2012年2月9日木曜日

良い原子力の「良い」とは、「濡れ手に粟」で小判が懐にザクザク入ってくること?

2月7日の毎日新聞によれば、福井;高浜原発が立地する、高浜町の町議会粟野副議長は、自身が社長を努める鉄工所が、関電は中の原発関連工事を、たった5年間の間に、少なくとも133件、計7億円も受注していた事実を突き止めた。

高浜町議会は、原発再稼働を求める意見書を東電のフクイチ原発災害後、全国でいち早く可決したが、粟野副議長がその提案者だったという。

町民らからは、「原発の利害関係者が原発再稼働の旗振り訳になっている」、「公正に判断できるのか」という批判の声が上がっているという。

やらせ事件で着目された玄海原発の立地自治体である玄海町の岸本英雄町長の岸本組と、九電、玄海原発の癒着に関しては、以前から様々なブログで暴露されているが、

savechild.net/archives/4452.html
http://hunter-investigate.jp/news/2011/06/post-59.html  
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-5a92.html


朝日新聞ウエブ版でも、昨年7月11日と13日に癒着の実態を明らかにしている(関連記事は、下に転載する)が、今日の西日本新聞のウエブ版では、玄海町の岸本町長と町議の破格の外遊が取り上げられている。

数日前には朝日新聞が、内閣府の原子力委員会の中に設けられ、国の原子力政策の基本方針(大綱)を策定する専門委員会の委員である3人の大学教授に、関連業界から、報告も申告も必要としないような寄付金が渡っていることを明らかにしている。


 3人はこの会議で、フクイチでの「事故以来安全対策は随分とられている。」「高速炉は魅力的、開発すべきだといった発言を行っている」との発言をしているという。


山名氏に至っては「よい原子力のためには、業界との協力が不可欠だ」と言っているそうであるが、良い原子力の、良いとは何が良いのか。結局、「濡れ手に粟」で、自分の懐に小判がザクザク入っている良さということでしかないのでは?


一般市民の諸君、これを他人事ととして黙ってみていてていいものか。
我々消費者が支払わせている高い高い電気料金の中には、既にこうした偉い先生方への寄付金や立地自治体の首長やその手下を手懐けるためのバラマキ用の費用がしっかり含まれているのだから。


これほど利益相反が明らかな先生方や立地自治体に再稼働のお伺いを立てること自体が茶番でしかない。原発に利権に群がる貪欲な利益集団のために、再稼働など許して良いものなのだろうか。


最後に金子勝氏のブログを転載する。これまでに電力会社が原発立地自治体にばらまいた寄付金は、1600億円以上であり、新大綱会議には、立地自治体の人間は参加しているが、被害が及ぶ周辺自治体の代表は誰も参加していないという。


