2012年1月23日月曜日

嘘をつくにも限度がありませんか?:シロアリ駆除すらやらないで。。

野田総理はかつて「マニフェストに書いてあることをやり、それ以外のことはやらないのがルール」

とかつて大演説を行い、自分たちは消費税増税ではなく、シロアリ駆除をやるといった。しかし、駆

除どころか、今はシロアリのいいなりで、増税することしか念頭にないようだ。

エダりんは官房長官当時、今年の3月フクイチで、未曽有の放射能汚染が拡散し、一方では東電

社長が被曝を恐れ、海江田経産大臣に東電社員のフクイチからの撤退を要請しているような最中

に、スピーディなど重要な情報を隠し、会議の議事録も残さず、被災者に対して再三再四『ただちに人体、健康に害が無い』と言い続けた。


 そして、また今日は毎日新聞が、昨夏、政府関係者は、10年前の猛暑の想定で計算をしても電力に6%もの余裕があることを知りながら、それを隠して「電力不足、電力不足」と連日喧しくメディアに報道させ、猛暑の中、企業と国民に節電を迫っていたことを明らかにした。電力不足はもちろん、原発の再稼働の必要性を正当化するための最も好都合な理由にされてきたことは、今更ここで繰り返すまでもない。


数日前、枝野経産大臣は、19日、WSJのインタビューで、今夏の電力不足について、原発の再稼働なしで、今年の夏を乗り越えることは難しいと述べたらしいが、これも真偽の程はわかったものではない。これだけ多くの情報隠しと嘘で何かもが、塗り固められれば、もはや政府の言うことを信じろと言う方が無理である。


日本国民は、悪知恵しか働かせることのできない政治家や中央官僚が考えるほど、馬鹿ではない。

以下、毎日新聞ウェブニュース、WSJ、現代ビジネスの記事の抜粋を転載する。

http://mainichi.jp/select/science/news/20120123ddm001010064000c.html

電力需給:政府今夏試算「6%余裕」伏せる 再生エネ除外、「不足」のみ公表

 ◇原発再稼働論に影響

 今夏の電力需給について「全国で約1割の不足に陥る」と公表した昨夏の政府試算について「供給不足にはならない」という別の未公表のシナリオが政府内に存在したことが、分かった。公表した試算は、再生可能エネルギーをほとんど計上しないなど実態を無視した部分が目立つ。現在、原発は54基中49基が停止し、残りの5基も定期検査が控えているため、再稼働がなければ原発ゼロで夏を迎える。関係者からは「供給力を過小評価し、原発再稼働の必要性を強調している」と批判の声が上がっている。(3面に「この国と原発」)
 公表された試算は、東京電力福島第1原発事故を受け、エネルギー戦略を見直している政府のエネルギー・環境会議が昨年7月にまとめた。過去最高の猛暑だった10年夏の需要と全原発停止という想定で、需要ピーク時に9・2%の供給不足になると試算した。
この試算とは別に、菅直人首相(当時)が昨年6月下旬、国家戦略室に置いた総理補佐チームに、電力需給の実態把握を指示。経済産業省に対して、発電所ごとの設備容量・稼働可能性、地域ごとの再生可能エネルギーの稼働状況など、試算の根拠データの提出を求め、再試算させた。
 その結果、現在の法律に基づいて電力会社が調達できる再生可能エネルギー容量は759万キロワット(原発約7基分)あったのに、公表された試算は供給ゼロだった。また、一部火力発電所で定期検査による稼働停止時期を猛暑の8月に設定したり、大口契約者への格安電気料金と引き換えに需給逼迫(ひっぱく)時の利用削減を義務づける「需給調整契約」による削減見込みもゼロとしていた。夜間の余剰電力を昼間に利用する「揚水発電」の供給力も低めに設定されていた。
 再生可能エネルギーによる電力供給などを盛り込むシナリオで計算し直すと、電力使用制限令を発動しなくても最大6・0%の余裕があった。再試算は昨年8月にまとまり、菅首相に報告されたが、公開されなかった。
 国家戦略室で同会議を担当する日下部聡・内閣審議官は「国の政策を決定する過程で、後になって『足りませんでした』とは言えない。慎重に堅い数値をまとめた。供給不足を導く意図はなく、昨年11月に公表した対応策で、再生可能エネルギーや火力発電の増強を必要な取り組みに挙げた」と説明する。一方、国家戦略室の総理補佐チームで再試算に携わった梶山恵司・富士通総研主任研究員は「電力会社の言い分をまとめた極端な前提に基づく試算。その数字が、原発再
稼働を容認する政治家らの発言にもつながった。再試算は菅政権末期の混乱で公表できなかったのではないか」と問題視している。【永山悦子】
毎日新聞 2012年1月23日 東京朝刊


http://jp.wsj.com/japanrealtime/2012/01/19/%E6%94%BF%E5%BA%9C%E3%81%AF%E5%A4%8F%E3%81%AE%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E4%B8%8D%E8%B6%B3%E5%AF%BE%E7%AD%96%E3%82%92%E6%A4%9C%E8%A8%8E%EF%BC%9D%E6%9E%9D%E9%87%8E%E7%B5%8C%E7%94%A3%E7%9B%B8/


