MBS(毎日放送)の「種まきジャーナル」が9月28日を最後に打ち切られ、スポーツ、音楽、グルメ中心の番組が始動することになったという。
ラジオ放送が衰退する中で、種まきジャーナルは、さまざまな問題に鋭くメスを入れ、問題提起を行った。電気紙芝居や大本営発表に洗脳されない、意識の高い視聴者によって支えられ、愛される稀少なラジオ番組でありつづけた。
このような日本の民放放送番組の「最後の砦」ともいうべき種まきジャーナルが、圧力に屈して、多くの視聴者からの要望に応えられなかったことは誠に遺憾である。
政府や大企業に都合の悪いニュースを報道をする時には、視聴者の問題意識が湧き立つ前に、すばやくCM、スポーツ、グルメ報道に移し換えて混ぜ返す、くだらないお笑い芸人のだじゃれやおふざけで茶化してしまうなど巧みな手法で、視聴者の思考力を完全に奪いとり、「聞かない、直視しない、考えない」の「一億総白痴化」にみごとに成功した日本のマスメディアの罪は大変深い。
こんな世の中だからこそ、MBSの経営陣には、種まきジャーナルという、日本のジャーナリズムの良心を象徴する最後の砦を、徹頭徹尾死守すべき大きな社会的責任があったと薔薇っ子は考える。
http://www.youtube.com/watch?v=gHyPWJWKa8w
2012年09月19日【水】たね蒔きジャーナル・番組終了について~感謝と思い
2012年09月19日【水】たね蒔きジャーナル・番組終了について~感謝と思い
12:42 京都大学原子炉実験所 小出裕章さんの解説
◆たね蒔きジャーナル番組終了について~感謝とそれぞれの思い。
☢IAEA総会:「原発ゼロ」日本説明 見直す可能性も強調
毎日jp(毎日新聞)
http://bit.ly/OEJCCq
☢IAEA:プルトニウムの扱い注視 日本の新エネ戦略で
http://bit.ly/OEJSS3
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33:47 原子力規制委員会がきょう発足~そのメンバーは、どんな人?
きょう、原子力の安全規制を担う新たな組織、「原子力規制委員会」の委員が野田総理に任命され、発足しました。
規制委員会はほかの省庁からの影響を受けにくい、独立性の強い組織とされています。
では、その「委員の独立性」はどうなのでしょうか?
原子力を推進する官庁や、原子力事業者・メーカーなどの機関・組織から、十分に独立している「中立な人物」が選ばれたのでしょうか?
今日は、慶應義塾大学経済学部教授の金子勝さんにご出演頂き、委員がどういった略歴を持っている人達なのか、などを詳しく解説してもらいます。
また、京大原子炉実験所の小出裕章さんには、
最近の気になる原発関連の報道について、お伺いします。
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2012年9月19日【水】水野晶子のひとり言
感謝をこめ
「たね蒔き」は9月いっぱいで終了となります。
これまでの3年間、リスナーの皆さんと一緒に
番組を作ってこられたことを
本当に感謝しています。
「たね蒔き」の主役は、リスナーの皆さんの声です。
私はその代弁者として、様々な問題の当事者や
専門家に質問をすることを心がけてきました。
ずっと支えてきてくださって、
ありがとうございます。
これまで正式に決定されるまで
多くの応援メールを頂きながら、
何も申し上げられなかったことを申し訳なく思っています。
頂戴したおたよりすべてを読ませていただき、
おひとりおひとりにお礼を申し上げたい気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます。
水野クリスタル
http://bit.ly/OERF28
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MBS1179『たね蒔きジャーナル』終了の公式発表
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2012年秋の改編について
http://www.mbs1179.com/201210/
毎日放送「たね蒔きジャーナル」打ち切りに抗議して、
すみやかな番組復活を求めます。
http://www.news-pj.net/
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■声明文 - すきすきたねまきの会
http://bit.ly/PHr1Rw
小出裕章さんからのメッセージ
「たね蒔きジャーナル」では、昨年3月14日以降、大変お世話になりました。
国、電力会社などが一体となった原子力の大本営発表のもと、少しでも事実に近い情報を流し続けてくださり、ありがたく思いました。
そして、私がありがたく思うだけでなく、「坂田記念ジャーナリズム賞」を受賞したことで、業界内部でも評価されました。
さらに、毎日放送が聞けるエリアだけでなく、世界の多数の視聴者から、これだけ愛された番組もなかったはずと思います。
それを潰すのであれば、しっかりした説明をしてくれるよう毎日放送にお願いしてきましたが、残念ながら私が納得できる説明は得られませんでした。
ジャーナリズム、報道の本来の仕事を守ってきた「たね蒔きジャーナル」が潰されたことを心から残念に思います。
2012年9月19日 小出 裕章
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