http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/286326


町長・町議が破格の外遊 「原発視察」一部は観光地巡


2012年2月9日 07:01 カテゴリー:社会 九州 > 佐賀

 九州電力玄海原発のある佐賀県玄海町の岸本英雄町長や町議が、2006年5月-10年10月の4年半の間に少なくとも16回、総額約2300万円の海外視察を行っていたことが分かった。7回は中国やフランスの原発など電力関連施設の視察で、観光地巡りを日程に組み込んだケースもあった。終了後に作成する報告書は過去の報告を使い回しした例もあり、識者は「町の規模から言えば破格の視察状況。原発マネーで財政が潤う町だからこそ、できることで、本当に必要な視察なのか成果を検証すべきだ」と指摘する。
文書は町長や町議が実施した06-10年度の海外視察について、町が情報公開条例に基づき行程表や精算書、報告書などを開示した。開示文書や町によると、視察16回の参加は町長8回、議長7回、町議(元職含む)延べ49人12回。町議会常任委員会や電源地域振興センター(東京)などが主催する研修や視察、交流のある海外都市への視察などとして実施された。
議長と町議3人が10年5月にフィリピンに行った「国外のエネルギー事情と地域振興策の視察」(4泊5日)では、2日目に閉鎖されたバターン原発を視察。その後、観光スポットとして知られる商業施設や戦跡を巡った。費用は計約129万円。
町長らが07年4-5月に実施した「欧州原子力施設の見学会・グラブリーヌ町との交流」(8泊9日)ではグラブリーヌ原発などを訪問し、地元町長と面会。目的は不明だが、ジュネーブやリヨンにも滞在している。費用は約736万円。
視察後、参加者は町議会規則や「慣例」(総務課)に基づき報告書を作成するが、首をかしげるような内容もある。
06年5月の中国・青島視察に参加した町議はA4用紙2枚を提出。青島について「1984年に特別経済技術開発区に指定されて以来、海外からの投資が集中し、近代建設が急ピッチで進展した」と記す。この部分はインターネット上の百科事典「ウィキペディア」とほぼ同じ表現だった。
また、別の町議は、08年5月の中国・海南省視察の報告書で現地の農場や漁業施設について「自分の目で見ての第一印象は『思った以上に広大だったこと。やはり日本のような一民間事業者でできるような事業ではない』…」などと記載。この町議は07年5月の中国・重慶視察でもほぼ同じ言い回しを使っていた。
こうした海外視察は、町の一般会計予算の総務費や議会費が財源。宿泊料や航空運賃などとともに、参加者の日当(1日当たり最大7200円)や支度料(最大約3万9千円)も含まれる。
海外視察について、岸本町長は「見るのと聞くのは大違い。海外で文化の違いを体験すれば、職員や議員も気持ちの面で変わる。成果を地域にどう反映するか考えないといけないが、臆病になって視察に行かないのが問題だ」と語った。
=2012/02/09付 西日本新聞朝刊=