政府は夏の電力不足対策を検討=枝野経産相


枝野幸男経済産業相は19日、原発が再稼働できない場合、今年夏に予想される電力不足に対し、政府が対策を検討していることを明らかにした。
経産相はウォール・ストリート・ジャーナル/ダウ・ジョーンズ経済通信とのインタビューで、この夏「(原発なしで乗り切るのは)大変困難だと思う」と指摘。「新たな供給で増やせるものは最大限増やすなど、影響を最小限にする」方策を見つけることが必要になるとの認識を示した。
節電が電力不足には最も効率的な方法だとし、電力不足対策を準備するには時間がかなりあると述べた。
東京電力の企業向け電気料金の値上げについては、経済に「一定の影響がある」と述べた。しかし、電力料金の値上げは原油価格の影響も一因であるため、経済に与える影響は電力料金の値上げよりも原油価格動向のほうが大きいと指摘した。
政府が家庭用の電気料金の値上げについて東電と交渉しているとする報道については、否定した上で、それには十分な経営合理化がされることが前提になるとの考えを示した。

                                   2012年1月23日
現代ビジネス ニュースの深層

「マニフェストは命懸けで実行。書いてないことはやらない」「シロアリを退治しないで増税はおかしい」ーー今の首相に聞かせたい野田佳彦の「名演説」
                                     高橋洋一


先週インターネットである動画が話題になった。野田総理の政権交代選挙となる2009年8月の衆院選の街頭応援演説だ。次をクリックすればYOUTUBEがみられる。http://www.youtube.com/embed/y-oG4PEPeGo
マニフェスト、イギリスではじまりました。ルールがあるんです。書いてあることは命懸けで実行する。書いてないことはやらないんです。それがルールです」ではじまり、
「消費税1%分は、二兆五千億円です。十二兆六千億円ということは、消費税5%ということです。消費税5%分のみなさんの税金に、天下り法人がぶら下がってるんです。シロアリがたかってるんです。それなのに、シロアリ退治しないで、今度は消費税引き上げるんですか?
 消費税の税収が二十兆円になるなら、またシロアリがたかるかもしれません。鳩山さんが四年間消費税を引き上げないといったのは、そこなんです。シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしいんです」と明言している。
 シロアリのところは、政権交代直前の2009年7月14日、麻生内閣の不信任決議案の賛成討論でも同じ話をしている。衆議院のビデオライブラリーは残念ながら2010年からなので、この箇所はないが、テレビ動画はないのだろうか。消費税増税のキャンペーンを張っているマスコミは出しにくいのだろうか。ネットは別なので、冒頭のURLをクリックすれば動画が見られる。

都市再生機構など大物天下り先は温存

 シロアリは退治できたのか。まったくしていない。天下りは、政権交代直後に「現役出向」などという、かつての民主党だったら「裏下り」と批判すべきモノを天下りでないと正当化してしまった。この制度はもともと入省直後の若い人を対象として民間などへ武者修行に出す制度で、定年間近の人を「天下り」させるものでない。
 シロアリの巣も退治していない。20日、独立行政法人改革を閣議決定した。現在102ある独法を65に再編するというが、これこそ数合わせだ。肝心要の予算がいくらカットできるかが書いていないし、聞いてもわからない。
 個別に見ても、民営化すべき都市再生機構などの大物独法も引き続き天下り先として温存する。日本貿易保険も民営化しないで、全額政府出資法人とし焼け太りになっている。各省が好き勝手放題なのは、財務省が身を切っていないからだ。酒類総合研究所は廃止というが、国に戻すのだ。財政状況が大変といいながら、身内には甘い財務省を霞ヶ関各省はよく見ている。
 いずれにしても、シロアリもシロアリの巣もなくなっていない。シロアリ退治はマニフェストに書いてあるが、命がけでやらない。また、20兆円近い税・保険料の増収が期待でき、しかも不公平がなくなる歳入庁はマニフェストに書いてあるが、これも命がけでやらない。聞けば「これからやる」というが、いつまでとはいわないし、これまで政権交代後2年半もたつのに何もやっていない。
 マニフェストに書いていない消費税を上げる。書いていないことはやらないといいながら、やるのは、子どもでもおかしいとわかる。

増税の司令塔の財務省は、保守政治家に対して「増税を逃げないのが国士」とかささやき、籠絡してきた。増税を先に考える保守なんてありえない。シロアリとシロアリの巣の退治という難しいことを避け、増税に逃げ込んでいるだけなのだ。


2012年1月22日日曜日

コスタ・コンコルディア vs. フクイチ原発

イタリアの大型クルーズ船、コスタ・コンコルディア号の海難事故は、日本人乗客も多数いたためか、大きく報道された。マスコミ各社は中国の新幹線隠蔽事故同様、興味本位に船長の無責任な対応ぶりを報道したが、薔薇っ子的には、日本のフクシマ第一の原発災害と一体どこが違うのという印象を持たざるを得ない。

震災後2日めの15日、東電は、フクイチの災害現場から社員の全面撤退を政府に打診したという。それをめぐって、朝日新聞の連載記事に詳細が述べられていたことに反発して、先ごろ東電から、全員撤退とは言っていないという弁明がなされたという。以下、関連記事を転載する。

いずれにしても、社員を撤退させなければならないような深刻な状況であることがわかっていたならば、先に考えるべきは、社員の身の保全などではなく、広範囲にわたる住民の避難と、ヨウ素剤の服用の徹底をも含めた安全確保ではなかったのか。

悠長に、東電本社の高給取りの社員に、誰が読むのかもしれないTEPCOニュースなどをアップさせ、「全員撤退と言ったかどうか」などという次元の低い弁明をやらせている暇があれば、フクシマに出かけていって、どぶさらえの除染ボランティアでもやらせているほうがはるかにましである。

