水野「それはどうなんですか」
      小出「そうですね。ですから今度、今回の場合には、温度があがったということで、みんなが心配をしたのですけれども。温度計なんてものは、その…全体の中の一部分の情報しか過ぎないのですから。そんなものだけに目を奪われて、え……大変だというふうに思って流量を増やしたりすればですね。そのことによって今度はまた汚染水が増えてしまったり、その汚染水を処理するための、ま、装置があるわけですけれども
      水野「ええ、ええ」
      小出「それに負荷がかかったり、また、あちこちでトラブルが出てきてしまうということになるはずだと思います」
      水野「あの、保安院の院長はですね」
      小出「はい」
      水野「今日、国会でこんなふうにいってますね。全体としては原子炉は比較的安定的に管理されている」
      小出「(笑)。はい。え……」
      水野「比較的、安定的に管理されている、っていう、その保安院の立場をどうご覧になりますか」
      小出「え……事故の当初はですね。もう、本当に打つ手もない、まま、どうなってるかすらがわからない。手探りのまま、何とかしたいと思ったけれども、なにもできないまま次々と原子炉が爆発してし…いってしまったと。いう、事実がずうっと進行していたの、ですね」
      水野「ええ、ええ」
      小出「それでその時、そういう……あの…本当に破局的な、事故がドラスティックに進行した時期に比べると、現在は、え……う……かなりまあ安定してるという言葉を使いたくなるぐらいに、時間が過ぎている。のですね。それはそうだと私は思います。え…でもだからといって、これで安心していいのかといえば、そうでは私はないと思っています。う…溶けてしまった炉心が今、どこにあるかすらわからないという。温度が本当にどの測定器が正しいのかも実はわからなかったという。そういう状態で進行してるわけですし。え……先日も何度か聞いていただきましたけれども。4号機の使用済燃料プールなんていったこれからどうなるのかという大変な問題もまだ目の前にあるわけですから。」
      水野「ええ」
      小出「あん…安定的だとか、安心だとかいうような言い方をして欲しいとは私は思いません。」
      平野「うむ」
      水野「はい…。どうもありがとうございました」
      平野「どうもありがとうございました」
      小出「はい。ありがとうございました」
      水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんに伺いました」