原子力委3人に業界から寄付 5年間で1800万円

関連トピックス

東京電力福島第一原発事故後の原子力
政策の基本方針(原子力政策大綱)を決めるため内閣府原子力
委員会に設けられている会議の専門委員23人のうち、原子力
が専門の大学教授3人全員が、2010年度までの5年間に原発
関連の企業・団体から計1839万円の寄付を受けていた。朝日新聞
の調べでわかった。
会議では、福島の事故後に政府が打ち出した減原発方針が大綱にどう反映されるかが焦点となって
いる。原子力委の事務局は3人の選定理由を「安全性などの専門知識を期待した」と説明するが、
電力会社や原発メーカーと密接なつながりがあったことになる。
3人は東京大の田中知(さとる=日本原子力学会長)、大阪大の山口彰、京都大の山名元(はじむ)
の各教授。3人は寄付を認めたうえで、「会議での発言は寄付に左右されない」などと話している。
この会議は10年11月に設置された大綱策定会議。元東京大原子力研究総合センター長の
近藤駿介委員長ら原子力委員5人と専門委員で構成され、今年8月をめどに大綱をつくる。
寄付は所属大学に情報公開請求し、公開対象の過去5年分が判明した。
寄付をしていたのは、青森県に大間原発を建設中の電源開発、茨城・福井両県に原発をもつ日本
原子力発電の電力2社▽日立製作所、日立GEニュークリア・エナジー、三菱重工業の各原発メー
カー▽原子力関連企業・団体でつくる業界団体「日本原子力産業協会」の地方組織である関西、
東北原子力懇談会▽関西電力のグループ会社の原子力エンジニアリング。
このうち山名教授への50万円は、策定会議の専門委員に就任した後の11年2月に関西原子力
懇談会から受けたものだった。
3人は会議で「福島の事故を受けて安全対策は随分とられて
いる」「高速炉は魅力。開発は続けるべきだ」などと発言している。
寄付は研究助成が名目で奨学寄付とも呼ばれ、企業・団体が研究者を指定して大学の口座に振り
込む。教授側は使い道を大学に申告し、一部は大学の会計に入ることもあるが、企業・団体へ
の報告義務はない。企業・団体からの受託研究費などと比べ、研究
者が扱いやすい資金とされる。
原子力委は業界からの金銭支援について委員らから申告させて
いない。(大谷聡、二階堂祐介)
寄付を受けていた3教授
田中知・東京大教授 計400万円
(電源開発100万、日立製作所120万、日立GEニュークリア・エナジー〈日立GE〉180万)
「研究のために受けている。寄付で、策定会議などでの発言が影響されては
いけないという意識がかえって高まる
山口彰・大阪大教授 計824万円
(日本原子力発電250万、三菱重工業200万、関西原子力懇談会124万、原子力エンジニアリング
250万)
「寄付は研究のために使用している。会議では個人の立場で、自分なりに厳しいことも発言している」
山名元・京都大教授 計615万円
(日立GE180万、関西原子力懇談会400万、東北原子力懇談会35万)
「原子力を前に進めるための寄付なら受ける。癒着ではない。良い原子力のためには
業界との協力は必要だ」
3教授に寄付していた企業・団体の話
●日本原子力発電 奨学寄付金の制度にのっとってやっている。山口教授は大学で就職を担当して
いた当時に支援を始めた。
●電源開発 田中教授に寄付した当時は学生の電力業界離れが起きており、理解促進のためだっ」
た。
●三菱重工業 専門性を持った研究成果が当社の技術開発につながり、我が国の原子力産業の
技術力の向上につながる。
●日立GEニュークリア・エナジー 社内でテーマを決めて出している。原子力委にいる教授を意識
しているわけではない。
●原子力エンジニアリング 原子力技術の一層の向上と人材育成に寄与するため、企業の社会的
貢献の一環として寄付した。
●関西原子力懇談会 専門性への助成であって、政策的なことは考えていない。福島の事故後も
総額を含め大きな変更はない。
●東北原子力懇談会 山名教授の研究方針に同意したため出したが、これまでに寄付したのはこの
1件だけだ。
※日立GEは日立製作所と米国のゼネラル・エレクトリックが07年に設立。原子力エンジニアリング
の業務は原発の保守
〈原子力委員会〉 1956年に「国の原子力政策を計画的に遂行するため」として原子力基本法に
基づき設置された。原子力の研究、開発、利用の基本方針となる国の原子力政策大綱をつくる。
原子力委員は国会の同意を経て首相が任命する。
同じく内閣府にある原子力安全委員会は78年、原子力委から安全規制
の役割を切り離すかたちで発足した。安全委員は元東大教授の
班目(まだらめ)春樹委員長ら5人。省庁や電力会社に指示・
勧告する権限を持つが、班目氏を含む安全委員2人と、その下
の審査委員84人のうち22人が、原発関連の企業・団体から
過去5年に計約8500万円の寄付を受けたことが朝日新聞の
調査で明らかになっている。
金子勝氏ツイッター
まだまだ出てくる原発マネーのバラマキです。原発立地自治体に電力会社
が出した寄付金総額が1600億円以上に及ぶことが明らかに原子力
委員会の新大綱策定会議には利益相反の立地自治体しか参加してお
らず被害が及ぶ周辺自治体の代表がいません


http://www.asahi.com/national/update/0713/SEB201107130078.html?ref=reca


原発関連の工事4億円受注 玄海町議の次男の会社


九州電力玄海原子力発電所の地元、佐賀県玄海町の町議会原子力対策特別委員長、中山昭和(てるかず)議員(66)の次男が経営する建設会社・中山組(玄海町)が、過去4年間に原発立地に伴う交付金関連工事を計12件、4億227万円受注していたことがわかった。
 中山組から提出され、佐賀県に保管されている2005~09年度の工事経歴書によると、交付金関連工事の受注額は05年度はゼロ、06、07年度は岸本英雄町長の弟が経営する岸本組(唐津市)の下請けとしてそれぞれ6846万円(1件)、4105万円(1件)、08年度は町発注と岸本組の下請けが計3件、8297万円だった。ところが、09年度は町発注の7件、2億979万円にのぼり、受注額全体の59%を占めた。中山氏は09年10月に原子力対策特別委員長に就任した。
 法人登記簿謄本によると、中山氏は町議に初当選する前年の00年12月まで中山組の社長を務めていた。現在は中山氏の次男が社長、妻と長男が取締役に名を連ねる。