マスメディアには英雄と持ち上げられた吉田所長は、武藤副社長と共に、大津波の危険性が想定される報告が出ていたにもかかわらず、それをまともに取り上げようとはしなかった張本人の一人である。事故調査委員会の中間発表で、その事実が露呈する寸前に、唐突に健康上の理由で船を降り、姿を消してしまったことに対して、誰も不自然さを感じないのだろうか。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120118-OYT1T00049.htm?from=main1


「船を離れた、沈みそうだから」と携帯で伊船長


【ローマ=末続哲也】イタリア中部ジリオ島沖で大型クルーズ船「コスタ・コンコルディア号」が座礁、浸水した事故は、通常航路を大きく外れて同島に異常接近した際に起き、17日までに11人が死亡、多数が行方不明となっている。
 日本人乗客43人も命からがら難を逃れた。危険な航路を選び、避難誘導よりも自身の脱出を優先させたフランチェスコ・スケッティーノ船長(52)による悪質な「人災」の疑いが濃厚になってきた。
 ◆救助放棄?
 「船を離れた。船が沈みそうだから」。伊メディアによると、同船長は、ほぼ横倒しとなった船を望む島の岩場から、港湾当局者に携帯電話で話していた。事故発生から、わずか約3時間後のことで、船内では乗客多数が救助を待っていた。
 港湾当局の係員が「船に戻ってほしい」「家に帰りたいとでもいうのか」などと迫ると、船長は「大丈夫だ。戻る」と答えていたが、船に戻ることはなかった。
 これに先立ち、船内では衝突時、「ドスン」というごう音が響き、地震のような衝撃が伝わった。レストランの食器が床に落ちて散乱し、停電も起きた。船員は衝撃の直後、機関室に大量の海水が流入した事実を船長に報告していたという。
 ところが、船長は当初、港湾当局と電話で何度も会話しながら、「技術的な問題にすぎない」「停電にすぎない」などと、重大事故の発生を隠そうとするかのような連絡に終始していた。
 乗客らの証言によると、乗員たちも「電気系統のトラブルにすぎない」「船は安全だ」などと繰り返した。船長が乗客らに脱出指示を出したのは事故発生から約1時間後。すでに、船体の傾斜は約20度に達していた。
 初動の遅れは乗客約3200人にパニックをもたらした。救命ボートを下ろす作業が遅れ、待ちきれず海に飛び込む乗客もいた。統率のとれた避難誘導はなく、船体が時間とともに傾く中、一部乗客は船内に取り残され、ヘリコプターで脱出する事態となった。
 ◆事故原因
 地元検察当局は14日、船長を過失致死や、救助作業の途中に船を離れた疑いで拘束し、取り調べを始めた。船長が海外逃亡を考えていた疑いもあるという。
 島に異常接近した理由について伊メディアは、船長が乗員に郷里の島を見せるためだったと伝えている。事故直前、船長室に呼び出された同島出身のウエーター長は「もうすぐ島ですね」と船長らと話したという。
 船長は事故後、「海図にない暗礁があった」と主張したが、この暗礁が海図に記載されていたことも後に確認された。コスタ・クロチエレ社は、船長の「人為的なミス」だと認めている。

【東京電力】「プロメテウスの罠」に反論 「全員撤退の申し入れ事実は無い」

2012年01月15日18時00分


「全員撤退については、考えたことも、申し上げたこともありません。」

東京電力は1月13日、「朝日新聞朝刊連載『プロメテウスの罠』について」と題する「TEPCOニュース」をサイトにアップした。

内容は、「プロメテウスの罠」において、東電清水社長(当時)が、「福島第一原子力発電所から全員撤退したいと申し入れた」という記事に対し、そういう事実はないとするもので、

東電原発事故調査・検証委員会中間報告書での経緯

「全員撤退」については、12月26日に公表された「東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会」の中間報告書において「Ⅲ 災害発生後の組織的対応状況 2)福島原子力発電所事故対策統合本部の設置」でその経緯が報告されている。
「中間報告書」によれば、清水社長は、吉田所長が、状況次第で必要人員を残して退避することも視野に入れていることを武藤副社から聞かされ、
同日15日未明にかけて、寺坂保安院長等に電話をかけ、「2 号機が厳しい状況であり、今後、ますます事態が厳しくなる場合には、退避もあり得ると考えている」旨報告。このとき、清水社長は、プラント制御に必要な人員を残すことを当然の前提としており、あえて「プラント制御に必要な人員を残す」旨明示しなかった。
とする。

つまり、「全員撤退」とは言わなかったし、「プラント制御に必要な人員を残す」とも言わずに、「退避もあり得る」と言ったというが、そのような伝え方があるのだろうか?もしそれが事実なら、東電は「全員撤退」と言った事実は無いと強調するより、「状況次第で必要人員を残して退避する」と言わずに「(状況次第で)退避する」と政府に報告した清水社長に問題があったと認識すべきなのではないのだろうか?