玄海町長の弟の建設会社、九電から54億円受注


 九州電力玄海原子力発電所がある佐賀県玄海町の岸本英雄町長の実弟が社長を務める建設会社「岸本組」(本社・同県唐津市)が、1994~2009年度(決算期は5月~翌年4月)の16年間に九電から少なくとも約54億円分の工事を受注していたことが分かった。玄海原発2、3号機の運転再開問題で、九電は玄海町長の同意を再開への条件の一つとしていた。
 佐賀県に提出された岸本組の工事経歴書によると、16年間に玄海原発内の建設や修繕で約54億円分の工事を九電から受注。同じ期間に、電源立地地域対策交付金や県核燃料サイクル補助金など電源三法交付金を利用した町発注工事も約23億7千万円分受注している。
 09年度の岸本組の売り上げは約41億5千万円。うち約1億6230万円(3.9%)が九電発注、約4億4990万円(10.8%)が同交付金を使った町発注の工事だった。
 岸本町長は岸本組の専務から県議を経て2006年8月に町長就任。以降、岸本組の年間売上高は20億~50億円台を推移している。
 岸本町長の資産報告書によると、町長は岸本組の7520株を保有し、09年度の保有割合は12.5%で第3位の株主。町長によると、町長就任以降、計約1千万円の株の売却益を得たという。
 岸本町長は取材に「九電からの受注額も、町からの受注額も町長就任以降、増えていない。やましいところは全くない。岸本組の株は今、無配当だ」と語った。




2012年2月6日月曜日

2号機の高温状態:コピペ

http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012020601002472.html


2号機の高温状態続く 福島第1原発

 東京電力福島第1原発2号機の原子炉圧力容器底部の温度が上昇している問題で東電は6日、注水量を増やしたが、依然70度前後の状態が続いていると発表した。東電は「炉全体としては十分冷やせている」としている。
原子炉の冷温停止状態は、誤差を含めおおむね80度以下に保つことが条件。今回の事態について国は、「上昇しているのは圧力容器内の同じ高さにある三つの温度計のうちの一つだけ」として、80度を超えても冷温停止状態に影響しないとの見方を示した。

金子勝氏ツィーター


2号機の内視鏡では水が想定より低かったですが、今度は原子炉の温度がこの4日間で20度以上上がり、70度を超えました。水を大量に入れれば、地下水が溢れ出す危険性があり、注水量が足りなければ、水温が上昇。どこが事故収束なんでしょうか。 
2時間前 webから



http://www.news-postseven.com/archives/20110616_23285.html


アレバ社への原発汚染水処理費用531億円 前払いの可能性も

2011.06.16 07:00
福島第一原発の事故を受けて、脱原発に向けた動きが加速している。だが、いざ脱原発に舵を切ってみれば、その先には長期間に渡って莫大な費用を必要とする「脱原発ビジネス」が浮上してくる。見方を変えれば福島第一原発の事故処理はそれ自体が、“巨大ビジネス”なのだ。
作業員派遣業、原子炉解体など様々なカネが動くが、その中でも多額の必要とされたの放射性物質の除去だ。一体どれだけの金が動くのか、ジャーナリスト、伊藤博敏氏がレポートする。
* * *
世界有数の原発メーカーである仏国営企業のアレバのアンヌ・ローベルジョン最高経営責任者(CEO)は、3月31日のサルコジ大統領の訪日と同じタイミングで来日し、廃炉を視野に入れた「事故後ビジネス」を売り込んだ。柔らかな物腰のなかにも意思の強さを漲らせたローベルジョンCEOは、いち早く、高濃度放射性物質による汚染水処理事業の契約を東電と結んだ。
物議をかもしたのは、その契約内容である。4月27日、衆院決算行政監視委員会で、自民党の村上誠一郎代議士が「(放射性物質の除去は)1トンにつき2億円かかるというが、実際にはいくらか」と、質問。
東電役員は「金額はわからない」と答えたが、もしその金額なら25万トンで50兆円。国家予算の1年分にも匹敵する額であり、国民の度肝を抜いた。
反応に驚いた東電は、5月27日、「処理総額531億円」という試算結果を発表、沈静化に躍起となった。
だが、この額だけでは収まらない。アレバが汚染水を処理する「凝集沈殿法」では、汚染水は海水と放射性物質を含む泥に分離されるのだが、531億円のなかには、この高濃度汚染泥の処理費用は含まれていない。
いずれその泥を処理する段階で、また東電はアレバに頼ることになり、相当、高額な請求となりそうだ。つまり処理方法を考えれば、531億円はアレバにとってほんの前払い金に過ぎない可能性が高いのである。
※SAPIO 2011年6月29日号

「廃炉と除染で今後何十年も食える」原発関係者が漏らす本音

2012.02.03 07:00

福島第一原発事故の発生以降、原発を巡ってはさまざまな対策を講じる必要が出てきた。廃炉、除染でも、そして再稼働でも儲ける――原発ビジネスはすでに“逆回転”が始まっている。その実情をジャーナリストの伊藤博敏氏が報告する。
* * *
原子力ビジネスの担い手たちは、既に、「逆回転」への準備を進めている。関連企業に天下った東電OBが明かす。
「最終処分場探しは、30年近くを費やしても、これまでできなかった。政府も東電も、最終的には福島しかないと思っている。原発周辺地を買い上げ、そこに処分場をつくる。最適なのは第二原発だ。第一原発同様、廃炉にするしかないし、岩盤が浅くて工事が容易で、地元の理解が得やすい」
福島第二原発は、双葉郡の富岡町と楢葉町にまたがる。ここは、旧動燃が行なった候補地選定作業で、全国88か所の「適正地区」に選ばれた経緯があるし、09年には草野孝楢葉町長が「処分場受け入れ」を表明、その後、撤回したものの意欲はある。
原発は「逆回転」を始めた。“夢”を諦め、現実に立ち返り、廃炉や除染といった後ろ向きの事業に注力しなければならない。一見、原子力ビジネスに将来はない、と思わせる。だが、そうではない。「逆回転」が新たなビジネスチャンスを生み、原発で儲けた連中が、廃炉、除染、最終処分場などでも儲けている。例えば、今、原発で何が起きているか。東電関係者が話す。
再稼働へ向けて、“完璧な原発”にすべく準備を進めています。それはストレステストで求められる以上の厳しさで、『想定外』という言葉を使わなくて済むように、橋が破壊、道路が分断、全電源が落ちても、非常用電源を確保するなどして原子炉を損傷なく止められる体制を確立しようとしています。
そのために費用を惜しまない。原子炉内の圧力が高くて、注水できないトラブルがありましたが、どんな圧力にも負けない給水ポンプを数百億円かけて開発、配置するつもりです」
にわかには信じ難い感覚だが(東電広報部は「あらゆる事故を想定、対応するつもりです」と回答)それで潤うのは原発メーカーである。事実、東芝、日立製作所、三菱重工業の原発3社は、事故後、「フクシマを体験した」ということで海外受注が堅調。しかも、前述のような各種安全対策も受注できる
ゼネコン各社もそうだ。全国の原子炉建屋は、鹿島(24基)、大林組(11基)、大成建設(10基)の順に受注しているが、この3社は、内閣府から福島県内12市町村の除染モデル事業を委託された日本原子力研究開発機構から再委託を受けた。
同機構は旧動燃の流れをくみ、カネ食い虫となった「もんじゅ」を運営する。つまり、原発推進の“仲間”が、「放射能に習熟」していることを理由に事業を受注しているのだ。しかも今回はモデル事業で119億円だが、
今後、数兆円に達する除染作業の中核を担うことになり最終的には原発建設で潤った双葉郡内の末端の企業に、再度、仕事を分け与える。
「廃炉と除染で、今後、何十年も食える」
こう本音を漏らす原発関係者が少なくないのは、その具体的な流れが見え始めたからだ。 制御できない原発は、推進の時も撤退の時もそのリスクゆえに関わった地域、企業、人に多大な富をもたらす。
だが、国民には電力の不安定、電力価格の高騰、放射能汚染と
いった“負の遺産”を残すだけなのである。
※SAPIO2012年2月1・8日号

金子勝氏ツイッター
まだまだ出てくる原発マネーのバラマキです。原発立地自治体に電力会社が出した寄付金総額が1600億円以上に及ぶことが明らかに原子力委員会の新大綱策定会議には利益相反の立地自治体しか参加しておらず被害が及ぶ周辺自治体の代表がいません