「中間報告書」では、「寺坂保安院長等に電話をかけ」となっていて、枝野幸男官房長官(当時)の名前は挙げていない。
「枝野幸男前官房長官は7日、読売新聞のインタビューで、東京電力福島第一原子力発電所事故後の3月15日未明、東電の清水正孝社長(当時)と電話で話した際、作業員を同原発から全面撤退させたい、との意向を伝えられたと語った。」
(2011年9月8日11時01分 読売新聞 YOMIURI ONLINE)

前首相の東電乗り込み、危急存亡の理由が


枝野幸男前官房長官は7日、読売新聞のインタビューで、東京電力福島第一原子力発電所事故後の3月15日未明、東電の清水正孝社長(当時)と電話で話した際、作業員を同原発から全面撤退させたい、との意向を伝えられたと語った。
 東電関係者は、これまで全面撤退の申し出を否定している。菅前首相や海江田万里前経済産業相は「東電が作業員の撤退を申し出てきた」と説明してきたが、枝野氏は今回、撤退問題に関する具体的な経過を初めて公にした。
 枝野氏は、清水氏の発言について「全面撤退のことだと(政府側の)全員が共有している。そういう言い方だった」と指摘した。
 枝野氏によると、清水氏はまず、海江田氏に撤退を申し出たが拒否され、枝野氏に電話したという。枝野氏らが同原発の吉田昌郎所長や経済産業省原子力安全・保安院など関係機関に見解を求めたところ、吉田氏は「まだ頑張れる」と述べるなど、いずれも撤退は不要との見方を示した。
 菅氏はこの後、清水氏を首相官邸に呼んで問いただしたが、清水氏は今後の対応について明言しなかったという。このため、菅氏は直後に東電本店に乗り込み「撤退などあり得ない」と幹部らに迫った。
 枝野氏は菅氏の対応について「菅内閣への評価はいろいろあり得るが、あの瞬間はあの人が首相で良かった」と評価した。
(2011年9月8日11時01分  読売新聞)





Fukushima Radiation : 堆肥は大丈夫なのでしょうか?

採石場のニュースを聞いて、素人ながらひとつ大変気になることがある。

それは放射線物質の堆肥(compost)への影響である。稲わらや家畜が多い被災地や被災地周辺で作られてきたはずの堆肥や腐葉土は3.11以降全く生産・出荷されていないのだろうかということである。

あるいは、被災地域から震災直後、多くの被災家畜が全国に売りさばかれたようであるが、それらの家畜の排泄物から作られた鶏糞、牛糞、豚糞などの堆肥が、全国各地で生産販売され、それを購入して、農業用に、または個人で家庭用菜園や園芸に利用している消費者もいるのではないだろうか。

枝野氏は東電に賠償させるというが、それはつまるところ、家庭用の電気料金もさらに値上げし、増税をして国民につけを回すから、大丈夫と言っているようなものである。

愚かとしか言えないような政治家と、でたらめな原発官僚と東電、メディアと御用学者が結託して、アメリカの50マイル以内の居住者は退避せよという指示をひたすらこきおろし、原発による被害損益をできるかぎり過少に抑えるだけのために、何ら科学的な根拠もないままに避難区域の線引きを行った、そして、本来ならば、到底そんな所で生業を営んでいては危険極まりない人々を集団疎開させることもせず、故郷に踏みとどまらせ、放射能汚染への不安を口封じさせるための手段として、風評被害だの、復興だの、絆だのという無責任極まりない言葉を踊らせてしまったのである。

ゆえに、農作物、水産物、畜産物の汚染だの、コンクリートの汚染だの、稲わら汚染だの、あらゆる汚染が今なお全国各地にどんどん拡散し続けているだけのことである。

今更何を聞いても驚かないが、震災直後、国民に出すべき情報を隠蔽し続けた内閣の中枢にいた細野氏や枝野氏が今なお何ら責任を取らず、涼しい顔をして大臣職に留まり続けていることに対して、そんな彼らを大臣に任命する野田氏に対して、誰も何ら批判の声すら上げないことに疑問を感じるのは薔薇っ子だけなのだろうか。

代わりになる者がいないからーー、そんな理由だけで、私たちは彼らに高い給料や議員特権を与え続けていていいのだろうか、この厳しい時代に。

http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2012/01/16/fukushima-radiation-in-with-the-bricks/
Fukushima Radiation: In With the Bricks





Fukushima prefecture has become all too familiar with radioactive hot spots since the March 11 disasters overwhelmed the Fukushima Daiichi nuclear plant.

Associated Press
A Japanese official measures radiation levels in Namie, part of the mandatory nuclear exclusion zone, in July.
But the discovery of one particular concentration of radiation in Nihonmatsu, a town in the prefecture where many people displaced after March 11 have sought refuge, has provided an unexpected cause for alarm: In a six-month-old apartment development, unusually high radiation levels were detected not in surrounding air or soil, but inside the building itself.
The reason for the aberration? Rocks used to make the cement for the building’s construction originated from a quarry in the town of Namie, a coastal village that at its closest point is situated as little as five kilometers from the damaged Fukushima Daiichi nuclear plant.
While most of Namie was deserted immediately after the March 11 tsunami set off a nuclear crisis, some life continued in parts of the village further inland, beyond the government’s initial 20-kilometer evacuation perimeter and up to 40 kilometers from the nuclear complex. These inland sections of Namie were included in an expansion of the evacuation zone about six weeks later, a move criticized by many as being late and having left residents at risk of high exposure to spreading radiation.
It was during that six-week period – from March 14 to April 22 – that a giant pile of rocks to be mixed into cement sat in Namie, covered from outdoor elements only by a flimsy roof, according to an official at the government’s Nuclear Emergency Response headquarters on Monday. In that time about 5,200 tons of the rocks were shipped to 19 construction and cement companies. The gravel has since been used in various projects, one of them being the apartment complex in Nihonmatsu. The Ministry of Economy, Trade and Industry said Monday it will investigate exactly where these rocks have been used.
A Nihonmatsu city spokesman said the contamination was discovered when a city-wide survey of children under 18, taken from September to November last year, showed one high school girl had been exposed to 1.62 millisieverts, higher than the annual 1 millisievert level permitted for the general public by the Japanese government in accordance with international safety standards. The cause of the spike was eventually, through subsequent tests, traced back to her home.
The first floor of the three-story building clocked the highest readings, a maximum of 1.24 microsieverts per hour. That would amount to an annual exposure level of about 10.86 millisieverts. Readings in the upper floors were significantly lower, varying from 0.1 to 0.38 microsieverts per hour.
“The amount detected is to be sure higher than other buildings, but it is not an amount where evacuation is warranted,” said Hidekazu Chayama, an official at Nuclear Emergency Response, asked whether there are plans to advise the first-floor residents to relocate. The government’s threshold for forced evacuation of residents is set at 20 millisieverts per year.
All 12 residences in the building, completed in July, are currently occupied. Ten people, including three children, live on the first floor. The Nihonmatsu city spokesman said none of the tenants plan to move as of now, though some have expressed a wish to do so.

マンションと農業用水路で高線量=同じ砕石場の原料コンクリ―福島・二本松

2012年 1月 16日  12:48 JST
福島県二本松市の新築マンション室内で最大毎時1.24マイクロシーベルトの放射線量が測定されていたことが16日、明らかになった。同市の農業用水路で最大1.9マイクロシーベルトが検出されたことも判明。いずれも計画的避難区域にある同県浪江町の砕石場の石が使われ、同市は東京電力福島第1原発事故による放射能汚染が原因とみている。経済産業省は同じ砕石場から出荷された石の流通ルートを調べている。
 二本松市によると、高い放射線量が測定された新築マンションは、昨年7月に完成した鉄筋コンクリート3階建てで、12世帯が入居。基礎部分には、浪江町で砕石した石を原料とするコンクリートが使われた。同市が測定した結果、先月27日に1階室内の床から高さ1メートルで、最大1.16〜1.24マイクロシーベルトと付近の屋外の約2倍の放射線が測定された。2階と3階の室内は0.1〜0.38マイクロシーベルトで低めだったという。
 二本松市は市内の18歳以下の子どもを対象に昨年9〜11月まで実施した積算被ばく量調査で、同マンションに住む子どもの被ばく線量値が最大1.62ミリシーベルトと高かったため、マンションの放射線量を調査した。国の除染基準では年間1ミリシーベルト以上の放射線量が除染対象となっており、市は1階に住む4世帯と協議し、転居を要請する。
 同じ砕石場の石から作られたコンクリートが修復工事に使用された同市大稲場の農業用水路でも今月に入り、修復部分の表面から約1.6〜1.9マイクロシーベルトが検出された。 
[時事通信社]

砕石場は40マイクロシーベルト=コンクリ高線量で調査―福島



福島県二本松市の新築マンションに放射性物質で汚染されたとみられる砕石が使われた問題で、福島県は20日、浪江町の砕石場を調査した結果、最高で毎時40マイクロシーベルトの放射線量を測定したことを明らかにした。県は採取した砕石を分析し、汚染状況を調べる。
 県内の砕石業者などでつくる福島県採石業協会は同日の会合で、出荷する砕石を自主的に測定する方針を申し合わせた。
 対象となったのは「双葉砕石工業」の砕石場。調査には、環境省や日本原子力研究開発機構、県職員らが参加した。約2時間半にわたり、石の採取、保管場所など23カ所で、高さ1メートルの空間線量を測定したほか、33カ所で砕石を採取した。線量が最も高かったのは屋根のない保管場所。屋根のある場所では、最高21マイクロシーベルトだった。 
[時事通信社]

原発事故、最悪シナリオを封印 菅政権「なかったことに」

(01/21 20:17)
 東京電力福島第1原発事故で作業員全員が退避せざるを得なくなった場合、放射性物質の断続的な大量放出が約1年続くとする「最悪シナリオ」を記した文書が昨年3月下旬、当時の菅直人首相ら一握りの政権幹部に首相執務室で示された後、「なかったこと」として封印され、昨年末まで公文書として扱われていなかったことが21日分かった。複数の政府関係者が明らかにした。
 民間の立場で事故を調べている福島原発事故独立検証委員会(委員長・北沢宏一前科学技術振興機構理事長)も、菅氏や当時の首相補佐官だった細野豪志原発事故担当相らの聞き取りを進め経緯を究明。
http://www.shinmai.co.jp/news/20120121/KT120120ETI090005000.html

汚染石の流通 なぜ反省が生かされぬ01月21日(土)

 福島県二本松市の新築マンションの室内で屋外より高い放射線量が測定された。原因はコンクリートの基礎部分に使われた石。原発事故の後に浪江町の砕石場で採取され、放射性物質に汚染されていた可能性が高い。

マンションの住人には、原発の警戒区域から移ってきた人たちもいる。放射線から身を守るために避難した先で、新たに被ばくしてしまう―。気持ちを立て直すのは容易ではないだろう。

県が引っ越し先を探している。きめ細かな支援が求められる。

枝野幸男経済産業相は、東京電力に対し損害賠償を指示する考えという。とともに足元をよく検証してもらわねば困る。コンクリートの原材料業者などの監督は、経産省の所管である。適切に対応していれば、もっと早い段階で被害を食い止められた。