高い燃料費は、地域独占のせいですか?: 電力会社の電気料金

東電の電気代値上げについて、「人件費・広告費の削減ぐらいでは、簡単に相殺されるものではない。原発を停めることで、燃料費が跳ね上がるから、値上げはやむをえないのだ」と言われれば、、「いくら円高とはいえ、原油が高騰しているんだから、やむを得ない」 と素直に納得してしまう人も、世の中には、いるだろう。

しかし、「シェールガスの増産で、LNGの価格が世界的に非常に低下しているのに、どうして東電は石油価格の高騰ばかりを理由にするんだろう」と不思議に思っている人も、少なくないはずだ。

以下のロイターの記事を読めば、電力会社の算定する燃料費が、なぜ馬鹿のように高く見積もられているか、その理由がよくわかる。

要するにかつては、石油の価格が安かったし、国内に指標となる天然ガスの市場がなかったために、天然ガスの値決め基準に、原油の輸入価格連動方式を採用してきた。それゆえに、世界の天然ガスの価格下落の恩恵を、日本だけは浴することができないのだという。


つまり、電力会社は地域独占で、コスト削減意識が希薄なため、全く企業努力を行わず、ずっと高いLNGガスを購入し続けてきたのだという。


一体石油の価格が安かった時代とは何十年前の話か?原油の価格が沸騰し、アメリカもヨーロッパも中国も、石油や原発には依存できないと、シェールガスに目をつけ、その市場を着々と開拓している間、日本の電力関係者は原発を増やして私腹を肥やすことだけに血道を上げ、燃料調達の努力を全く怠ってきた怠慢な電力会社のおかげで、高いつけを回されてきたということなのである。


電力会社などに任せておいては、国民は膨大なつけを回され、企業も個人も彼らの犠牲になるだけである。未だに赤いガスに抵抗感を示している財界首脳もいるそうであるが、くだらないことにこだわらず、韓国が、EUがしているように、日本も海外との交渉をきちんとやって、できるだけ安い燃料を調達するための方途を、政府が一丸となって一刻も早くみつけるべきなのではないのか。


それにつけても、電力会社の地域独占の弊害がどれほど多大であるかを、我々はもっと知らされる必要がある。



シェールガス増産で米LNG安価に、日本の輸入価格引き下げ急務

2012年 02月 6日 08:46 JST
 
[東京 6日 ロイター] 米国で新型ガス、シェールガスの増産が進み、天然ガスの価格下落が進む中、韓国ガス公社(KOGAS)(036460.KS: 株価企業情報レポート)が1月末に安価な米国産の液化天然ガス(LNG)を20年間の長期にわたり調達する契約を結んだ。日本のLNG調達価格は国際的にも割高で、調達先の多様化や資源外交を含めた抜本的な対応が急務となっている。
<シェールガス増産で米天然ガス価格は2年で半値以下、カタール産LNG余剰に>
米国では、地中の岩盤層から産出されるシェールガスの増産が急ピッチで進んでいる。米エネルギー省は1月、米国が2016年にLNGの純輸出国になるという予測を発表した。大増産を背景に米国の天然ガスの市場価格は過去2年間で半値以下に急落しており、現在100万BTU(英国熱量単位)当たり2.5ドル前後と、日本のLNG輸入価格と比べた場合8割も安くなっている。
このため米国は、同国向け需要をあてにしてLNG増産を進めてきたカタール産LNGの輸入が事実上不要となった。当初、カタール産LNGの受け入れ拠点を目指していたルイジアナ州サビーヌパスの輸入基地は、米国産ガスの輸出拠点に転換され、韓国ガス公社と契約した。契約価格は米国の市場価格に連動し、100万BTU(英国熱量単位)当たり4─5ドルと日本の3分の1程度とみられる。
<31年ぶり貿易赤字の裏に割高なLNG調達価格>
米国の増産により余剰となったカタール産LNGは、欧州などに転売されている。この結果、欧州はロシアとの天然ガス価格交渉で強気になり、世界的に天然ガスの価格低下が進んでいる。
これに対し、日本のLNG輸入価格は100万BTU当たり16ドル前後と世界で最も割高な水準だかつて原油価格が安かったことと、日本には指標となる天然ガスの市場がなかったことなどから日本では値決め基準に原油の輸入価格連動方式を採用してきた。現在のように原油価格が中東情勢の緊迫で高止まりしていると、世界的な天然ガス価格の需給緩和による価格下落の恩恵を享受できない。
2011年に日本の貿易収支が31年ぶりに赤字に転落した要因として、原子力発電所の稼働停止に伴いLNGの輸入量が前年比12%と急増したためと説明されることが多い。しかし電力・ガス会社が地域独占を背景にコスト削減意識が希薄なため、割高な価格でLNGを輸入し続けてた事実も見逃せない。  
<中国のシェールガス採掘で東アジアのエネルギー地図一変、パイプライン輸入に検討余地>
日本は国内原発の再稼働時期のめどが立たず、LNGの輸入増は避けれられない。輸入コスト抑制のため、調達先の多様化や契約価格の見直しが必要だ。特に安価な北米産LNGの調達は急務だ。三菱商事(8058.T: 株価ニュースレポート)が東京ガス(9531.T: 株価ニュースレポート)などと共同でカナダ産シェールガスをLNGに加工して日本などアジアへ輸出するプロジェクトなどが動き始めており、同様の取り組みが拡大することが期待される。
また東アジアのエネルギー供給体制は大きく変わりつつあり、パイプラインによるロシアなどからの天然ガス調達も検討の余地がある。中国はトルクメニスタンの天然ガスをパイプラインで輸入しており、その価格(100万BTU当たり10ドル前後)を基準として、ロシア産天然ガスの輸入では強気の値引き要求をつきつけて交渉している。中国はシェールガスも米国を上回る可採埋蔵量があるとされ(米エネルギー省試算)、昨年に英蘭資源大手ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L: 株価企業情報レポート)が採掘に成功したのを契機に大規模な増産を進める予定。
中国のガス調達力強化で、ロシアは売り手確保に躍起になっており、北朝鮮を経由した韓国向けパイプラインの敷設計画を急ぐ。日本は財界首脳がかつて「赤いガスはいらない」としてサハリン産ガスの輸入に難色を示すなど、ロシア産エネルギーへの依存度を高めることを警戒する向きが多いが、国益を考えれば「メンツを捨てなければいけない」(石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の石井彰特別顧問)との見方もある。
(ロイターニュース 竹本能文:編集 山川薫)

2012年2月5日日曜日

東電救済の言論封殺や被ばくリスク基準の緩和、いいの?: コピペ

金子勝氏ツイッターより
東電救済のため校庭安全基準や新たな食品安全基準を緩和させることに夢中な原子力ムラは拠り所がなくなり必死。1980年代後半、ICRPが政治的な判断で、被ばくでガンになるリスクを実際の半分に減らしていた事実を暴いたNHK番組に言論封殺に動く。 
2月3日 webから

140億円の税金を使う公共研究機関であるはずの放医研は、cancer researchやcarcinogenesisという欧米トップジャーナルの論文をHPで無署名で貶めようとする政治機関に堕落。まだ掲載したまま。彼らが子どもの未来を奪う。 
2月3日 webから