問題の石は、富岡町の業者が3月の原発事故発生後、砕石場が計画的避難区域に設定される4月までの間に出荷した。石は簡易式の屋根だけがかかった屋外か、野ざらしで保管していたという。

国は建築資材について、放射性物質にかかわる出荷基準を設けておらず、出荷制限もしていない。福島県は5月、建材の放射線基準を示すよう国に求めている。国はこの要望を放置していた。

原発事故後、広い地域で牧草や茶葉、野菜などから放射性セシウムが検出されている。屋外にある砕石が汚染されるおそれは、十分に想定できたはずだ。

昨年夏、牛肉の汚染が広がった原因は、えさの稲わらをめぐる農林水産省の注意喚起が徹底されなかったことにある。この反省が生かされなかったのが残念だ。

被害を把握した後の動きも鈍い。経産省は昨年末の時点で、マンション内で高い線量が出ていることを把握していた。調査を始めたのは、年明けの10日ごろ。住民が高線量にさらされていることへの危機感に欠けている。

対応が後手に回ったツケは大きい。業者が建設会社などに出荷した石は5700トン余。県内千カ所近くの工事現場で使われた可能性がある。これとは別に土木、建築材料としても納入されている。

民家の基礎部分や小学校の耐震工事、農業用水路、ゴルフ場などに使われたことが分かっている。高い線量が測定された地点もある。汚染は拡散してしまった。

流通ルートの解明を徹底するほかない。高線量の地域には、ほかにも砕石・採石会社がある。経産省は調査を急いでほしい。




2012年1月21日土曜日

東電さん、社外の取締役を過半数にするって、また天下りですか?

東電は着々と電気料金の値上げの権利を行使し、いよいよ各家庭にも値上げの要請が忍び寄ってくるようである。オオカミ少年の脅し文句のキーワードは、「来年夏の電力不足」だろうか。まことに持って、うんざりさせられる。

日本政府には一刻も早く、電力の自由化を行い、東電から電気を買わなくても、生きていけるような社会を作ってもらいたいものである。

増税と電気料金値上げのダブル収入を得て東電は、ぬくぬくと生き残りを図り、原発再稼働のチャンスを虎視眈々と狙っている。会長も原発所長も罰せられることすらなく、何が悪いといわんばかりの態度で、のうのうと大手を振って生きている。それを政府も、司法もみんな黙認しているのだから、結構な話である。日経や、産経、読売などの大型メディアは、露骨に再稼働を促進するような記事を満載し、今も新聞購読者を洗脳し続けている。

フクイチの災害は、津波で引き起こされた悲劇でも、1人2人の人間のミスで引き起こされた大惨事でもない。したがって東電の技術者が原発の弁の仕組みをきちんと理解し、しかるべき装置に電源を入れ、電源装置を山の上に確保したからといって、そんなもので原発の安全は、保証されない。

安全性を全く無視して経済性しか優先させない電力会社(東電に限ったことではない)経営陣の価値観、トップが責任をとらない無責任体質、隠蔽体質、天下りによる生じる行政との癒着体質、科学者でありながら安全神話の中で安穏とし、甘い汁ばかりを吸ってきた原子力ムラを存続させている、産官学の歪んだシステムが根本的に一掃されない限り、原発災害はまた繰り返されることであろう。

その一方で、幼稚園に待機させておくよりも、良かれと思ってわざわざ混乱の中、子どもたちをバスで安全な場所に避難させようとしたが、不幸にして津波が避難した場所の方に押し寄せ、子どもたちを飲み込んでしまったがために、訴えられている幼稚園経営者もいると聞く。誰が悪いとも言えない、不可抗力としかいえないような悲劇である。もし、幼稚園に待機させてそちらの方に津波が押し寄せていれば、今度は適切な場所に避難させなかったことで、訴えられるのであろうか。

同じ国にあっても、小さい経営基盤のものは厳しく業務上の過失を責め立てられ、巨大なゾンビのような会社の経営陣に対しては、司直の手が全く及ばない、こういう不公平なことがあってよいものだろうか。

毎日新聞によれば、原子力損害賠償支援機構は、今後東電の取締役の過半数を社外から起用するという。今の取締役たちは、我々の税金や高い電気料金から多額の退職金をもらって、悠々自適の一生が保障されるのだろうか。そして、過半数は社外からの起用ということは、さらなる天下りで人員が補填されるというのだろうか。

電力の安定供給を行うと豪語している東電は1月に入ってから停電などトラブル続きである。
たるんでいるのか、停電すれば、どれだけ困った状況になるか、東電のありがたみをちらちら仄めかしているのかは、知るところではないがーー。

以下、迅速かつ的確な情報やメッセージを精力的に発信されている慶大金子勝氏のツィッターからの引用と、家庭用電気料金の値上げ、昨今の東電のトラブルに関するウエブニュースの記事を転載する。

金子勝氏のブログより


東電と支援機構が3月に策定する「総合特別事業計画」の原案では、10年間の国有化で株主責任問わず、原発再稼働に電気料金値上げで黒字化して賠償を支払う予定。福島第2,活断層のある柏崎刈羽、被災した東通も動かすの?電気料金値上げは誰が払うの?
6時間前 webから