被ばく基準緩和 NHK番組 原発推進団体が抗議

NHKが昨年末、国際的な低線量被ばくのリスク基準が政治的な判断で低く設定されたという内容の番組を放映したことに対し、原子力発電推進を訴える複数団体のメンバーらが「(番組内容には)誤りや論拠が不明な点、不都合な事実の隠蔽(いんぺい)がある」として、NHKに抗議文を送っていたことが分かった。 
団体側はNHKに先月末までの回答を求めていた。NHKの広報担当は「番組内容に問題はないと考えているが、(抗議には)誠実に対応させていただく」としている。
抗議文は外務省の初代原子力課長、金子熊夫氏が会長を務める「エネルギー戦略研究会」、東京電力出身の宅間正夫氏が会長の「日本原子力学会シニア・ネットワーク連絡会」、元日立製作所社員の林勉氏が代表幹事の「エネルギー問題に発言する会」の三団体が作成、提出した。
番組は昨年十二月二十八日に放送された「追跡!真相ファイル 低線量被ばく 揺れる国際基準」。国際放射線防護委員会(ICRP)が被ばくによる発がんリスクの基準設定を政治的な判断で低くしたという趣旨を同委員会メンバーへの取材を交えて報じた。
これに対し、団体側は「インタビューの日本語訳が意図的にすり替えられている」「政治的圧力で(被ばく)規制値を緩和したかのような論旨だが、論拠が不明確」などと指摘し、調査を求めた。
三団体は過去にも報道機関に「原子力は危ないという前提で、編集している」といった抗議活動をしてきたが、東京電力福島第一原発事故後では今回が初めての行動だという。
原爆の影響調査に携わってきた沢田昭二名古屋大名誉教授は「番組の内容は正確。日本語訳もおおむね問題はなかった。重要な情報を伝える良い番組だった」と話している。

金子勝氏ツイッターより

厚生省が、食品の放射性物質の測定器について、これまで基準値の1/10まで測ることを求めていたのに、1/4でいいと精度を大幅に下げる「改悪」案をこっそり出していた。これでは、今の機械でも100ベクレル/kgまで測れることになってしまいます。 
2月4日

金子勝氏ツイッターより
東電救済のため校庭安全基準や新たな食品安全基準を緩和させることに夢中な原子力ムラは拠り所がなくなり必死。1980年代後半、ICRPが政治的な判断で、被ばくでガンになるリスクを実際の半分に減らしていた事実を暴いたNHK番組に言論封殺に動く。 
2月3日 webから

140億円の税金を使う公共研究機関であるはずの放医研は、cancer researchやcarcinogenesisという欧米トップジャーナルの論文をHPで無署名で貶めようとする政治機関に堕落。まだ掲載したまま。彼らが子どもの未来を奪う。 
2月3日 webから

被ばく基準緩和 NHK番組 原発推進団体が抗議

NHKが昨年末、国際的な低線量被ばくのリスク基準が政治的な判断で低く設定されたという内容の番組を放映したことに対し、原子力発電推進を訴える複数団体のメンバーらが「(番組内容には)誤りや論拠が不明な点、不都合な事実の隠蔽(いんぺい)がある」として、NHKに抗議文を送っていたことが分かった。 
団体側はNHKに先月末までの回答を求めていた。NHKの広報担当は「番組内容に問題はないと考えているが、(抗議には)誠実に対応させていただく」としている。
抗議文は外務省の初代原子力課長、金子熊夫氏が会長を務める「エネルギー戦略研究会」、東京電力出身の宅間正夫氏が会長の「日本原子力学会シニア・ネットワーク連絡会」、元日立製作所社員の林勉氏が代表幹事の「エネルギー問題に発言する会」の三団体が作成、提出した。
番組は昨年十二月二十八日に放送された「追跡!真相ファイル 低線量被ばく 揺れる国際基準」。国際放射線防護委員会(ICRP)が被ばくによる発がんリスクの基準設定を政治的な判断で低くしたという趣旨を同委員会メンバーへの取材を交えて報じた。
これに対し、団体側は「インタビューの日本語訳が意図的にすり替えられている」「政治的圧力で(被ばく)規制値を緩和したかのような論旨だが、論拠が不明確」などと指摘し、調査を求めた。
三団体は過去にも報道機関に「原子力は危ないという前提で、編集している」といった抗議活動をしてきたが、東京電力福島第一原発事故後では今回が初めての行動だという。
原爆の影響調査に携わってきた沢田昭二名古屋大名誉教授は「番組の内容は正確。日本語訳もおおむね問題はなかった。重要な情報を伝える良い番組だった」と話している。

金子勝氏ツイッターより

厚生省が、食品の放射性物質の測定器について、これまで基準値の1/10まで測ることを求めていたのに、1/4でいいと精度を大幅に下げる「改悪」案をこっそり出していた。これでは、今の機械でも100ベクレル/kgまで測れることになってしまいます。 
2月4日