国策としての原子力産業推進に「議論なし、批判なし、思想なし」の「三さい主義」がはびこり、自己検証はなく、やがて情報隠しからデータねつ造になっていく。技術者像が壊れる状況に、高木氏は「最悪の事故のようなものが避けられないかもしれない」と警告しています。改めてすごいと思いました。
5時間前 webから



http://mainichi.jp/select/biz/news/20120120dde001020013000c.html

東京電力:家庭向け値上げ、最大10% 支援機構が素案提示
 原子力損害賠償支援機構は20日までに、3月末までに策定する東京電力の「総合特別事業計画」の素案をまとめ、主要取引銀行に提示した。公的資金投入による東電の実質国有化が柱で、収支改善策として最大10%の家庭向け電気料金の値上げなどを想定。金融機関からの融資の調整を進めるが、東電は実質国有化への抵抗感が強いほか、家庭向け電気料金の値上げには認可が必要で、枝野幸男経済産業相は慎重姿勢を崩していない。
 素案は機構が1兆円規模の公的資金を投入し、取引金融機関が1兆円規模の追加融資を実施することが柱で、今後10年間の資金計画を示している。12年夏ごろに家庭向けの電気料金を最大10%引き上げるなどして、収益改善を図ることを想定。10%引き上げが実現すれば、標準的な家庭で月600~700円の値上げになる計算だ。
 また経営監視を強化するため、過半数の取締役を社外から起用、東電を経営陣の人選や報酬を決定する「委員会設置会社」に移行することも検討する。
東電は火力発電の燃料費増大が経営を圧迫。廃炉費用などの負担で債務超過に陥る可能性があるため、金融機関は東電への追加融資の条件として、収支の改善を求めている。
東電は認可不要の企業向け電気料金を4月から平均で17%引き上げることを発表済み。
毎日新聞 2012年1月20日 東京夕刊

http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012011801000838.html

東電、広範囲で瞬間停電 送電施設トラブルで

 17日午後4時10分ごろ、福島県田村市にある東京電力の送電施設でトラブルがあり、関東地方を中心に広い範囲で瞬間的な停電があった。
東電によると、停電があったのは茨城、栃木、群馬など1都7県の供給エリアと、東北の一部。東電福島第1、第2原発や東北電力女川原発の使用済み燃料プール冷却システムなども一時停止した。
トラブルがあったのは、発電所から送られる電力をコントロールする「南いわき開閉所」。電圧が一瞬低下し、すぐに復旧したという。

2012/01/18 05:34   【共同通信】


http://sankei.jp.msn.com/science/news/120117/scn12011723190002-n1.htm


工場生産ストップ、蛍光灯点滅…東電設備トラブルで影響相次ぐ

2012.1.17 23:18
17日午後4時10分ごろ、福島県田村市にある「東京電力南いわき開閉所」の設備でトラブルが発生、北関東などの広範囲で電圧が一時的に低下し、工場のラインが停止するなどの影響が出た。東京電力で原因を調べている。
電圧低下の影響で福島第1原発と第2原発では、使用済みの燃料貯蔵プール冷却や汚染水浄化システムの一部が一時停止した。第1原発の原子炉注水や放射性物質のモニタリングには影響がなく、東京電力では「冷温停止状態に問題はない」としている。
東北電力の女川原発1号機(宮城県)でも午後4時すぎ、使用済み燃料プールを冷却するポンプが43分間停止した。電圧低下の影響とみられる。プールの水温は上昇しなかったという。
家庭や工場でも影響が出た。東京電力群馬支店によると「蛍光灯が点滅した」などとする問い合わせが午後6時半現在で75件以上も相次いだ。
日産自動車栃木工場(栃木県上三川町)では午後4時すぎから2時間近く操業を停止。富士重工業の群馬製作所(群馬県太田市)も、工場管理システムのコンピューターがダウンし、約40分間、生産ラインが止まった。車体塗装ラインにある車は、スクラップにする必要が出るなど影響は大きいという。
東京電力では16日夕にも変電所の設備トラブルに起因したとみられる停電が発生。東京都江戸川区で、約5万9000世帯への電力供給が停止した。

http://www.47news.jp/47topics/e/201888.php

【1月17日現在】
◆福島、電圧低下でプール冷却停止 原子炉注水に影響なし
 東京電力は17日、送電設備で同日午後4時10分ごろにトラブルが起き、電圧が一時的に低下して福島第1原発と第2原発の使用済み燃料プール冷却や、汚染水浄化システムの一部が停止したと発表した。
 第1原発の原子炉注水やモニタリングには影響がなかったが、「冷温停止状態」の維持に不安が残る状況。東電は設備を点検し、復旧を急いでいる。………(2012/01/17 19:20)【共同通信】<記事全文>

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120117-OYT1T00888.htm

福島第一・第二のプール冷却停止…送電トラブル

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17日午後4時10分ごろ、福島県田村市にある東京電力の電力中継基地「南いわき開閉所」でトラブルが発生し、電力供給網の電圧が一時的に低下した
この影響で、東電福島第一と同第二原子力発電所の使用済み核燃料一時貯蔵プールの冷却が停止した。原子炉の冷却や放射線観測装置などは正常に作動しているという。東電は燃料プールの冷却設備の復旧を急ぐとともに、トラブルの原因を調べている。
(2012年1月17日18時20分  読売新聞)

2012年1月19日木曜日

保安院さん、密室会議で安全評価ですか?:ストレステスト

18日、専門家の意見聴取会議が開かれ、保安院は、関電のストレステストの結果を認め、福井県大井原発の再稼働は妥当であるという素案を示したという。

一般市民が傍聴を求めたが、会議は、警察を投入して傍聴希望者を閉めだし、密室の中で行われた。後藤氏ら、心ある2名の専門家の委員は、「傍聴を認めないのはおかしい、密室の場でやるような議論には参加しない」と会合を欠席したという。

以下はこのニュースに関するTBSと朝日新聞のウエブニュース、慶大の金子勝教授のブログを転載する。

ストレステストの妥当性については、これまでこのブログの中でも、何度も議論してきたし、保安院や保安院を支える専門家集団、ストレステストを実施する電力会社の面々が、いかに信頼のおける優秀な集団であるかについて、十二分に語りつくしてきた。

またこのストレステストの結果を最終チェックすることになっているIAEAという組織が、客観的な立場から各国の原発の設置状況を判断するというわけではなく、アメリカやヨーロッパ及びそれに追従する国々の原発については、手放しで歓迎するような原発ありきの国債組織にすぎず、国民の安全や健康という見地から電力会社のストレステストの信頼性や妥当性を抜本的な見地から検証し、客観的な判断を下してくれるような有り難い組織ではないことも、すでにブログの中に記してきた。

このような集団によって、示される原発再稼働のGOサインを誰が認めることができるのだろうか。
しかも、一端再稼働を認めれば、60年の延長が認められるのである。仲間内でかたまって、密室で会議をしなければ、結果も示すことができないようなテストとはいかほどのものなのだろうか。

テストは誰が見ても妥当であるからこそ、実施する意味があるものなのではないのか。ドイツが脱原発に至るまでには、テロや航空機事故があったときに対処できないということがひとつの大きな論点になったと思うが、日本のストレステストはそもそもそういったテスト項目が作られているのだろうか。多分、あの想像力に乏しい既得権益しか眼中にない面々がやることだから、そういった項目は「すべて想定外」になっているに違いない。

もはや安全でも安価でもない原発を再稼働させ、取り返しのつかない災害が発生したとき、電力会社は責任放棄をし、国は何もしてくれないばかりか、むしろそれを口実に国民に重い税を課すのみであるということを、我々はこの10か月間に十二分に思い知らされてきたのではないか。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4930748.html

大飯原発安全評価、傍聴締め出す形に

福井県の大飯原発の安全評価に関する専門家会議が反対派の反発で大混乱となりました。結局、一般傍聴者を締め出す形で会議は行われましたが、出席予定だった委員からも、おかしいとの声が上がっています。

 「ぜひ開かれた議論を行っていただけませんか?」
 「傍聴者の締め出しをやめてください。なぜ密室で議論するのか?

 職員らに押さえられる男性。プラカードには「原子力さようなら」の文字が。18日、原子力安全・保安院が開催した会合は、傍聴を求める人と保安院側が対立。警察が出動するなど大混乱となりました。

 そもそも18日の会合では、大飯原発3・4号機について、安全性は確保できているとした関西電力のストレステストの評価に対し、「妥当だ」との判断を示す予定でした。ストレステストの評価結果について保安院が判断を示すのは、これが初めてです。

 傍聴を認めない保安院に対し、反発する反対派の市民ら。結局、会議は別の部屋に移動し、およそ3時間半遅れで始まりました。

 枝野経産相も緊急会見。

 「こうした場がこうした形で平穏に開催されない状況にあるのは、私の立場から到底容認することはできません」(枝野幸男経産相)

 しかし、騒ぎはこれだけにとどまりません。

 「とんでもないですよ! 私も委員として責任を負っているんです」(委員の1人)

 2人の委員が「傍聴を認めないのはおかしい」として、会合を欠席したのです。

 「密室の中でやるような議論には参加しません」(芝浦工業大学非常勤講師 後藤政志委員)

 保安院は18日の会議をふまえ、結論を来月以降に出したいとし

ています。果たして議論は尽くされたと言えるのでしょうか。
(18日22:58)


大飯原発の耐性「妥当」 保安院素案 意見聴取会は混乱

定期検査で停止した原発を再稼働するための条件とされるストレステスト(耐性評価)について、経済産業省原子力安全・保安院は18日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の1次評価を妥当とする審査結果の素案を専門家の意見聴取会に示した。審査結果を示すのは全原発で初めて。
関電は、東京電力福島第一原発事故後に、電源車の配備などの安全対策をとった結果、大飯原発では想定していた地震の揺れに対する余裕が事故前の1.75倍から1.8倍に、津波は1.6倍が4倍に増えたと評価した。素案では、一部に修正を求めたがおおむね認める内容だった。
意見聴取会には開催前から原発反対を訴える市民らが詰めかけ混乱。約3時間半後に再開した。この間に枝野幸男経産相は2度の臨時会見を開催。「一部の妨害で開催されないことは筋が違う。再稼働を急ぐ気持ちは全くない」とした。

金子勝氏 ブログより


原子力安全・保安院が、関電・大飯原発の2基について「ストレステストの方法は妥当だ」とする評価を今日示す。だから危ない!電力会社・保安院・安全委員会の「やらせ3兄弟」による馴れ合い体質こそが事故を生んだのに、何の反省もなし。壊れた国です。 
17時間前 webから

細野環境大臣は原発40年廃炉が後退、例外規定がどんどん膨らむ。さらに20年延長可。たった1回きりって、60年も動かすつもり?明朝、原子力委員会がありますが、原子力ムラが多数を占め、事務局も原発維持路線で暴走しています。頑張ってみます。 
1月17日 webから